長く使っていた包丁だから、割れた柄を交換してまた使いたい。
でもどこでできるのか、わからないわ。
破損してしまった柄を交換する際、どこで交換を依頼すればいいのか迷いますよね。
また包丁の柄は、自分で交換できるか知りたいあなた。
ネットやホームセンターなどの店舗で依頼するか、自分で交換することで、包丁の柄を交換できます。
どこで交換できるか、また交換する方法を知らないままでは、刃は使えるのに柄の破損のために、高い包丁を破棄することになってしまいます。
ネットやホームセンター、あるいは自分で柄交換することで、愛用の包丁をできるだけ長く使うことができますよ。
ネットや店舗などで依頼する場合の違いや、柄を交換できるホームセンターの店舗、自分でできる柄交換の方法をまとめています。
包丁の柄交換はどこで?ネットや店舗の違いを比較
柄交換をどこに依頼するのが良いのかわからないわ。
包丁の柄が破損等で交換する際、ホームセンター、ネットや包丁購入店舗での交換が可能です。
包丁の柄を交換する方法がいくつかあり、どこで依頼するのが自分に合うのか迷いますよね。
この項目では、柄交換する際の流れやメリット・デメリットを比較しています。
どこで依頼するのがあなたのニーズにマッチするか、検討してください。
ホームセンターで依頼や新しい柄を購入
家庭向けの和包丁の場合、口金がプラスチックで作られたものが多いです。
和包丁の柄は差し込み式になっており、初めて柄交換する人でも、道具があれば安価に交換が可能です。
家庭用の和包丁に合う柄は、ホームセンターにて500円ほどで販売されています。
こんなに安く手に入れることができるのには、私もビックリ…!
以下に、ホームセンターで柄交換の依頼や、柄を購入し自分で交換する場合のメリット・デメリットをまとめます。
〈メリット〉 | 〈デメリット〉 |
安価に柄交換ができる | 工具がないと交換できない |
最も早く交換できる | 自分で交換作業する必要がある |
預ける必要がないので包丁が使えない期間が短い | サービスを提供しているホームセンターが少ない |
ホームセンターによっては、柄交換のサービスを提供しているところもあります。
調べたところ、ロイヤルホームセンターでは包丁の柄交換サービスがありますが、コーナンやカインズでは、包丁のメンテナンスサービスは提供されていないようです。
ロイヤルホームセンターの料金の一例を紹介します。
・和包丁柄交換 1,000円
(柄料金は別途) (税込 1,100円)
あなたの家の近くに、柄交換サービスを提供しているホームセンターがなければ、ネット利用や包丁購入店舗への相談も検討する必要があります。
また後述に柄交換の方法がまとめてありますが、交換作業には金槌やドリル、リューターなどが必要です。
あなたの家にこうした工具が揃っていれば、新しい柄を購入後にすぐ作業を始められますよ。
自分で交換作業すれば、預ける必要がないので、交換すればすぐに包丁が使えます。
包丁をすぐ使いたい、あるいは自分で交換したいあなたには、ホームセンターを利用しての柄交換がおすすめです!
ネットで依頼し郵送でやりとり
包丁の研ぎ直しを専門にしている鍛冶屋の中には、柄の交換を受け付けている鍛冶屋もあります。
柄の交換を依頼したいと思った時、あなたの自宅の近くに鍛冶屋がない場合があります。
私の街に鍛冶屋はありませんし、最寄りの鍛冶屋まで車で2時間以上…。
またあなたが仕事や育児をしていると、鍛冶屋に持ち込む時間の確保が難しいですよね。
時間の確保に悩むあなたには、ネットで包丁の柄交換を依頼し、郵送でやりとりする方法がおすすめ!
