劇団四季は日本を代表する超一流の劇団の一つです。
ブロードウェイやディズニー作品など馴染みの深い作品を多く上演しており、年間の観客動員数は約300万人と大人気です。
そんな人気の劇団四季を観に行くなら、舞台がよく見えるおすすめの座席で見たいですよね?
劇団四季の座席はS席からC席まで用意されており、座席の料金や舞台の見え方が違います。
一概に料金の高い席が良い席とも言えませんので、あなたの予算や好みに応じて座席を選んでいただくのがおすすめです。
そこでこの記事では、劇団四季の作品を見るのにおすすめの座席についてまとめてみました!
作品別にセットや演出にも特徴がありますので、座席選びの参考にしてみてください。
またあなたが希望する座席をより高い確率で予約できる方法についてもまとめてありますよ!
劇団四季の座席でおすすめの場所や見え方は?
劇団四季を見に行く時、できるだけ良い席で観たいですよね?
良い席は料金も高いですが、その分ステージも近くて役者さんの表情もよく見えます。
ですが座席位置によって見え方の違いや楽しみ方があるので、あなたの好みに合った座席を選んでいただくのがおすすめです。
まずは座席別に特徴をまとめてみました!
舞台との一体感を感じられるS1席!
初めて観に行くのであれば、ステージから一番近いエリアになる「S1」席がおすすめです。
劇団四季の座席チケットの種類はS席、A席、B席、C席と4種類あり、金額については曜日別で料金設定があります。
「アラジン」東京公演の場合
ピーク (土日祝の15:30以前の開演) | レギュラー (その他の公演) | バリュー (平日夜) | |
S1席 | 13,200円 | 12,100円 | 11,000円 |
S席 | 13,200円 (子供6,600円) | 12,100円 (子供6,050円) | 11,000円 (子供5,500円) |
A1席、A2席 | 9,350円 (子供4,675円) | 8,800円 (子供4,400円) | 8,250円 (4,125円) |
B席 | 7,150円 | 6,600円 | 6,050円 |
C席 | 3,850円 | 3,300円 | 2,750円 |
S1席は一番グレードも高く、S席よりもさらに前方に位置するため、ステージとの一体感を感じられる優良席です。
最前列などあまり近過ぎてはステージ全体が見えにくいと思いますので、できれば10列目〜13列目のセンターブロックがおすすめです。
隣の席に人がいると気になるのであれば、同列の通路側も良いですよ!
特に9列目〜11列目の【13番】または【31番】は、ステージを見る際に前列の座席が被らないので視界が開けてさらに見やすくなります。
子供と一緒に観るならファミリーゾーンのS席
子供と一緒に観るなら、子供料金が適用されるS席がお得です!
「アラジン」の東京公演では、平日昼の公演でS席の料金が大人12,100円(税込)、子供6,050円(税込)とリーズナブルに楽しめます。
S1席に比べると後方にはなりますが、2階S席最前列は高さもあって視界を邪魔するものがありません。
最前列に座れない場合、お子様の身長によっては前の座席が高くてステージが見えない場合もあります。
身長130cmに満たないお子様であれば「シートクッション」がありますので、必要な場合はインフォメーションで貸し出してもらってください。
劇団四季では入場するのに年齢制限があり、3歳以上からしか場内でご覧いただくことができません。
子供がぐずりだした時はどうしたらいいの?
劇団四季の専用劇場には「親子観劇室」という無料で利用できる部屋があります。
もし上演中にお子様がぐずりだしたら、親子観劇室を利用したりロビーのモニターで観たりすることもできます。
オペラグラスを使えばA席でも十分楽しめる!
A席は中央寄りの席がおすすめで、オペラグラスがあれば役者さんの表情までしっかり見えます。
A1・A2の席は場所によって見えづらいこともありますが、中央寄りの席であれば心配はありません。
オペラグラスを使うことで舞台上の役者さんの表情まで見えるので十分楽しめますよ!
