社会人から看護師になって後悔する?!学校選びのポイントも解説!

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きつい・汚い・危険の3Kとされる看護師の仕事ですが、専門性もあって景気に左右されないという理由で近年女性に人気の職業です。

実際に最近では社会人から看護師を目指す方も多く、受け入れる側も社会人への門戸を積極的に開くようになってきています。

ですが、せっかく苦労して社会人から看護師になっても、後悔して辞めていく方も多数いるというのが現実です。

あなたも社会人から看護師を目指そうと考えているけれど、一方で後悔しないか不安を抱いているのではありませんか?

この記事では、社会人から看護師を目指す際に後悔しないよう、あらかじめ知っておいて欲しいことをまとめてあります。

社会人から看護師を目指す時の看護学校を選ぶポイントについてもご紹介してありますよ♪

社会人から看護師になって後悔する理由は?

社会人から看護師になって後悔する理由は、自分の想像とのズレです。

社会人から看護師になるということは、今までのキャリアを捨てて新しい世界で一から経験を積み重ねていくことです。

一度社会に出ているので、仕事のハードさや女性が多い職場の雰囲気、業務内容のプレッシャーなどは想像して覚悟もできていたと思います。

しかし、社会人から看護師になって後悔する原因の多くは、自分の想像と現実との大きなズレから生じています。

実際に社会人から看護師に転職した方が、どんなことに悩んで後悔しているのかご紹介します。

45歳で看護師になったばかりの新卒一年目のナースです。学校や実習の時もそうでしたが、職場でも常にアウェイな感じです。

仕事がなかなか覚えられず、ついていくのがやっと。先輩からも淡々と注意され、自分には向いていないんじゃないかと後悔しています。

看護師同士の派閥争いやマウンティングがひどく、精神的に疲れてしまいました。

他にもいろいろありましたが、社会人から看護師になって後悔したと感じる理由は大きく分けて4つあります。

  1. 仕事が想像以上にハード
  2. 配属された科に馴染めない
  3. 社会人経験があるだけで仕事ができる扱いされる
  4. 先輩上司との人間関係

念願叶って看護師になっても、自分が思い描いていた職場環境とのズレに失望し辞めていくのはもったいないです。

そこで社会人から看護師になって働く時の「心構え」を3つご紹介します。

素直で謙虚な態度を心がける

注意やアドバイスは、素直に聞いて次に活かす。

社会人から看護師になると、自分より年下の先輩と一緒に働くことになります。

社会人経験があることで変なプライドを持ち、年下の先輩や上司からの注意を素直に聞けないと人間関係は悪化します。

自分の未熟さを受け入れて素直になることで、周囲とのコミュニケーションがとりやすくなります。

後日でも良いのでお礼を言うなどすれば、その先輩や上司はあなたを気に掛けてくれるようになるはずです。

常に学ぶ気持ちを忘れない

分からないことは自分で調べるなど先輩に聞くなどして、常に学ぶ気持ちを忘れずにいることが大切です。

よく理解していないのに理解したふりをすると、後で聞き直すことができず同じ過ちを繰り返すことになります。

メモを取るなどして後で見返せるようにしておけば、同じ質問を二度聞く手間や時間が省けます。

また自分の興味のない科でも、知っていけば知っていくほど興味が湧く可能性もあります。

「やりたいこと」と「適性がある」のとは違いますので、まずは何でも貪欲に学ぶ気持ちで取り組むと苦手なことにも慣れていきます。

自分から率先して積極的に動く

先輩や上司の指示を待つのではなく、自分から積極的に行動することが大切です。

先輩や上司の指示を待つだけだと消極的に見られますが、自分から率先して動くと周りから意欲があると評価されます。

仕事以外の雑用も積極的にやることで、よく気がつくと信頼につながる場合もあります。

また、相手の状況を見て気遣って動くことは、看護業務にも非常に役に立ちますのでおすすめです。

社会人から看護師になるには国家資格が必要!

社会人から看護師になるには、国が指定する看護学校を卒業して、免許を取得する必要があります。

社会人から看護師になるには、厚生労働大臣が指定する看護学校に最低3年間は通う必要があります。

私も今までいろいろな資格を取得するために学校に通ったことがありますが、仕事と両立して学校に通うのは結構大変です。

できるだけ会社の近くで学校を探したり、授業に遅刻しないよう職場の人に協力してもらったりしていました。

また試験に合格するまでは先生から毎日勉強するように言われていたので、その間は受験生みたいな生活をしていました。

民間の資格ですら結構大変ですので、社会人から看護師になるには相当な努力と覚悟が必要です。

働きながら通える夜間の看護学校はある?!

