子育ては楽しく嬉しいことがある反面、大変なことも多いですよね。時にはイライラして怒鳴るなんてことも…。
子育てにおけるイライラの原因の上位には、ご飯を食べない、寝てくれない、いやいや期等があります。
寝てくれないに関しては特に、生後からずっと悩まされますよね…。抱っこしてやっと寝ても、置くと泣き出す通称背中スイッチもありますし。
寝かしつけてもなかなか寝てくれず、良くないのは分かっているがイライラして怒鳴ってしまう…そんな経験ある方も多いのではないですか?
寝かしつけでいつまでも寝てくれないと、ママの自由時間も寝る時間も削られてしまいますよね。
イライラするのや怒鳴るのを防ぐ為には、ストレス発散、周囲の協力が必要です。
寝かしつけでのイライラや怒鳴るのを防ぐ対策についてお伝えします。
寝かしつけでイライラし怒鳴るのはストレス発散で防ぐ
寝かしつけ中なかなか寝てくれなくて、イライラして思わず怒鳴るなんてこともあると思います。
怒鳴るのが良くないと分かっているのに怒鳴ってしまうのは、イライラしていると制御がきかなくなってしまうからです。
子どもは可愛いですが、言うことを聞いてくれないことも多いです。
寝かしつけに限らず、子育て中にイライラしてしまうことは日々ありますよね。
子育てのイライラや怒鳴る頻度を減らすには、日々ストレス発散や解消を行うことが大切です。
一人の時間や好きなことをする時間を持つことでリラックスでき、ストレス発散に繋がります。
人それぞれ発散方法は異なると思います。一人で趣味や好きなことに没頭、集中したり、誰かと一緒に時間を過ごしたりするのもいいでしょう。
日々大変なママも、定期的に息抜きしてくださいね。
他のみんなはどんな風にストレス発散をしているのでしょうか。先輩ママの発散法を見てみましょう。
好きなものを食べてリラックス
好きなお菓子をたくさん食べたり、普段は買わない少しお高めのスイーツを買ったり、食べることでストレスを発散する方が多いようです。
実は甘いものには、人をリラックスさせる効果があると言われています。
砂糖を含んだ甘いものを食べると、脳内の快感中枢が刺激され、エンドルフィンという物質が作られます。
この物質は、気持ちを落ち着かせたり、リラックスさせたりする効果があると言われています。
甘いものを食べた後に脳波を測定したところリラックス状態が確認されたという医学的な結果もあります。
他、やっと寝かしつけが終わった後に、おつまみを食べながらお酒を飲んでストレス発散する方もいるようです。
私もそうですが、食べることが好きなあなた、ぜひこの方法を試してみて下さい。
ショッピングで気分転換
ショッピングをすることでストレスを発散する方も多いようです。ご褒美として、欲しいと思っていた大きなものを思い切って買うのもいいでしょう。
ただ、買いすぎには気をつけましょうね。
買いすぎを防ぐために、ネットショッピングで好きなだけカートに入れて、購入ボタンを押さず削除するというストレス発散法もあるようです。
後で見返すと、結局子どものものばかりカートに入れてることに気付く…なんてほっこりエピソードもありました。素敵ですね。
おしゃべりで楽しい時間を
友達と会っておしゃべりをして、ストレス発散をする方法もあります。子育て以外の話もすることで、良い気分転換になりますよね。
また、ママ友会を開くのも良いでしょう。同じ環境にいる者同士で共感し合えます。
子育ての愚痴をお互い言い合い聞き合うと、気持ちが楽になるかもしれません。先輩ママがいればアドバイスももらえますね。
おしゃべりをしているとついつい時間を忘れてしまいますよね。子どもから離れて、いい気分転換になると思います。
子どもを一緒にその場に連れて行っても良いですが、子育てのストレスを発散するという意味では、その時間はパパや他の人に子どもの面倒を見てもらうのも良いでしょう。
軽い運動でポジティブに
体を動かすのも、ストレス発散法の一つです。激しい運動だと疲れ過ぎてしまうので、軽いウォーキングやジョギングがおすすめです。
外の空気を吸って、景色を見ながら歩くだけでもよい気分転換になります。
子育て中は外に出たりまとまった時間を取ったりするのは難しいこともありますよね。
ヨガやお風呂上がりのストレッチであれば、家の中でも短時間でできます。また、凝り固まった体をほぐすことができるのでおすすめです。
久しぶりに体を動かしてみると、意外と気持ち良いと感じることってありませんか?
