夫婦喧嘩で子供が泣くのは危険信号!?放っておくと問題行動に!

生活

仲のいい夫婦でも、些細なことで喧嘩する事がありますよね。子供に見られて、泣かれてしまい「しまった!」と後悔することがあります。

夫婦喧嘩なんて一つや二つ当たり前。でも、泣く子供への影響は気になりますよね

今回は、夫婦喧嘩を見て泣く子供へもたらす影響や、夫婦喧嘩を見られた時の対応の仕方を解説します。

子供が泣くとこは決して悪いことではありません。様々な状況で涙を流すことで、人として成長しているからです。

ですが、繰り返される夫婦喧嘩を何度も目撃し、心の傷が治らなかった子供は、大人になってからも生きることに難しさを感じ、心の病になることもあります。

子供はとても繊細で傷つきやすいですが、同時に、大きな回復力を持っています。その意味でも、子供の心の傷を癒すことはとても大事です。

 

 

夫婦喧嘩を見た子供が泣くその影響は?トラウマに!?

夫婦喧嘩で子供が泣くと、子供にどんな影響があるのか心配になりますね。夫婦喧嘩を見たストレスが体に、心に、現れることがあります。

それは短期で自然に治る場合が多いですが、長期に及ぶと問題行動として定着してしまいます。

子供のSOSサイン

不安を感じやすくなった 怒りを感じやすくなった 不眠 夜泣き
赤ちゃん返り 頭痛 喉のしこりがある 食欲がない 集中力の低下 思考力低下 発熱

これらの症状は夫婦喧嘩から感じ取った子供のSOSサインです。たかが夫婦喧嘩、大人にとっては「これくらいのこと」と思うような出来事であっても、子供にとっては一大事なのです。

ですから、からだの手当てだけでなく、こころのケアも同時に必要です。心のケアをせず放置してしまうと、一部の子供は、心の傷が残り続けてしまいます。それをトラウマと呼びます。

子供の心に傷が残ってしまうと、その後の子供の人生がとても悲しいものになります。人を攻撃したり、自分を傷つけたりするからです。

そしてそれは、子供本人だけでの問題ではないのです。

あなたや家族、子供の友達やその親まで巻き込み、生涯にわたって大きな被害をもたらす可能性があるのです。

心の傷であるトラウマは子供の「問題行動」として現れます。それでは、問題行動にはどのようなものがあるのでしょうか。

男の子の問題行動は、反抗的な態度になりやすいです。心を守るための防御の現れであることもあります。

女の子は、自分のトラウマに触れないよう、行動だけでなく考えることも避け続けるようになります。

極端に怖がりになったり、感情のコントロールが難しくなることがあります。

男の子に多い問題行動

  • 友達とトラブルばかり
  • 落ち着きがない
  • ゲーム依存・ネット依存
  • 思春期以降:非行、違法薬物の使用

女の子に多い問題行動

  • 極端な怖がり
  • 感情をうまく表せない、制御できない
  • いつも投げやり、否定的
  • ボーッとしていることが多い
  • 不安、うつ、PTSD
  • 自傷、自殺
  • 思春期以降:過食・拒食
  • 青年期以降:アルコール中毒

このような「困った行動」は「困った子」と見られがちですが、子供自身、自分ではどうにもならずに困っているのです。

夫婦喧嘩のあと、子供の様子はどうでしたか?子供のSOSに気づいていますか?

もしかしたら、トラウマの前兆かもしれませんよ。見逃すと危険なサインを、もう少し詳しく説明します。

 

夜泣きが頻繁に起こる

子供の夜泣きの原因の大半は、イライラやストレスです。

生後半年くらい経つと、脳が発達して記憶力がつき、人見知りをしたり、ママやパパの怖い顔で泣くようになります。

昼間の嫌な出来事を覚えていて、それが夢に出てきたり、睡眠中にうなされることもあるようです。

 

攻撃性が強くなる

家庭内暴力だけでなく、声を荒げるような夫婦喧嘩を見て育った子供も、攻撃性が強くなる可能性が高くなります。

自分の感情をコントロールできずに、他人を乱暴に傷つけてしまうためです。攻撃性は自分より弱いものへ向かいます。

なんの抵抗もできない小さな動物を傷つけてしまう、自分よりも立場の弱い人をいじめる、ということにもつながります。

家庭内が円満であれば、世の中の犯罪は減ると言っても、大袈裟ではありません。

 