S1の両サイドに位置するA1席で端の席になると、ステージの幕裏にある機材が見えてしまって結構気になるようです。
役者さんが舞台の端の方で演技をしていると、幕と重なってしまい、大切なシーンを見逃したという口コミもありました。
A席を選ぶのであれば、距離はありますが1階後方または2階席の中央寄りがおすすめです。
B席はリピーターにおすすめ
劇場後方の席でリーズナブルなB席は、リピーターや観劇慣れしている方におすすめです。
ステージまでの距離があるため役者さんの表情をはっきり見るには厳しいですが、2階からだと舞台全体がよく見えます。
美しいライティングや劇場の雰囲気を味わうことはできますし、A席とほぼ変わりませんが料金が約2,000円くらいお得になります。
よく見る作品でもたまにはいつもと違う座席から観ることで新しい発見もあると思います。
よりマニアックに劇団四季を楽しみたい方におすすめです。
平日夜はC席2,750円で観覧できる
劇団四季の公演をリーズナブルに観たいのであれば、C席の中央寄りがおすすめです。
C席は2階最後方の座席ですが、その安さからファンの間では大変人気の座席です。
最後方とは言っても劇場は舞台が見えやすいように観客席に傾斜を設けてありますので、中央寄りの席であれば舞台全体が見渡せます。
また劇場によっては舞台との距離が意外に近いと感じる場合もありますので、初めての方でも十分楽しんで観ることができます。
劇団四季のおすすめ作品5選!見えやすい座席も紹介
劇団四季には日本全国に8つの専用劇場があり、それぞれの劇場でいくつかの作品が上演されています。
作品によってはお客様を巻き込んで一緒に楽しめる作品もあるので、運が良ければ料金以上に得した!と満足できる場合もあります。
そこで劇団四季の中でも人気のおすすめ作品5つと、見やすくて満足度が高いとされる座席位置をまとめてみました。
客席と舞台の一体感が魅力のキャッツ
キャッツの魅力は、客席と舞台が一体となって劇場自体が一つの世界に感じられるところです。
キャッツは劇団四季を代表する人気作品で、街の片隅のゴミ捨て場を舞台に個性豊かな猫達が舞踏会を繰り広げます。
猫に扮した役者さん達が通路を駆け回って登場するため、運が良ければ大好きな役者さんを間近で観ることができます。
猫達のエネルギッシュなパフォーマンスを至近距離で観れる機会はそうそうありません。
私も一度観に行ったことがありますが、間近で観るダンスはなんと言っても迫力が凄かったですよ♪
そんな人気作品「キャッツ」をよりお得に楽しみたいのであれば、1階席の通路側や出入り口近くがおすすめです。
お子様と一緒の場合、猫達が来てくれる率が高いようですので、是非期待して観劇してもらうと良いですね!
魔法の絨毯の仕掛けが楽しみなアラジン
アラジンの見どころはアラジンとジャスミンが「魔法の絨毯(じゅうたん)」に乗るシーンですね。
魔法の絨毯(じゅうたん)の仕組みはワイヤーと専用の装置を使っているそうです。
しかし、大掛かりすぎて簡単に劇場を変えて上演することができないとか。
本当に飛んでるのではないかと思わせるほどのクオリティの高い演出なので、このシーンを楽しみにご覧くださいね!
またアラジンはド派手な衣装やダンスなど見応え満載で注目です!
そんな「アラジン」の世界を満喫したいのであれば、1階センターブロックの5列目あたりが1番おすすめです!
近いと思われるかもしれませんが、役者さんの細かい表情やマイクオフ時の話声が聞こえるので特別感もあります。
何より舞台全体がきれいに見えるのがメリットです。
そこが難しい場合は、2階の中央最前列も視界を遮るものがなく、また「魔法の絨毯(じゅうたん)」のシーンもよく見えるので穴場ですよ♪
子供から大人まで楽しめるライオンキング
ライオンキングの見どころは、ストーリーはもちろんのことサバンナを舞台に躍動するたくさんの動物達です。
「ライオンキングのどこが一番見どころか?」と聞かれたら、迷わず「冒頭のシーン」と答える方が大多数です。
演じている役者さん達も口を揃えて答えるくらいですので、そこは本当に期待して観てくださいね。
いろんな動物をパペットを使って表現しているのですが、人形浄瑠璃を元にしているそうで動きが細やかで一つひとつ見ていても目が離せません。
そんなライオンキングを楽しむためにおすすめしたい座席は、1階センターブロックの通路側の席か2階席最前列です!
1階席の場合は「キャッツ」と同じように役者さん達が通路を通るので、間近に見れてかなりの迫力があります。
また2階席はダンスのフォーメーションがよく見えるので、1階とはまた違った印象で楽しむことができますよ♪
プロジェクションマッピングが美しいアナと雪の女王
魔法を再現する最新技術のプロジェクションマッピングで、よりアナ雪の世界にどっぷり浸れます。
ディズニーアニメで世界中で人気の「アナ雪」の見どころは、周囲を一瞬にして雪と氷の世界に変えてしまう「エルサの魔法」の発現シーンですね。
最新技術のプロジェクションマッピングや照明や小道具などを駆使して表現する世界観は、「アナ雪」ファンも満足するはずです。
子供だけでなく大人も一緒に「ありのままで」の歌も口ずさみたくなりますよね?
そんな「アナと雪の女王」の世界にどっぷり浸りたい方には、2階のセンターブロック最前列がおすすめです。
プロジェクションマッピングは大きな舞台装置になりますので、近くで見るより全体が見渡せる2階席の方が綺麗に見えます。
キラキラ光る氷の城はスワロフスキーを使っているそうなので、雪と氷の美しい世界観を存分に味わって観てくださいね!
ノートルダムの鐘は大人が好むミュージカル
ノートルダムの鐘はミュージカル好きを虜にする作品で、役者さんの演技力や歌唱力をじっくり味わうことができます。
「ノートルダムの鐘」は主人公が恋人と結ばれるといったようなハッピーエンドではありませんが、人間の悲哀を描き、ドはまりする人が多い作品です。
舞台の奥にあるセットにクワイヤ(聖歌隊)が常駐し、ミサのような美しい歌声に鳥肌が立ちそうです。
「キャッツ」や「アラジン」のような派手な演出もありませんので、おすすめの座席は1階センターブロックが良いかなと思います。
舞台セットが2階建てのようなセットになっているため、少し離れて観た方が見やすいです。
サイドブロックからだと舞台横の石像の仕掛けが見えにくい場合があるようですので、予約の際にはご注意くださいね!