口コミで事前に評判を確認することができるので、安心して申し込むことができますね。
こちらのサービスは口コミもとてもよく、「新品のようになって返ってきた!」「鏡のようにピカピカ」という声がたくさん書かれていましたよ。
ネットから郵送で包丁の柄交換を依頼する場合の流れは以下の通りです。
多くの鍛冶屋で、クリックポストやレターパックなどの郵便サービスを利用しています。
郵便局への持ち込みやポスト投函のほか、自宅に集荷サービスもあるので、あなたが自宅から離れられない事情があっても利用しやすいです。
時間の確保が難しい私にとっても、気軽にサービスを利用できると感じました。
鍛冶屋に包丁を郵送する場合、新聞紙等で保護をし、刃先が飛び出さないよう丁寧に梱包しましょう。
以下に、ネットで柄交換を依頼するメリット・デメリットをまとめます。
<メリット> | <デメリット> |
遠方の鍛冶屋にも依頼できる | 自分で梱包しなければならない |
均一価格のプランがあることも | 交換日数に加えて郵送にかかる日数がプラスされる |
自宅から包丁を鍛冶屋に郵送できる | 柄交換だけのサービスが少ないのでお金がかかる |
近くに包丁の購入店舗や鍛冶屋がない、あるいは時間の確保が難しいあなたに、ネットで柄交換の依頼がぴったりです。
逆に予算をなるべく少なく柄交換をしたい、包丁が使えない期間を短くしたい場合は不向きです。
鍛冶屋にネットで依頼する場合、多くは包丁研ぎに追加料金で柄交換という料金設定になっています。
どこで柄の交換を依頼するか探す際、予算も大事な選ぶ視点です。
あなたが低予算で包丁の柄交換を依頼したい場合は、店舗やホームセンターで依頼しましょう。
あなたが手軽に柄交換を依頼したい場合は、ネットを通じて柄交換を依頼する方法がおすすめですよ。
私も柄交換を依頼するなら、手間も時間も少なくて済むネットで依頼しようと思います。
包丁の購入店舗に持ち込みで相談
あなたが柄交換したい包丁が、実店舗で購入したものであれば、購入した店舗に相談しましょう。
包丁を長く使って欲しいという願いから、店舗では包丁の研ぎ直しとともに、柄の交換などの修理を行っていることが多いです。
例えば築地や豊洲に店舗を持つ「株式会社 築地正本」では、以下のようなメニューがあります。
和包丁家庭用 | 660円~ |
和包丁 | 2200円~ |
和包丁八角柄 | 5500円~ |
和包丁黒檀八角柄 | 19250円~ |
牛刀(弊社製品のみ) | 2420円~ |
実店舗では、ネットで柄交換を依頼する場合と違い、柄交換だけをお願いすることができます。
以下に、包丁の購入店舗で柄交換を依頼した時のメリット・デメリットをまとめています。
〈メリット〉 | 〈デメリット〉 |
柄交換だけを依頼できるので安いことも | 店舗まで行く必要がある |
受け取りまでの時間が早い | プロ仕様や和包丁の柄交換がメイン |
さまざまな種類の柄を扱っている | 他社製品の場合、修理ができないこともある |
店舗まで足を運ぶ必要があるのが、ネットとの最大の違いです。
しかし高価な包丁の場合、郵送しなければならないことに不安を感じて当然です。
私も自分の愛用の包丁を郵送しなければならないと思うと、少しだけ不安があります。
多くの包丁販売店では、プロ仕様の包丁の柄交換を中心に行っています。
プロが使うような包丁や、贈り物でもらうような高価な包丁は、ネットでは柄交換ができないことも。
特に八角柄や黒檀柄は、柄そのものが高価なため、ネットやホームセンターでは受け付けていない可能性が高いです。
店舗へ持ち込みであれば、郵送することへの不安もありませんし、その場で交換可能か相談できますよ。
あなたがもし高価な包丁の柄交換を依頼したい時は、ぜひ購入店舗へ包丁を持ち込み、相談してくださいね。
包丁の柄の交換は種類によって難易度が変わる
鍛冶屋に預けず、自分で柄を交換して、すぐにでも使いたいあなたは、その交換方法が気になっていますよね。
柄の交換って、自宅で簡単にできるのかしら?