物事を否定的に捉えやすくなる

子供は心身ともに未発達の状態にあります。世界観が形成される時期だから、物事を否定的に捉えやすいです。

子供にとっては家庭の中が、世界の全てです。そこで起きたことをもとに世界観が形成されていきます。

家庭内で傷つけられ、何度も泣くような体験を重ねれば、家庭外で出会う人も、世界も、否定的に捉えがちになります。

親は怖い、恐ろしい=人・世界は怖い、恐ろしいと感じるようになります。

親は信用できない=人・世界は信用できないと捉えてしまうようになります。

 

自分を責める

子供は夫婦喧嘩をする原因が自分にあると信じ込みます。「自分が悪い」と考えた方が子供にとっては簡単だからです。

また、「自分はどこかおかしい」と自分を否定的に捉えることがあります。

ですが、だんだん、子供が泣くこともなく夫婦喧嘩に慣れてしまったら、それは危ないサインです。

子供の脳や精神の成長に影響を及ぼし、トラウマになっている可能性があります。

そのような子供は、自分に自信が持てないので、学校の成績が悪くなり、仕事に就いても長続きしないことが多いです。

また、自分が悪いからこうなった、自分は生まれてこなければよかった。そういう自分を否定するような、低い自己評価にもつながります。

思春期以降になると、リストカットや薬物・アルコール乱用、わざと危険な行為をするなど、破滅的な行為に向かってしまいます。

大人になってからも、ちょっとしたトラブルや不安に対して、自分が悪いと必要以上に自分を責めてしまいます。

 

脳へのダメージ

両親間の暴力や暴言を日常的に目撃した子供は、脳の「視覚野」の一部が萎縮するという研究結果があります。

福井大学の研究によるものですが、両親の暴言や暴力を数年に渡って目撃した人は、視覚野が平均で16%も萎縮していたそうです。

また、激しい夫婦喧嘩が子供に感情のゆがみを起こします。

日常的な夫婦の暴言に子供が接すると、脳に異常が起こり、怒りや不安を感じやすくなり、記憶力や学習能力が低下します。

 

うつになることも

家庭が揺れると子供の気持ちも揺れます。本来なら家庭は安らぎの場です。

そうではなくなるような問題が起こると、子供の気持ちは震え、荒くなり、安らぐことができず、うつを招きやすい状態となるのです。

原因としては、両親の不仲、離婚、再婚、家族の死去が挙げられます。

また、子供への思いやりがないこと、無関心といったこともうつの引き金になります。

夫婦喧嘩の程度によっては、子供の心が大きく動揺してしまいます。

そしてうつを引き起こすことがないよう、日頃から子供が安心して生活できる環境を整えておくことで未然に防ぐことができます。

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

子供が夫婦喧嘩を見るなど、恐怖体験をした後に、心身の不調を起こすことをPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼びます。

それは数ヶ月で治る軽いものから、一生心の傷を背負わされる重症のケースまであります。

PTSDの症状は、強いストレスを受けた6ヶ月後に、また男の子より女の子に症状が出やすいと言われています。

小さな子供は、上手に話ができない分、年齢が小さいほど、症状がひどいと結果が出ています。

例えば、子供に風景などの絵を描いてもらうと心の状態を知ることができます。

Sちゃんの絵では、崩れた家のまえでママとお姉ちゃんが描かれていて、額にバンドエイドが貼ってありました。

当の本人であるSちゃんは、絵の右下に小さく描かれているだけでした。

子供の感情の吐き出しはとても重要です。適切な心のケアがされなければ、長期に渡って心の傷が癒えず、傷口が開いたままとなります。

子供が言いたいことや微妙なサインを大人が確実に読み取ることが大事です。

 

チェーン現象(世代間連鎖)

繰り返し夫婦喧嘩を見て育った子供は、小学生頃から暴言や暴力を振るう性格が形成されます。

父親が母親に、母親が父親に怒鳴り合っている光景を見て育つわけですから、そうなるのは自然なことです。

人に感謝せず、文句ばかり言う人間になってしまうのです。

文科省は、子供による暴力行為の過去5年間の傾向として,小学校における暴力行為が大幅に増加していると発表しています。

(平成26年:11,472件→令和元年:43,614 件)

また、繰り返し暴力を振るう子や感情のコントロールができない子が増えていると分析しています。

ですから、このような子供が心の傷を抱えながら大人になり、もし結婚できたとしても、夫婦喧嘩の絶えない家庭を築くことになります。

自分の子供への療育にも影響を及ぼすでしょう。このような連鎖を、チェーン現象(世代間連鎖)と呼びます。

子供がつまずいたなら、手を差し伸べてあげればいいんです。

もし、あなた自身がつまずいたままなら、誰かに支えてもらいませんか?支えたいと思っている誠実な人は、意外と身近にいるのです。

私は子供食堂でお手伝いをしています。ご飯だけでも食べに来てください。ほっとして、心が温まり、落ち着くとと違った見方ができると思います。

子供にどうしてあげればいいのか、解決策が浮かぶはずです。

 

 

夫婦喧嘩を子供の前でしたあとのフォローの仕方3つ!

