シンボルツリーはお庭や家の外観を彩る重要なアイテムです。
ぜひお気に入りのシンボルツリーをみつけて植えたいところですが、ここで気になるのが値段ですよね。
シンボルツリーの値段の相場はいくらなんでしょうか?
シンボルツリーは品種と木の大きさで値段が大きく変わりますが、2mほどの高さの木であれば2万円前後が目安になります。
ただし、シンボルツリーにかかるお金は購入費だけではありません。植える際の外構工事費や、植えたあとのメンテナンス費なども必要です。
そういった諸経費も考えてシンボルツリーを買わないと、予算を大幅にオーバーしてしまう危険も。
今回はシンボルツリーに関するお金と、費用を抑える方法について解説していきます。
シンボルツリーの値段相場や植栽費用は木の高さで変動
シンボルツリーを植えたいのですが、相場が気になるところです。
シンボルツリーの値段は品種によって違いますが、木の大きさによっても万単位で相場が変わってくるんです。
木の高さが高くなるほど値段も上がりますが、高さは3m程度でも樹齢が高く太い木は数十万円で売られている場合もあります。
気に入った品種をみつけたら、予算に合わせて木の大きさを選びましょう。
シンボルツリーの人気品種と値段相場一覧
大きい木ほど値段が高くなるのは、そこまで成長させてきた手間や時間がかかっているから。
実際のところ、木の大きさでどのくらいの差がでるんでしょうか?
人気のシンボルツリーの品種と、木の高さ別の相場一覧がこちらです。
品種 | 0.5m | 1m | 2m |
イロハモミジ | 300円 | 9千円 | 2万円 |
ヤマボウシ | 500円 | 9千円 | 2万円 |
シマトネリコ | 600円 | 1万円 | 2万円 |
カツラ | 800円 | 1万円 | 2万円 |
ジューンベリー | 1000円 | 1万円 | 2万円 |
ヒメシャラ | 1300円 | 9千円 | 2万円 |
ハナミズキ | 1300円 | 1万円 | 2万円 |
オリーブ | 1500円 | 9千円 | 2万円 |
アオダモ | 1500円 | 1万 | 2万5千円 |
ユーカリ | 5千円 | 1万円 | 2万3千円 |
レモン | 5千円 | 1万2千円 | 2万 |
ヤシ | 8千円 | 1万5千円 | 2万5千円 |
木の高さで1万円ほどの差がでるんですね!
こちらはあくまで目安ですが、高さが1m未満であれば品種によって差が見られるものの、1m以上であれば1mごとに1万円以上かかる場合が多いようです。
予算に応じて値段を抑えたい場合は、気に入った品種で1m未満の小さい木を買って、はじめは鉢植えなどで育ててから庭に植えるのもおすすめですよ。
お店によっては、シンボルツリーの購入から1年の間に枯れてしまった場合に交換や返金をしてくれる「枯れ保障」を行っていることもあります。
私は一度ホームセンターで小さな苗木を買って自分で植えたことがありますが、春になって冬囲いを外すと枯れてしまっていたことがありました…。
今思えば、屋外で越冬できるほど育っていなかったのだと思います(泣)
木の栽培に自信がないあなたは、ぜひ購入先を決める際に枯れ保障がついているかをチェックしてみましょう!
外構工事でシンボルツリーを植える値段は4万円前後
シンボルツリーを植える際には、業者に外構工事を依頼しようと考えている方も多いと思います。
自分で植えるのもひとつの手ですが、大きさによっては運ぶことが難しかったり、きちんと植えられず最悪枯らしてしまったりすることも。
その点はプロに任せると安心ですね。
しかし、ここでも気になるのが工事にかかる費用です。
シンボルツリーを植える外構工事の値段は、木の大きさや庭の状態などにもよりますが、相場は樹木代を除いて4万円前後といわれています。
4万円の内訳は次の通りです。
- シンボルツリーの植栽費:1万円
- 土壌改良費:1万円
- 人件費:2万円
木によって支柱が必要な場合や、高さが2〜3m以上の木になると、さらに値段が上がることも。
大体、ホームセンターで売られている樹木の2倍の値段で植栽工事ができるといわれています。
外構工事を依頼する場合は、2社以上から見積もりをとって値段や施工内容などを比較してみるのがおすすめですよ。
シンボルツリーの年間維持費は3万円前後かかる
シンボルツリーは買って植えればおしまい、というわけではありません。
木を枯らさず元気に保つために、こまめなメンテナンスが必要です。
シンボルツリーの年間維持費はどのくらいかかるんでしょうか?