ホームセンターに行く前に、柄交換の手順をイメージしたい。
和包丁の柄は、初めて柄交換するあなたでも、自宅で簡単に挑戦できます。
柄の種類や構造の違いによって、柄交換の難易度が大きく変わります。
和包丁は柄に差し込むだけで、簡単に交換できます。
洋包丁はドリルで穴をあけなければならず、和包丁に比べて難易度が高いです。
この項目では、柄の種類や形状による特徴の違い、和包丁の柄の交換方法を詳しく解説します。
包丁の柄は種類や形状で値段や特徴が異なる
和包丁の柄にはいくつか種類があります。
以下に、柄の種類と柄単体を購入する際の値段の目安をまとめました。
柄の種類 | 〈柄の値段の目安〉 | <特徴> |
プラスチック柄 | 200-500円 | 安価で家庭向け。 刀身が抜けやすい。 |
水牛柄 | 1500-2000円 | 料理人向け。刀身が抜けにくく長持ち。 |
黒檀柄 | 6000-10000円 | 最上級の柄。使い込むほどなじむ。 |
柄によって値段が大きく変わります。
プラスチック柄と水牛柄は、包丁と柄の継目である口輪の素材に違いがあります。
家庭用の和包丁は、プラスチックの口輪でできているものが多いです。
しかし使ううちに刀身が抜けてくることがあるため、柄尻を叩いて入れ込み直す必要があります。
料理人の使うような高価な包丁は、水牛の角を使って作られた口輪が用いられています。
水牛柄はプラスチックの口輪より長持ちするという特徴があります。
しかし柄交換時に割れやすいというデメリットも…。
ちなみに黒檀柄の包丁は、使う期間が長くなるほど風合いが増し、手になじむようになります。
次に、柄の形状の違いについて解説します。
出刃包丁では小判型、家庭用包丁や刺身包丁ではくり型の柄がよく使われています。
プロが使うことの多い八角柄は、柄が八角になっており握りやすいのですが、3つのうちで最も高価な柄です。
このように柄は素材や形によって、値段や丈夫さが大きく変わります。
包丁は長く使うものだからこそ、私も自分の手にしっくりくる柄を選びたいと思います。
和包丁の柄の交換方法は抜いて新しい柄に差し込むだけ
和包丁は柄に中子を差し込んで固定するタイプで、初めて挑戦するあなたにも簡単に交換できます。
和包丁の柄であればどのタイプでも、以下の交換方法を参考に、交換できます。
最低限、工具は金槌とヤスリがあれば作業ができます。
また包丁の刃で怪我しないために、軍手を着用してください。
使い込んだ包丁の場合、中子が曲がって、柄にまっすぐ入らないこともあります。
この場合は、平らな硬い台座でたたいてまっすぐにすると、包丁と柄がまっすぐになります。
また柄が抜けにくくなるよう、新しい柄へ差し込む前に、中に木工用接着剤を塗ると効果的!
何度か抜き差ししながら、奥までしっかり入れます。
そうすることで水が入りにくくなるため、サビ予防にもなるのです。
木工用接着剤を塗った場合は、1〜2日しっかり乾燥させてから使用してくださいね。
洋包丁はドリルで穴開けなど交換の難易度が高め
洋包丁の柄交換は和包丁に比べると難しく、ドリルややすりなどの工具も必要です。
洋包丁の柄は、本通しや背通し、半中子と呼ばれる構造になっています。
中子と柄をビスで止めてあるため、和包丁に比べると柄が抜けにくい構造です。
以下に、3つの構造の特徴をまとめました。
<柄の構造> | <特徴> |
本通し | ・中子が柄と同じ形状 ・耐久性が最も優れている |
背通し | ・峰側のみに中子が通る ・本通しに比べて水が入りやすく、中子が錆びやすい |
半中子 | ・3つの中では最も安価、家庭向け ・中子が柄の半分くらいまでの長さなので、抜けやすい |
家庭向けの洋包丁であれば、多くが半中子か背通しのタイプと考えられます。
ただ、どのタイプであっても柄にビス止めが必要なため、中子にも穴をあける必要があります。
そもそも和包丁のように、替えの柄がホームセンターなどで販売されていません。
柄を自作するところから行うため、自力で洋包丁の柄交換は大変手間や時間がかかります。
ドリルやのこぎりといった工具をお持ちであれば可能ですが、時間の確保が難しい場合は鍛冶屋に依頼しましょう。
私も洋包丁を使っていますが、いざ柄を交換しようとすると大掛かりなDIYになりそうだなと感じました。