夫婦喧嘩を見た子供が泣くと、はっと我に返ると同時に、子供に悪い影響があるのでは?と心配になりますね。

そんな時、ママやパパは子供にどうフォローするのがベストでしょうか。

フォローのポイントを3つ紹介します。

 

①ストレスと逆のことをしてフォローする

寒さで凍えたとき、温泉で温まるとほっとします。ストレスと「逆のこと」をすれば心は落ち着くものです。

子供の前で夫婦喧嘩をして子供が泣くと、それはショックな出来事を体験したからかもしれません。

その場合は、「ショックを受ける」の逆、リラックスさせるといいでしょう。

夫婦喧嘩によって子供は不安や恐怖によって心身が緊張状態にあります。子供が好きな場所、落ち着ける場所を用意し、ゆっくり過ごさせましょう。

子供に元気がないから、笑顔を見たい、元気になって欲しいと思いますよね。

ですが、子供が落ち着くまでは、人の多いところへ連れ出すのは避けましょう。

遊園地などの多いところでは、子供はかえってストレスを感じ疲れてしまいます。

子供が自分から「行きたい」と話してくれるまで回復を待ってあげましょう。

心を落ち着かせるには、ある程度の時間が必要です。

その間に「逆のこと」をすれば、他にもこんなに楽しい事があるんだと気づきます。

別の視点から物事を考えるきっかけになり、次第に緊張がほぐれてきます。

子供の緊張がほぐれるためには、ママやパパも子供の前でリラックスしていることが大事です。

時間にゆとりをもって子供と向き合うといいですね。

子供の心を落ち着かせる環境は、昼間は太陽の日差しを浴び、夜は照明を落としてリラックスできるようにします。

寝付きが悪いなら、寝る前にホットミルクを飲ませるのもいいでしょう。

ラベンダーなどやわらかい香りのアロマオイルをたいたり、過ごしやすい室温に調節したりするのも効果的な対処法です。

環境を整えたら、抱きしめてあげましょう。子供にとって、抱きしめられるのは1番のリラックスです。

小さな子供は自分の気持ちをうまく表現できず、泣いたり、不機嫌になったりする事が多いです。

そんな時「大丈夫よ」と声をかけながら抱きしめて、子供が落ち着くまで待ちましょう。

子供が思春期の場合や子供が怪我をしている場合は、手や足など抵抗のないところをさするだけでも効果があります。

子供の前で夫婦が仲直りすることも効果的です。

夫婦喧嘩をしていた時の怖い表情ではなく、いつものママ、パパの優しい表情をみると、子供の心は安らぐものです。

 

②子供の話すストーリーに耳を傾けフォローする

夫婦喧嘩を子供の前でしてしまうと、子供は泣いてしまうことがあります。

しばらくして落ち着いてくると、子供は自分なりの対処法で、その時の様子を遊びで表現したりします。

心の中の不安や恐怖を、遊びや絵の中にこめているのです。親は口を挟まずに、子供の思いを受け止めましょう。

話ができる年齢なら自分の口から話しますが、小さい子供は遊びや絵で表現することもあります。

子供の表現には、評価を加えず、ちゃんと見てるよという意思を子供に示しましょう。

遊びや絵を通して自分の気持ちを消化し、乗り越えようとしているので、否定しないで見守ることが大事です。

その上で、悲劇的な結果にならないように、助けてもらえることを親が具体的に伝えることが大事です。

「救急車が助けにきたよ」と遊びの中で示すことで、子供は「助けてもらえる」と理解できます。

たとえ事実と違っていても、子供がどう感じ何を思っているかを話させることが大事です。子供の主張を尊重しましょう。

また、自分が知りたいからといって途中で質問をしたり、詳しく話させたりしないように注意しましょう。

自分から話したがる時は、好きなだけ話をさせましょう。そうすると、心の中の不安や恐怖を吐き出せます。

フォローのポイント!子供を否定しないことです。否定されると子供は口を閉ざすようになります。

評価しようとせず、子供の表現したことを「見たよ」という意志を伝えるようにするといいでしょう。

 