シンボルツリーの年間維持費は3万円前後かかります。
3万円の内訳は次の通りです。
- 剪定費+枝葉処理代:2万円
- 肥料代:1万円
業者に剪定を依頼する場合、年に1〜2回の頻度で行います。
シンボルツリーの大きさや枝葉の多さ、業者によっても金額が変わりますが、4〜5mを超える高さであれば、さらに剪定費などが高くなる場合も多いです。
シンボルツリーを維持するのも大変なんですね…。
高いと思うかもしれませんが、シンボルツリーは庭の主役。
長く付き合っていくために、シンボルツリーの年間維持費は必要経費として家計に組み込んでおきましょう。
シンボルツリーのおすすめは低木!諸経費を抑えよう
ここまでシンボルツリーにかかる費用について解説してきました。
トータルの金額を考えると、やはり少しでも出費を抑えたいのですが…。
そんなあなたにおすすめなのが、シンボルツリーを低木にすることです。低木にすることでさまざまな諸経費を抑えることができますよ。
低木とは高さが1~3mの木のこと。ここまでお伝えしたように、木の大きさによってさまざまな費用の値段が変わります。
低木であれば、シンボルツリー代や外構工事費、年間維持費のすべてにおいて大きな木を選ぶより出費を抑えやすくなります。
そして、低木のおすすめポイントは出費が抑えられることだけではありません。
低木は高さがあまりないため圧迫感がなく、また枝葉が隣の敷地に入りにくいため隣人トラブルになる危険が少ないこともメリットだと思います。
さらにもうひとつ、費用を抑える方法として、シンボルツリーを鉢植えで育てる方法もおすすめです。
鉢植えについては次で詳しく紹介していきます。
シンボルツリーは鉢植えで育てて費用を抑える方法も
庭に植えるイメージがあるシンボルツリーですが、実は鉢植えでも育てることができます。
シマトネリコなどの成長が早く、大きく育つ品種でも、剪定や根の処理など適切な管理を行えば鉢植えで楽しむこともできるんです。
シンボルツリーを鉢植えで育てることで、木が大きくなりにくくなるため品種によっては剪定の頻度が減ったり、自分で剪定することができたりしますよ。
剪定費が抑えられたら、金額的にかなり大きな差になりますね!
鉢植えで育てられる人気の品種はこちら。
- クチナシ
- オリーブ
- シマトネリコ
- レモン
- ジューンベリー
- ユーカリ
- オタフクナンテン
鉢植えでシンボルツリーを育てるメリット
シンボルツリーを鉢植えで育てることのメリットは、剪定費や年間維持費を抑えられることだけではありません。
鉢植えで育てることで、シンボルツリーの移動が可能になるのもうれしいポイントのひとつ。
気分によりシンボルツリーの位置を変えられますし、暖かい時期は屋外に、寒い時期は屋内に置くことで寒さに弱い品種を育てる場合も安心です。
鉢植えなら玄関前やマンションのベランダなどにも置けそうですね。
また、鉢にこだわることでおしゃれに見せることもできます。
アンティーク調やストーン調、陶器や自然の木目を生かしたものなど、いろいろなデザインの植木鉢があるので、鉢を見るだけでも楽しいですよ♪
お庭や家のイメージに合わせて鉢植え選びもこだわりたくなりますね。
鉢植えでシンボルツリーを育てるデメリット
鉢植えでシンボルツリーを育てる場合には、デメリットもあります。
植木鉢で育てる場合も、品種や木の状態によっては葉が落ちるため、落ち葉の掃除が必要になることがあります。
また、次の注意点の項目でもお伝えしますが、鉢植えで育てる場合は地植えよりもこまめな水やりが必要なので、日々の手間は少しかかるかもしれませんね。
鉢植えで育てるメリットとデメリットを比較して、庭に地植えするか鉢植えで育てるかを検討しましょう!
鉢植えでシンボルツリーを育てる際の注意点
シンボルツリーを鉢植えで育てる場合、地植えと違い以下のような注意点があります。
- 風を受けても倒れにくい鉢を選ぶ
- 水捌けや通気性の良い鉢を選ぶ
- 鉢下のトレーに水を溜めたままにしない
- 乾燥に注意しこまめに水をあげる
- 木を大きくする場合は成長に応じて鉢のサイズアップが必要
鉢植えで育てる場合には、根腐れしないよう水捌けや通気性のいい鉢がおすすめですが、地植えと違ってすぐに土が乾燥してしまいます。
こまめに手で土を触って乾いていないか確認し、乾いていたら水をあげましょう。
まとめ
- シンボルツリーの値段は木の大きさで大きく変わり、1mごとに1万円ほど値段が上がる場合が多い
- 購入先によっては、購入後1年以内に枯れた場合返金や交換をしてくれる「枯れ保障」をつけられる場合があるため要チェック
- シンボルツリーを植える外構工事の相場は、樹木の購入費を除いて4万円前後
- シンボルツリーの年間維持費は、剪定費や肥料代を合わせて3万円程度
- 木の大きさによりさまざまな諸経費の値段が変わるため、低木を選ぶことで購入費や外構工事費、年間維持費を抑えやすくなる
- シンボルツリーを鉢植えで育てることで移動が可能になるほか、大きくなりにくいため剪定費などを抑えられる
- 鉢植えで育てる場合にはこまめな水やりや落ち葉の掃除が必要になるなど、日々の手間が増える場合もある
- 鉢植えでは根腐れしないように、鉢下のトレーに溜まった水は捨てる必要がある
- 木を大きくする場合は、成長に合わせて植木鉢のサイズアップさせる
今回はシンボルツリーに関するさまざまな値段について解説しました。
お気に入りの品種をみつけたら、庭に地植えするか鉢植えで育てるかを決め、予算に合った大きさの木を買いましょう。
シンボルツリーは庭の、また家の顔となるものです。こまめにメンテナンスを行いながら、末永いお付き合いができるといいですね♪
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