運動することで、交感神経が活性化されてポジティブな気分にもなれますよ。
寝かしつけを趣味や学びの時間にしてしまう⁉
寝かしつけに時間がかかってイライラが抑えられないなら、イヤホンをつけて好きな音楽やデジタル書籍を聞いて、趣味や学びの時間として活用する手もありです!
寝かしつけが終わっても家事や仕事が残ってるから、寝落ちするわけにはいかない!という時にもおすすめの方法です。
この方法には抵抗を感じる、ということもあるかもしれませんね。
もちろん、じっくり子どもと向き合って寝かしつけをするのも素晴らしいことです。
しかし、それが我慢の限界でイライラ、怒鳴るということが日常になってしまうなら、気持ちを切り替えて、少しでも自分のための時間にするのもありだと思います。
実際私は「今日は寝落ちできない!」という日は、寝かしつけ中に片耳だけBluetoothイヤホン、スマホは枕の下に裏返しで、音楽や勉強系YouTubeを聞き流ししていることもあります。
疲れて一緒に寝てしまいそうになるのをひたすら我慢するより、別の刺激が入ってくるので、子供が寝ないことに意識が向きすぎず、眠気の我慢も楽に感じています。
合う・合わないもあると思いますが、寝かしつけの時のイライラを少しでも軽減できればいいな、という気楽な気持ちで試してみてもいいと思います!
寝かしつけでイライラしないよう旦那さんと協力しよう
子育てを一人で行うのはとても大変です。近くに両親や兄弟姉妹が住んでいれば、お手伝いしてもらう方もいるでしょう。
日々の寝かしつけでイライラしない、またイライラを減らすためには、旦那さんの協力も必要です。
旦那さんに子育てを協力してもらえたら嬉しいですよね。
夜は旦那さんに協力してもらおう
子どもが寝る夜の時間帯なら旦那さんが家にいることもあると思います。
旦那さんに寝かしつけを手伝ってもらう、もしくは代わりにやってもらうことで、あなたの負担やイライラを減らすことができます。
寝かしつけてもらっている間に、他の家事やあなたの寝る準備、翌日の準備をすることができます。
それでもまだ時間に余裕があれば、リラックスの時間を過ごしてみましょう。
私もよくやりますが、ゆっくりお風呂に浸かることで疲れを取ることができますよ。入浴剤を入れるのもいいですね。
毎日続けてだとイライラが蓄積してしまうので、数日に一度でも寝かしつけから離れることでイライラの蓄積も軽減されるでしょう。
実際、奥さんと旦那さんで日ごとに交代して子どもの寝かしつけをしている夫婦もいるようです。
ただ子どもの気分によっては、パパの寝かしつけを嫌がることもあるようです。
その場合は仕方がないので寝かしつけはママがやって、代わりに家事などをやってもらいましょう。
子育ての大変さを共有してみよう
寝かしつけ含め、子育ての大変さを理解してもらえないというのもイライラやその先の怒鳴る行為に繋がります。
一人で抱え込まず、旦那さんにも状況を共有し理解や手伝いを求めることも必要です。
育児や家事に協力的な旦那さんも増えてきましたが、女性が育児・家事をすべきという考えもまだ残っています。
専業主婦の場合は特に、家にいるなら育児と家事を完璧にこなすべきだと考える旦那さんもいるようです。
旦那さんの仕事が忙しくあまり家にいなかったり、もしくは転勤で引っ越し周りに頼る人がいないかったり、状況は色々あると思います。
ただ、一人で無理をしすぎると精神的も身体的にも参ってしまうこともあります。
まず旦那さんに、今の状況や大変さを伝え、どういったことを一緒にしてほしいのかを説明することが大切です。
言葉にして伝えるだけで現状に気づいてくれることもあります。
〇〇してもらえると助かるなど、具体的にしてほしいことを伝えるようにしましょう。
また実際に手伝ってもらえたら、感謝の言葉も忘れずに伝えるようにしましょう。
お互い家の中や外で大変ですが、お互い苦労をねぎらう気持ちを忘れずに、協力して子育てを行うことが大切です。
育児うつについて知っておこう