劇団四季のチケット予約で失敗しない方法はある?!
劇団四季のチケットで希望する席を失敗せずに予約する方法はあります!
劇団四季のチケットを予約する方法は大きく分けて3つあります。
- インターネット予約
- 電話予約
- 窓口購入、プレイガイド
その中でも劇団四季のファンクラブである「四季の会」に入会すると、一般発売より先行して予約をすることが可能です。
人気の作品や週末の公演など混雑が予想されるお日にちでも優先的に予約申し込みができます。
ですので普通に予約をするよりも、希望席のチケットが取れる確率がグーンと上がります。
ファンクラブに入会しなくても運が良ければ希望する席を予約できる可能性もありますので、チケットの予約方法についてご紹介したいと思います!
四季の会はフルコースでの入会が最強!
四季の会に入会するなら全公演で先行予約ができ、S席がお得に予約できる「フルコース」会員がおすすめです!
劇団四季のファンクラブ「四季の会」には、「フルコース」と「エリアコース」があります。
それぞれのコースについての詳細は以下の通りです。
<フルコース>
・劇団四季の全公演で「先行予約」と「チケットの割引」が受けられます。
・会報誌「ラ・アルプ」の購読が可能
・入会金は無料
・年会費は税込2,200円(会報誌を郵送で受け取る場合は税込3,300円)
<エリアコース>
・仙台、静岡、広島、福岡、全国ツアー公演で「先行予約」と「チケットの割引」が受けられます。
・会報誌「ラ・アルプ」の購読が可能
・入会金は無料
・年会費は税込1,100円(会報誌を郵送で受け取る場合は税込2,200円)
会員登録をするとインターネットから予約が可能ですし、会員限定で「劇団四季自動予約」というサービスを利用することができます。
「劇団四季自動予約」ってどんなサービスなの?
「劇団四季自動予約」は電話の予約システムで、音声メッセージに従ってプッシュボタンを操作するだけで予約できるシステムです。
予約受付初日にネットや電話が繋がりにくくて、イライラしたことはありませんか?
このシステムはそういった繋がらない問題を解決してくれる予約システムになります。携帯電話からも利用できるのでとても便利です。
先行予約初日は朝10時からしか予約はできませんが、それ以外は24時間利用可能です。
有料会員の特典を活かして良い席を是非ゲットしてください!
劇団四季の公式サイトからも予約はできる
劇団四季の公式サイトから「アカウント登録(無料)」をすれば、インターネットで予約ができます。
劇団四季のファンクラブに入会しなくても公式サイトで「劇団四季idアカウント」を事前に登録しておけば、インターネットからいつでも予約ができます。
インターネットで予約する際には座席指定ができますので、あらかじめどんな位置や角度から見えるのかを知ることができます。
劇団四季の窓口では前売券や当日券が買える
劇団四季専用劇場の窓口・チケットボックスでは、前売券や当日券が購入できます。
インターネットや電話で予約しなくても、劇団四季専用劇場の窓口「チケットボックス」でも購入することができます。
思いがけず時間ができて観に行きたいなと思った時でも、開演時間直前までチケットが買えるのはありがたいですよね?
日によってはS席など優良席が購入できることもありますので、公式サイトの当日券情報をチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
- 劇団四季の座席でおすすめの場所は、舞台に近いS1席や子供と一緒に楽しめるS席などあなたの予算や見え方の好みに合わせるのがおすすめ
- 劇団四季の座席でA席やB席を選ぶなら中央寄り、C席は一番安い席だが舞台全体が見渡せる穴場席
- 客席と舞台の一体感が魅力のキャッツは、1階席の通路側や出入り口近くの座席がおすすめ
- 魔法の絨毯の仕掛けが楽しみなアラジンは、1階センターブロックの5列目あたりが優良席
- 冒頭シーンが見どころのライオンキングは、1階センターブロックの通路側の席か2階席最前列がおすすめ
- アナと雪の女王は、2階の座席で観るとプロジェクションマッピングがよく見える
- 大人好みのノートルダムの鐘は、じっくり腰を据えて1階センターブロックの座席で鑑賞するのが一番
- 劇団四季のチケット予約で失敗しないためには、ファンクラブに入会して先行予約を利用する
- 劇団四季のチケットはファンクラブに入会しなくても、公式サイトや劇場窓口でも購入できる
劇団四季についてここまでまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ミュージカルと言うとちょっとハードルが高いかなと思いがちですが、案外リーズナブルに観ることもできます。
言葉で説明するよりもまずは劇場で生のミュージカルを観ていただければ、劇団四季の魅力を理解していただけるはずです!
ちょっと疲れて元気をもらいたい、心を揺さぶられたいと思ったら是非劇場に足を運んでみてくださいね♪
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