准看護師の資格を持っていない場合、働きながら通える夜間の看護学校はありません。

「看護師」には2種類あり、一つは厚生労働大臣が発行する国家資格の看護師と、もう一つは都道府県知事が発行する免許である准看護師があります。

国家資格の看護師になるために覚えることは膨大にあり、夜間学校で勉強する程度では全く時間が足りません。

また座学だけでなく、実習になると準備や実習後のレポート作成などに追われて一睡もせずに翌朝を迎えるというようなことはざらにあります。

そもそも実習というのは、日中に病院などに来る患者さんを相手に行うものなので、夜間に実習をするというのはほぼ不可能なのです。

ということは、やっぱり仕事を辞めないと看護学校には通えないってことですよね?

しかしながら、准看護師を目指すのであれば、仕事と勉強を両立しながら通える夜間の学校はあります。

准看護師も看護師も、看護業務を行うということには変わりはありません。

看護師との違いは、自分の判断で看護業務を行うことができず、必ず医師や看護師の指示を受ける必要があるということです。

自分で看護計画を立案したりすることもできないため、スキルアップも難しく、収入面においても国家資格の看護師に比べると劣る面もあります。

看護師と准看護師のどちらを目指すべきなのかはあなたの状況によりますので、後で後悔しないようしっかりご自身の目標を明確にしておきましょう。

看護師になるには最低3年かかる

国家資格の看護師の資格を取得するには、高校卒業後、看護専門学校か短期大学で最低で3年間学ぶ必要があります。

社会人から看護師を目指す場合、思い切って仕事を辞めて看護学校に通うことができれば、最短で3年で看護師になることができます。

一方で准看護師は2年間で資格が取得でき、しかも働きながら学校に通って資格を目指すことができます。

看護師に年齢制限はある?卒業後の就職について

看護師資格を取得するのに年齢制限はありませんが、卒業後の就職には年齢は影響します。

社会人から看護師を目指す際に、今から看護師を目指すには年齢的に難しいのではと悩まれていませんか?

最近は社会人から看護師を目指す方を積極的に受け入れようとする看護学校もありますので、年齢はそれほど心配することはありません。

年齢に関わらず、看護師に必要な要素は5つあります。

  1. 体力に自信がある
  2. メンタルが強い
  3. 向上心がある
  4. コミュニケーション能力が高い
  5. 協調性がある

これらに当てはまるのであれば、自信を持って看護師を目指してください。

だから看護師さんはみんなタフで、仕事ができる人が多いのね!

一方で、看護師の資格を取得したとしても、自分の希望する科や職場で働けるとは限りません。

夜勤や早出があるような仕事は体力のある方が求められますし、働く期間の長さを考えると若い看護師の方が就職には有利と言えるでしょう。

ですが社会人から看護師になる方には、社会人としてのマナーや常識など学校では教えてもらえない「社会経験」があります。

それを武器と捉えて、看護師や看護師資格を活かせる職場に就職するというのも一つの選択です。

社会人から看護師になるのに後悔しない学校選び

国家資格である看護師を目指すのか、准看護師を目指すのかで選ぶ学校の種類は変わります。

看護師と准看護師は同じ仕事をしているように見えますが、その資格を取得する過程は大きく違います。

准看護師看護師
入学要件中学校卒業高校卒業
履修時間総時間数
1,890時間
総時間数
3,000時間以上
免許・資格取得までの期間2年3年以上
資格発行都道府県知事の免許厚生労働大臣の免許
業務自らの判断による看護は
「提供できない」
自らの判断による看護は
「提供できる」

もし准看護師から国家資格の看護師になろうと考えた場合、准看護師の免許を取得した後、再度看護学校に通う必要が生じます。

後で後悔しないよう、どちらの道を選ぶのか慎重に選んでください。

時間もお金もかかることだし、家族にも協力してもらわないと無事に卒業できないですからね!

社会人から看護師を目指す際に後悔しない学校を選ぶためには、以下の項目についてまずは確認してください。

  • 社会人を積極的に受け入れている学校なのか
  • 社会人入試制度があるのか
  • 奨学金制度が使えるか

社会人から看護師を目指すことを後押しする学校であれば、クラスメートも同世代が多いと思います。

同世代の方が悩みも分かり合えますし、お互い励まし合って頑張れる仲間がいてくれると安心ですよね。

もし行きたい学校が既にあれば、オープンキャンパスなどを利用して学校や学生の雰囲気を知っておくと後で後悔しなくてすみますよ。

社会人入試と一般入試の違いは?