育児うつという言葉を知っていますか。
子育てに伴う環境の変化やストレス、ホルモンバランスの変化が原因で起こるうつ症状です。
同類の言葉である産後うつとは、産後1~2週間から数ヶ月以内に発症するものです。
子育てを一人で頑張ったり抱え込んだりし過ぎると、心の病になりかねません。
一生懸命頑張っているママ達にそうなってほしくないので、育児うつというものがあることを知っておいてほしいと思います。
うつセルフチェック
- 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分になる
- 何をしても興味がわかず、楽しくない
- 疲れやすく、だるい
- 何をするにもおっくうでやる気がしない
- 寝つきが悪くて、朝早く目がさめる
- 食欲がなくなる
- 人に会いたくなくなる
- 夕方より朝方の方が、気分・体調が悪い
- 心配ごとが頭から離れず、考えがどうどうめぐりする
- 失敗や悲しみからなかなか立ち直れない
- 自分を責め、自分には価値がないと感じる
引用 厚生労働省 うつ対策推進方策マニュアル 2.うつ病を知る
うつ病の場合、これらの項目の多く当てはまっている傾向があります。上記の状態が2週間以上続いている場合、注意が必要です。
これらの症状が見られたら、対処法をとりましょう。
一人になれる時間を作る、睡眠時間を長めに取る、完璧な母親を目指すことをやめる等、試してみましょう。
時間が作れない場合は、旦那さんや両親、他知り合いに相談してみましょう。
他、民間のベビーシッターやファミリーサポートセンターという公的サービスを利用するものいいでしょう。
自治体の多くで、子育てに関する電話相談窓口などが用意されています。
保健師やカウンセラーなど専門的な知識を持つスタッフが、子育てに関する心配や悩みの相談に乗ってくれます。
時にはそういったもので、他人の力を借りることも大切です。
寝かしつけでイライラし自己嫌悪を感じるあなたへ
寝かしつけや子育てでイライラして、怒鳴ったりネガティブな言葉をぶつけてしまったり、よくあることだと思います。
特に夜の寝かしつけは、疲れているしあなたの睡眠時間にも関わってくるので余計イライラしますよね。
そしてその後、後悔したり自己嫌悪に陥ったりすることがあるのではないでしょうか。
ただ後悔や自己嫌悪は、してしまったことを反省をしている証拠でもあります。
子育ての振り返りをなくすのではなく、自己嫌悪を軽減することが大切です。
自己嫌悪軽減のためには、認めてあげる、考え込みすぎないようにすることが大切です。
時間や心に余裕がない、疲れている時などは余計に子どもに当たってしまい、結果そんな自分を責めてしまいますよね。
また、ストレスを発散して旦那さんに協力してもらった結果、イライラを減らせても完全になくすことは難しいと思います。子どもは自由ですから。
頑張って対処しても、それでもイライラして自己嫌悪を感じてしまうあなた、そんな自分を責めないでほしいです。
子育てにおいて自己嫌悪を感じてしまうあなたへ。これを読んで少しでも心が軽くなったら幸いです。
自己嫌悪感を軽くするには自分を認めてあげよう
子育てを頑張っているあなたを、しっかり認めて褒めてあげることも必要です。
子育てはこうじゃないといけない、完璧にしなければと目標やハードルを高く設定する人は、自分への評価も厳しいことが多いです。
だからこそ、怒鳴るなどよくないとされている行為をすると自己嫌悪に陥るのです。
目標やハードルを下げることが一番なのですが、性格の問題もありなかなか直すのは大変です。
私はよくやっている、頑張っていると、あなた自身を認めて声をかけてあげることが大切です。
そもそも自己嫌悪を感じるということは、あなたの行為を振り返り、よくなかったと反省している証拠です。
振り返ることができるだけでも素晴らしいことです。そうやって小さいことからでも認めてあげましょう。
