これまで購入したインスタントコーヒーは、瓶や詰め替え袋のまま保存していませんか。
インスタントコーヒーは湿度や光、空気に触れないように保管すると、香りや味の劣化を最小限にしてくれます。
金属製やガラス製、ホーロー製などさまざまな材質や容量の保存容器が販売されています。
長持ちさせたいのであればパッキンで密閉でき、紫外線からも守ることのできる金属製の保存容器がおすすめ。
本記事ではコーヒーが大好きな私が、おすすめの保存容器を3つ紹介しています。
お気に入りの保存容器を見つけ、ぜひインスタントコーヒーを長持ちさせて楽しんでくださいね。
インスタントコーヒーは保存容器を使うと風味が長持ち
なぜインスタントコーヒーを保存容器にわざわざ移す必要があるの?
湿度や光、空気に触れないように保管すると、香りや味の劣化を最小限にしてくれます。
インスタントコーヒーは湿気や紫外線に弱く、酸素に触れる時間が長いと酸化して味が変わってしまいます。
市販の袋や瓶のままでは完全に密閉できません。
保存容器はおしゃれなデザインのものがあり、インスタントコーヒーを淹れる時に気分を盛り上げてくれますよ。
また広口の容器で取り出しやすくなっていたり、瓶より袋で販売されているインスタントコーヒーのほうが安かったりとメリットが多いです。
ですが袋からの移し替えや、保存容器の洗浄などお手入れに手間がかかるといったデメリットもあります。
この項目ではインスタントコーヒーの保存方法、保存容器を使うメリットやデメリットについて詳しく解説します。
インスタントコーヒーは密閉と遮光のできる容器で保存
インスタントコーヒーは湿度や光、空気に触れないように保管すると、香りや味の劣化を最小限にしてくれます。
インスタントに限らず、コーヒーは適切な保管方法でないとあっという間に風味が落ちてしまいます。
お湯を入れるだけで手軽に飲めるインスタントコーヒーですが、以下のような弱点があります。
インスタントコーヒーは豆を挽いて焙煎した時点から、どんどん酸化し風味が落ちていきます。
少しでも酸素や光に触れる時間を少なくすれば、風味を長持ちさせられます。
インスタントコーヒーは密閉できる保存容器に入れても、開封後1ヶ月を目安に飲み切るようにしましょう。
密閉できる保存容器で冷蔵保存すれば、常温保存に比べて劣化するスピードを遅くできます。
ですが完全に劣化させないわけではないので、風味を損なわないうちになるべく早く飲み切ると良いでしょう。
インスタントコーヒーの保存に容器を使うメリット
インスタントコーヒーの保存に密閉できる容器を用いると、おいしさの長持ちや取り出す時に特別感を味わえます。
スーパーなどでよく、瓶で販売されているインスタントコーヒーを見かけませんか。
市販の瓶では完全に密閉できないので、冷蔵庫に入れていても吸湿や酸化しやすいです。
もちろん瓶の内蓋の縁だけ残すように切り取って使うと、ある程度密閉率を上げられるそうですが…。
それでも隙間から多少なりとも空気や湿気が入る上、ガラス瓶では紫外線から守れないのです。
密閉できる容器(コーヒーキャニスター)に移し替えることで、風味を損ないにくくできます。
コーヒーキャニスターはインスタントコーヒーを長持ちさせる他、以下のようなメリットがあります。
- 市販の保存容器はかわいらしいデザインのものも多く、取り出す時に特別感を味わえる
- インスタントコーヒーは袋で販売されている方が、瓶のものより価格が安い
- コーヒーキャニスターなら口が広く、計量スプーンや乾燥材を入れやすい
おしゃれな保存容器にインスタントコーヒーを入れると、コーヒーを淹れる時に気分も盛り上がりますよね。
正直市販のインスタントコーヒーの瓶では、気に入ったデザインのものがありませんでした。
お気に入りの保存容器に移し替えて飲むようになってからは、コーヒーを淹れるのが楽しみになりましたよ。
長期的には瓶で購入するより、お気に入りの保存容器に袋で売っている詰め替えの方が経済的だと思います。
また広口の保存容器なら湿気を取り除くための乾燥材も入れやすく、できるだけ風味を長持ちさせられますよ。
インスタントコーヒーの保存に容器を使うデメリット
デメリットは袋からの移し替えや、汚れた際に保存容器の洗浄などお手入れに手間がかかってしまうことです。
保存容器がインスタントコーヒーの内容量よりコンパクトだった場合、袋から一度に移し替えられませんよね。
容器に入らず袋に残った分インスタントコーヒーは、移し替えたものより早くに風味が落ちてしまうでしょう。
インスタントコーヒーは売っているときの袋のままでは完全に密閉できないので、開封後はあまり長持ちしません。
かといってたくさん入る大きな容器にすると、保管する場所を取ってしまいますよね。
また瓶や袋の場合は汚れても破棄できますが、保存容器は汚れたときの手入れに手間がかかります。
というのもコーヒーは湿気に弱く、洗浄後は十分に容器を乾燥させる必要があるのです。
特にインスタントコーヒーのブランドを頻繁に変える場合は、洗浄し乾燥する時間も必要なので移し替えはおすすめできません。
インスタントコーヒー保存容器の選び方はコレ!