一般入試は学力重視、社会人入試は適正や素質、意欲などが重視されます。

社会人から看護師を目指す場合、勉強から離れている期間が長いため、学力重視の一般入試で合格を狙うには不利になります。

そのため、社会人入試の場合は看護師への適正や意欲などが重視できるよう試験内容が工夫されています。

社会人入試・小論文
・面接
一般入試・学力テスト
(国語・英語・数学・生物・化学など)
・小論文
・面接

看護学校の入試では、社会人入試でも一般入試でも「面接」が非常に重要になってきます。

看護師として学ぶべき知識は膨大ですし実習もかなりハードですので、看護師になりたいという意志や意欲が必要です。

また倍率を比較すると、一般入試は3〜5倍、社会人は10倍以上という狭き門です。

ご自身がどちらを選ぶかで準備期間も異なりますが、社会人入試の募集自体がかなり少ないので、両方受験するつもりで準備を進めることをおすすめします。

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奨学金や給付金制度は社会人でも利用できる!

奨学金や給付金制度は、条件を満たせば社会人でも利用できます。

社会人が看護学校に通うとなると、学費や在学中の生活費などお金の心配があります。

以下は准看護師と看護師になるための学費についてまとめてあります。

准看護師看護師
年間授業料約50万円
専門学校
約110万円

大学
約145万円
資格取得
までの期間
2年3年以上
総額2年制
約100万円
3年制専門学校
約200〜300万円

国公立4年制大学
約150〜200万円

私立4年制大学
約300〜500万円

看護師になるには学費や資格取得までの期間が長いから、奨学金や給付金制度を賢く利用しないと大変ね。

ご家庭があってご主人のサポートがあればまだ多少はなんとかなりそうですが、そうでない場合は中々厳しいのが現実です。

そこで利用していただきたいのが、奨学金やさまざまな給付金制度です。

奨学金は場合によっては返済免除になる

各都道府県によって奨学金制度があり、卒業後、指定の病院で一定の期間働くことで返済が免除になる場合がります。

県によって条件は違うようですが、総合病院のような大きな病院ではなく、どちらかと言えば中規模以下の病院での勤務が求められるようです。

それ以外にも看護学校が独自で設けている奨学金制度がありますので、学校を選ぶ際には確認しておきたい項目ですね。

教育訓練給付金は雇用保険3年加入で利用可能

社会人として3年以上雇用保険に加入していれば、誰でも利用できる便利な給付金制度です。

私も何度か利用させていただいたことがありますが、対象となる講座を卒業後、ハローワークで手続きをすると受講料の半分(上限40万円)が戻ってくる制度です。

そしてその講座で資格を取得し就職した場合は、さらに受講料が20%も戻ってきます。

雇用保険を何年も払っているのですから、この機会に教育訓練給付金制度を是非利用してみてください。

高等職業訓練促進給付金はひとり親の強い味方

ひとり親で看護師を目指すなら、高等職業訓練促進給付金が利用できます。

高等職業訓練促進給付金は、資格取得を目指して修業する「ひとり親」の生活費を支援する制度です。

<対象者>
・児童扶養手当を受給している方。または同等の所得水準の方。
・看護学校などの養成機関で6ヶ月以上修業し、資格取得が見込まれる方<対象者>

<支給額>
・修業中は、月額10万円(住民税課税世帯は月額70,500円)
・卒業後は、5万円の支給(住民税課税世帯は月額70,500円)

いろいろなサポート制度があるので、しっかり調べて経済的負担を軽くしたいですよね!

社会人から看護師になって後悔しない転職は?

社会人から看護師になって後悔しない転職は、あなたがどのような働き方を希望しているのかによって選んでいただくのがベストです。

看護師になっても、人間関係や労働環境、ストレスなどから看護師になったことを後悔して転職する方はいらっしゃいます。

社会人から看護師になった場合、スキルや経験、年齢などを考えると現役の方と同じように転職先を見つけることができるとは限りません。

調べてみると看護師の約8割が病院やクリニックに勤めているようですが、それ以外は看護師資格を活かせる職場で活躍していることが分かりました。

社会人から看護師になった方は一般企業での経験と看護のスキルを活かし、後悔することがないよう吟味して転職することもおすすめです。

まずはご自身が何を重視して転職先を選ぶのかを明確にしておくと良いですね。

<転職先を選ぶポイント>

  • どんな仕事をしたいのか目的を明確にする
  • 給与や年収
  • 福利厚生
  • 職場環境、人間関係

結婚や出産などで仕事を離れた後でも、復職するのに看護師資格は有利ですよ!

それではここからは看護師資格を活かせる仕事についてご紹介したいと思います。

産業看護師はビジネスマナーが役立ちます

産業看護師は、一般企業の医務室に常駐する看護師になります。

産業看護師を必要とする企業はそれなりに大規模な会社であることが特徴で、福利厚生も充実しているため大変人気の職業です。

<メリット>
・夜勤や時間外の勤務がない
・福利厚生が充実している
・週休2日も取りやすく、仕事と家庭の両立ができる

<デメリット>
・健康診断の時期など、繁忙期がある
・求人自体が少ないため、仕事を見つけにくい

<給与>
・年収 約400万〜500万円

デスクワークが多いので、PCスキルがあると即戦力として仕事ができますよ!