寝かしつけに時間がかかりイライラしてしまっても、いつかは子どもも寝てくれます。その後に、なんとか寝てくれた、今日もよく頑張ったと一声かけてあげましょう。
何より、他のお母さんと比較するのではなく、あなたのことはあなた自身が認めてあげることが大切ですよ。
考えこみすぎないようにする
イライラして怒鳴るなど子どもに当たってしまった時でも、自分を責めすぎない、いつまでも考えすぎないようにすることが大切です。
子育てて自己嫌悪に陥ると、こんなにイライラするのは私だけ?私は子育てに向いてないのかも?と不安になり悩んでしまうこともあると思います。
子育てでイライラしてしまうのはみんな同じで、決してあなただけではありません。
あなたの両親や、友人や職場の先輩ママなどに話を聞いてみるのもいいでしょう。
みんな同じことに悩んでいてあなただけではないと分かり、安心できるでしょう。
身近に話せる人がいない場合は、ネットなどで探してみるのもいいと思います。
他のママ達の体験談や悩みが羅列されてサイトもあります。
寝かしつけようとしても全然寝てくれずイライラしてばかり!という体験談もよく見かけます。
あなたと同じ悩みを持つママ達はたくさんいるのです。
また一度自己嫌悪に陥ると、いまでも同じことを考えて、反芻してしまいがちです。
なんで怒ってしまったのか、あんなことしてしまったのか、私はダメなママなんだ、などネガティブな言葉がひたすら頭に浮かんできます。
ただそうすると、どんどん自己嫌悪感が増していく一方です。
そうならないよう意識したいのは、視線を過去ではなく未来に向けることです。
反省することも必要ですが、その後に、次に同じことをしないように何ができるかを考えるように意識してしましょう。
反省という自己嫌悪を引きずるのではなく、同じことを繰り返さないようにするためのポジティブな反省が大切です。
次に目を向けて、前向きな反省をできるよう意識しましょう。
子どもにイライラして当たってしまった後のフォロー
では実際に子どもに当たってまった後、どのようにフォローしたらいいのでしょうか。先輩ママたちがしている方法をご紹介します。
<素直に謝る>
感情をそのままぶつけることや怒鳴ることは、どんな理由でも望ましいことではありません。
理由を説明した後、素直にごめんねと謝ることが大切です。良くないことをしたら謝るということを教えることにも繋がります。
<抱きしめてあげる、大好きだよと伝える>
怒られたり怒鳴られたりした時子どもは、自分はママに嫌われてしまったのではないかと不安に感じます。
それは子供にとって辛いことなので、早く安心させてあげましょう。
そうすれば、子どもはママの話に安心して耳を傾けることができます。
抱きしめる、大好きだよという言葉をかけることで、嫌いになったわけではないということを伝えてあげましょう。
謝って思いを伝えて、これでおしまいと気持ちを切り替えるよう意識できるといいですね。
まとめ
- 寝かしつけでのイライラや怒鳴るのを防ぐには、ストレス発散が重要
- オススメの発散法は、食べる、買い物する、話す、運動する
- 寝かしつけでイライラしないように、旦那さんに協力してもらおう
- 寝かしつけに限らず、育児の悩みを旦那さんに共有しよう
- 自己嫌悪軽減のために、あなたを認めてあげる、考え込みすぎないようにする
- イライラをぶつけてしまった後は、謝る、安心させてあげるなどフォローする
寝かしつけがうまくいかないと、その後の自由時間や寝る時間と減ってしまうので、早く寝てほしくてイライラしますよね。
あなたも分かっていると思いますが、イライラすることや怒鳴ることにメリットはありません。
ストレスをコントロールしたり周りに助けを求めたりすることで、イライラの軽減に繋がります。
この記事が、あなたのイライラや怒鳴る行為を減らし、少しでも子育ての大変さを軽減する手助けになれたらとても嬉しいです。
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