インスタントコーヒーの保存容器はさまざまな材質、容量の物が販売されています。
長持ちさせたいのであればパッキンで密閉でき、紫外線からも守ることのできる金属製の保存容器がおすすめです。
素材によって特徴は変わり、目的に合った素材や容量を選ぶことが大切でしょう。
この項目では素材による違いや、移し替えたいコーヒーの量に合わせた保存容器の容量の選び方について解説します。
保存容器に使われる6種類の素材の特徴を解説!
保存容器の素材は大きく分けると、以下の6種類があります。
- 金属製
- 陶器製
- ホーロー製
- ガラス製
- プラスチック製
- 木製
どの素材の物でもメリットやデメリットがあり、目的に合わせた選び方なら満足度も高くなります。
中でも金属製の保存容器なら軽さや丈夫さ、遮光性など使い勝手と機能性が兼ね備えられているのでおすすめ。
ただインスタントコーヒーの香りを重視するなら、金属特有のにおいが気になる場合もあります。
においが気になりやすい人には、におい移りの少ないガラス製や陶器製、ホーロー製の保存容器を選ぶと良いでしょう。
ですがガラス製や陶器製の保存容器は金属に比べると重く、落とすと割れてしまう点がデメリットです。
保存容器を狭く不安定な場所や高所に置く場合、割れやすい材質の容器は避けた方が良いと思います。
割れた破片とこぼれたコーヒーの粉を掃除するのは大変ですから。
軽くて割れにくいプラスチック製の保存容器は、においや色移りが気になりやすい素材でもあります。
プラスチック製の保存容器は安価に手に入るため、保存容器への移し替えを試すならぴったりです。
熱や紫外線には弱いため、ガスコンロなどの熱源や窓の周囲は避けてくださいね。
置き場が悪いと、容器の変形や紫外線により風味が落ちてしまうかもしれませんから。
最後に木製の保存容器は吸湿性や遮光性が優れており、家具との調和も図りやすいおしゃれなデザインのものが多いです。
ただ防水加工のないものは水を吸ってしまうため、水回りに置く場合はおすすめできません。
ちなみに本体はガラス製や金属製で、蓋だけ竹やコルク、天然木などを採用している保存容器もありますよ。
保存容器の置き場所によってどの材質が最適なのか変わるので、置き場や目的に合わせて選んでくださいね。
置き場を選ばず、インスタントコーヒーを長持ちさせられる保存容器を選ぶなら金属製がおすすめです。
毎日1杯のコーヒーを飲むなら150gが入るものがベスト
この項目では、インスタントコーヒーの飲む量に応じた保存容器の選び方について解説します。
結論から言えば1ヶ月で1袋なら80~100gが入れられるものを、2袋以上消費するなら200g以上入る保存容器を選びましょう。
熱湯150mlに対し、インスタントコーヒーはティースプーン山盛り1杯=約2gが最適と言われています。
インスタントコーヒーは理論上、1ヶ月で60~80g消費します。
これは市販されているインスタントコーヒー1袋に相当します。
またインスタントコーヒーだけでなく乾燥材や軽量スプーンなど入れるため、袋の容量より少し大きめの容器を選ぶと良いと思います。
最初から200g以上入る大きな保存容器を購入するのも一つの方法でしょう。
コーヒー用の保存容器を選べば、インスタントコーヒー1袋にぴったりのサイズが多いですよ。
大きすぎると保管場所も必要ですし、移し替えた大量のインスタントコーヒーを飲み切るまで時間がかかり風味も落ちてしまいます。
もちろん容器が大きくなればコーヒーと蓋の隙間もでき、酸素に触れ酸化を促す可能性もありますよ。
ですから1ヶ月以内に飲み切れる量を購入して、それに見合う内容量の保存容器を選んだ方が良いと思います。
☆インスタントコーヒーの嬉しい効果をこちらの記事で解説しています↓
インスタントコーヒーで血糖値は下がる!毎日飲むメリットも解説
インスタントコーヒー保存容器のおすすめ3選