治験コーディネーターは患者と向き合う仕事

製薬会社が開発した新薬の治験について直接患者さんに説明するなど、不安を抱える患者さんの心身のケアやサポートをする仕事です。

<メリット>
・夜勤や時間外勤務がない
・新薬の開発に関わることができる
・患者さんに関われる仕事

<デメリット>
・対象となる病気に対して深い知識が必要
・場合によっては出張することもある

<給与>
・年収 約300万〜450万円

コミュニケーション能力が必要な仕事ですので、営業やサービス業での経験が活かせるお仕事ですね。

医療機器メーカーは営業経験が活かせる

医療機器メーカーの営業サポートとして、自社開発の医療機器を販売する仕事です。

<メリット>
・一般企業と同様の勤務体制で働ける
・担当する分野について、知識を深めることができる

<デメリット>
・場合によっては出張や時間外勤務が多くなることがある

<給与>
・年収 約700万〜800万円

仕事はハードだけど、看護師の知識が活かせる高収入のお仕事ですよ!

介護施設ではコミュニケーション能力が重要

老人ホームや高齢者向けの施設で入所者の日常生活をサポートするなど、健康管理や服薬の管理をする仕事です。

<メリット>
・施設によっては、夜勤もなく安定した業務内容
・入所者一人ひとりと向き合いながら看護ができる

<デメリット>
・急変患者への対応を判断することがある
・看護と介護の境目が分かりにくいため、本来の業務以外のことをする場合がある

<給与>
・年収 約350万〜800万円(施設による)

高齢化社会に向けて、これからますます看護師資格を持った方の需要は高まりそうですね。

健診センターや検診センターは精神的負担が少ない

健康診断や検診施設で、採血や血圧測定などのサポートをする仕事です。

<メリット>
・夜勤や時間外の勤務がない
・土日休みのため、仕事と家庭の両立ができる
・比較的健康な方が相手なので、精神的な負担が少ない

<デメリット>
・企業の健診時期など繁忙期がある
・看護技術のスキルアップが難しい
・人気の職場のため、求人が見つかりにくい

<給与>
・年収 約400万円

精神的負担も少なくルーティン業務になりますが、早く正確な採血技術が身に付きますよ。

保育園や幼稚園は子育て経験が役に立つ

都道府県によりますが、0歳児や1歳児の保育を行うような保育園では、看護師を配置することが義務付けられていることがあります。

保育士と同様にピアノや絵本の読み聞かせなどができると重宝されます。

<メリット>
・夜勤や時間外の勤務がない
・小さな子供と接することができる

<デメリット>
・何かあった場合の判断をする場合がある
・看護技術のスキルアップが難しい

<給与>
・年収 約300万〜400万円

日々成長していく子供の姿にやりがいを感じますし、自分の子育て経験を活かせるのも魅力ですね。

ツアーナースやイベントナースは日給制

学校や企業などの旅行や研修に添乗し、参加者の健康管理を行う仕事です。

<メリット>
・自分の好きな時に働くことができる
・いろいろな場所やイベントに同行できる

<デメリット>
・単発の仕事になりがち
・状況によっては一人で判断し対応することがある
・旅行への添乗の場合、24時間対応する場合もある

<給与>
・日給 10,000円〜12,000円

いろんな土地やイベントにも一緒に行けるので、旅行好きな方には願ってもないお仕事ですね♪

まとめ

  • 社会人から看護師になって後悔する理由は、仕事のきつさや配属先、人間関係など自分の想像とのズレ
  • 社会人から看護になって働く時の心構えは、素直さや積極性、常に学ぶ気持ちを持つこと
  • 社会人から看護師を目指すのに働きながら通える夜間学校はない
  • 社会人から看護師になるのに、最短でも3年はかかる
  • 社会人から看護師を目指すのに年齢制限はないが、就職する際には影響することがある
  • 看護師資格を活かせる職業は、産業看護師や治験コーディーネーターなど社会人経験が役に立つものなどがある
  • 看護学校の社会人入試は狭き門なので、一般入試も受験するつもりで準備したほうが後悔しない
  • 奨学金や給付金制度は社会人でも利用できるので、事前に受給条件など調べて賢く利用する

社会人から看護師になることは、これまで経験したことがないくらいの努力が必要だと思います。

それでもこれまでのキャリアを中断して、看護師の道に進もうとするあなたを私は心から応援したいと思います。

これから先、看護師の道を選んだことを後悔しないよう、この記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。

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