子育てが終わってゆっくり時間を確保できるようになったら、挑戦してみようと思います。
包丁の柄をメンテナンスして長く使おう
包丁の柄を交換するだけでなく、日々メンテナンスすることで、愛用の包丁を長く使えますよ。
包丁の柄は食器用洗剤で洗ったあと、しっかりと水気を切ってから保管してください。
長く包丁を使うためのメンテナンスでは、柄の中に水がなるべく入らないようにすることが大事なポイント。
日々の簡単にできるメンテナンス方法は以下の通りです。
- しっかりと水気を切る
- 柄を上にして立てて保管
- 汚れが酷い時は浸け置き洗いも
毎日ちょっと意識を変えるだけで、包丁を長持ちさせられるのならうれしいですよね。
一つずつ解説しますので、日々の生活に取り入れ、大切な包丁を長く使ってください。
洗った後は布巾でしっかりと水気を拭き取る
愛用の包丁の柄を長持ちさせるためには、洗ったあと十分に水気を拭き取ることが大切です。
柄に水が入ってしまうと、中子がサビて膨らむため、柄の破損の原因になります。
洗ったあと、なるべく早く布巾で水気を拭き取って乾かしてください。
刃だけではなく、柄もしっかり拭くことがポイントですよ。
最近は食洗機で洗える包丁も多いですよね。
食洗機で洗うことで汚れを簡単に落とせますが、乾燥が不十分になりがちです。
私も食洗機で包丁を洗いますが、やはり包丁が完全に乾燥するまで、かなり時間がかかります。
食洗機で洗った場合も、乾燥前に取り出してしっかり拭いてから乾燥させましょう。
私は乾燥前に包丁だけ取り出して拭くことで、完全に乾燥するまでの時間をかなり削減できました。
また水の切りやすさの点では、冷水より温水で洗うと水切りがよいです。
汚れ落ちも良く、水も切りやすかったので、あなたもぜひ試してみてください。
柄が上になるように立てて保管しよう
柄の中に残る水気をなるべく少なくする方法として、包丁を立てて保管することがおすすめです。
あなたの家のシンク下の扉裏に、包丁が収納できるスタンドがありますよね。
そのスタンドは、単に刃によりけがをしないためのスタンドだけではないのです。
柄を立てて収納すると、取り出しやすいというメリットのほかに、柄の中の水気を落とせます。
最近はシステムキッチンなど引き出しに、横に並べて収納ができるキッチンも増えています。
しかし包丁の柄を長持ちさせたいのであれば、できる限り立てて収納することがおすすめ。
立てて収納する場合も、洗った後に一度しっかりと水気を拭き取ってから収納すると効果的ですよ。
汚れがひどい時は浸け置き洗いがおすすめ
浸け置き洗いは、漆やワックスなどの防水加工がされていない、木製の柄でのメンテナンス方法です。
逆にこれからお伝えする方法は、柄に防水加工がされているものに行ってはなりません。
何らかの塗装がされている柄の場合は、傷めてしまうのでおすすめできません。
以下に、汚れのひどい木製の柄を浸け置き洗いする方法をお伝えします。
漂白剤に漬け置きすることで、柄に付着した手垢や細かい汚れを落とせます。
あなたの持っている包丁が塗装や防水加工されたものであれば、食器用洗剤で洗い、水気を切るだけで十分ですよ。
私も防水加工のある洋包丁を使っていますが、食器用洗剤で柄をしっかり洗っているため、特に汚れを感じることはありません。
使ったらしっかり洗い、汚れを落とし、漂白剤に頼らずピカピカの包丁を維持できるとベストですね。
まとめ
- 包丁の柄を交換する時は、ネットや包丁の購入店舗に依頼や持ち込みで相談する
- ホームセンターで新しい柄を購入して、自分で交換することもできる
- 包丁の柄の種類や形状によって、柄交換にかかる費用が変わる
- 和包丁の柄交換は簡単にでき、洋包丁の柄交換は手間や時間がかかる
- 包丁は、食器用洗剤や食洗機で洗った後、しっかりと水気を拭き取り、立てて保管
包丁の柄を交換しなければならないとき、どこでできるのか知らない人も多いです。
どこで交換できるのか知らずに、柄が破損しただけの包丁を手放すのはもったいない!
包丁の柄がどこで交換できるのかを知っておき、大切な愛用の包丁を長く使いましょう。
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