③子供の理解力に合わせて説明しフォローする

子供は理解力が未熟なので、夫婦喧嘩を誤って解釈しがちです。そのため、怖い思いをしたり、自分を責めたします。

年齢に応じて、親が噛み砕いて説明しましょう。

夫婦喧嘩を子供の前でしてしまうと、子供はそれを見て、原因は自分にあると思い込んでいることがあります。

親がはっきりと「あなたは悪くない」と説明することが大切です。

夫婦喧嘩を見た時、子供は何を考えていたのか、まずは子供に話を聞きます。その上で、事実とのズレを子供の理解力に応じて説明していきます。

このように、一緒に考えたりすることは、子供の自己回復力を高め、自責感や無力感の軽減につながります。

悲しみや辛さを全て認めてあげましょう。

子供は悲しみや辛い気持ちをいつまでも抱え続けることを「自分はおかしい」とか「弱虫だ」と考えてしまいがちです。

そんな時、ママやパパは「そんなことはない」「おかしいことなんてないよ」と話してあげましょう。

悲しみが癒えるには時間がかかるものです。「悲しむ気持ちは持っていいんだよ」と伝えてあげてください。

もちろん周りの状況もあるのですが、子供という存在は案外、力を持っています。周囲を変えるほどの力を発揮することもあります。

ですから、困っている子供に、大人がしっかり子供をフォローしてあげたら、子供は大人を置き去りにして回復・成長していきますよ。

 

 

夫婦喧嘩を見た子供は仲裁に入るべき?子の苦悩!

夫婦喧嘩を子供の前でしてしまった。子供はどんな風に感じているのでしょうか。高校生の声を2点ご紹介します。

思春期の子供は、夫婦喧嘩を見て離婚の危機を感じ、家庭が安全な場所でなくなることや自分に何が何がすべきなのか?

仲裁に入るべきか?ということに悩み苦しんでいます。

両親が喧嘩したときに子供はどうしたらいいですか?現に今喧嘩中です。

暴れたり大声で話したり、小さな妹が同じ部屋にいて泣いています。

どうすればいいか分かりません。仲裁に入って泣いてわめいて、両親を止めさせるか、前の自分は後者でした。

だけどもう分からなくなりました。

誰か今なにをすべきか教えてください。周りに頼る人がいません。どうか助けてください、きついです。

引用 Yahoo!知恵袋

両親が喧嘩しています。離婚してしまいます。助けてください。初めまして。私は高校生です。

私の両親は普段から言い争いをしています。しかし、ここまで喧嘩しているのは初めてみました。私の質問は、私に何ができるのか?ということです。

今のままでは離婚しかねません。私は日常とても不安で不安で仕方がありません。

このように子供の前で夫婦喧嘩をするのは、子供が高校生になっても影響を与えるのですね。

子供は夫婦喧嘩の仲裁に入るべきか、離婚してしまうのではないか?と悩んでいます。子供たちの悲痛な叫びが聞こえてくるようで悲しくなります。

夫婦は合わせ鏡と言われます。

子供の前で夫婦喧嘩になりそうになったら、労りや感謝の気持ちを忘れていないか、ご自身の言動を振り返ってみましょう。

また、もし夫婦喧嘩になりそうになっても、子供を不安になるような喧嘩を避けるため、以下のような工夫をするといいでしょう。

  • 子供の前で夫婦喧嘩はせず、子供が寝静まったころに切りだす
  • 感情に任せて怒鳴るのではなく、少し客観的に心を落ち着かせてから話す
  • 攻撃的にならないよう、言葉を選びながら伝える

これらのような工夫をすることで、相手に思いが伝わりやすく、子どもを怖がらせたり、不安にさせる心配もありません。

 

 

まとめ

  • 子供のSOSサインは、不安や怒りを感じやすくなる、などの心の不調や、不眠、夜泣き、赤ちゃん返りなど、体の不調としても現れる
  • 夫婦喧嘩を見て泣く子供の心のケアをせず放置してしまうと、トラウマになることがある
  • トラウマが固定化されてしまうと、「問題行動」として現れることがある
  • 夫婦喧嘩を子供の前でしてしまった時は、子供のストレスを和らげられるようなフォローが大切
  • 思春期の子供でも夫婦喧嘩を見ると、離婚の危機を感じたり、仲裁に入るべきなのか悩んだりして不安になる

夫婦喧嘩を見た子供が泣くと、のちに心の傷を残すことがあります。また、成長発育に暗い影を落とします場合があります。

ですが、子供は心がまだやわらかいので、自分を変えていく力を持っています。周囲を変えるほどの力を発揮することもあります。

泣く子供を、大人がしっかり守ってあげたら、子供は大人を置き去りにして回復していきますから安心してください。

夫婦喧嘩のない家庭などありません。失敗しただなんて、思わなくて大丈夫ですよ。

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