インスタントコーヒーの保存容器は、大きく分けると6種類の材質に分けられます。
なかでも私のおすすめは金属製の保存容器ですが、手入れや使い勝手の視点からガラス製やプラスチック製もおすすめですよ。
ガラス製なら食洗機や熱湯も使えますし、プラスチック製は軽くて丈夫なのにワンタッチ操作で開閉できますから。
さまざまな商品の中から、特に見た目も機能性も優れているおすすめの商品3つを紹介します。
- KALDI(カルディ) キャニスター缶
- HARIO(ハリオ) 珈琲キャニスター
- TAKEYA(タケヤ) フレッシュロックコーヒー
各商品のメリットやデメリットを知り、どの保存容器にするか判断する参考にしてくださいね。
KALDIのキャニスター缶は高コスパで見た目もおしゃれ
金属製ならワンコインで手軽に購入でき、使い勝手の良さとおしゃれなデザインを兼ね備えているKALDIのキャニスター缶がおすすめ。
私も愛用しているおすすめのインスタントコーヒーの保存容器で、気に入って2つ購入して使っていますよ。
赤・黒・伝説柄の3種類が店頭やインターネットで販売されています。
マットな色合いや紙袋にも使われているデザインの保存容器は、見ているだけでも気分が盛り上がると思います。
蓋の内側に薄めのシリコンパッキンが付いているので、蓋の開け閉めに力は必要ありません。
ただ蓋は押し上げるようにして開けるタイプで、私も慣れるまではうまく開けられませんでした。
慣れてしまえば密閉時に力が要らないので、非常に使い勝手が良いと感じています。
ワンコインで販売されているので、キャニスター缶を追加購入しやすいところも気に入っています。
コーヒーキャニスターとして販売されていますが、紅茶の茶葉や砂糖など粉類の保管もできます。
私は黒と伝説柄の2種類を購入し、インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーを保管しています。
複数の種類のコーヒーを保管できるところもうれしいですよね。
KALDIのキャニスター缶はサビの原因になるため、洗えない点はデメリットでしょう。
もし洗ったとして、乾燥が不十分なままインスタントコーヒーを移し替えると湿気により風味を落としてしまうかもしれません。
汚れが気になっても500円なので、買い替えしやすいでしょう。
店頭でもインターネットでも販売しているので、ほしいと思った時にすぐに購入できる点もおすすめポイントです。
実際私も店頭で一目惚れし、その場で購入を決めましたから(笑)
またKALDIではコーヒー用の計量スプーンも販売されており、同時にそろえると素敵ですよね。
ロゴ入りでシンプルな柄や紙袋と同じ柄のアイテムは、インテリアとしても楽しめると思います。
もちろんニトリや無印良品でも店頭販売していますが、いずれも透明な保存容器です。
意外と本体やパッキンの汚れが目立つと思うので、あえて中身が見えない容器の方が良いと思います。
インスタントコーヒーといえど、KALDIのおしゃれな保存容器に入れるだけでコーヒータイムが楽しくなるのでおすすめですよ。
HARIOの珈琲キャニスターは熱湯や食洗機も使用できる
におい移りの少ないガラス製の保存容器を探しているあなたにおすすめするのは、HARIOの珈琲キャニスターです。
赤・黒の2色がM・Lサイズで販売されています。
HARIOは耐熱ガラスメーカーとして老舗ですが、同時にさまざまなコーヒー器具を取り扱う企業としても有名です。
KALDIはおしゃれなデザインに対し、HARIOはシンプルながら使い勝手や機能性が優れています。
スリムで中の残量も一目でわかる上におい移りの心配も少なく、狭いキッチンや冷蔵庫にも保管しやすいでしょう。
一方でガラス製の保存容器では、紫外線や照明器具の光を通してしまう点がデメリットです。
窓辺や照明器具の光を強く浴びてしまう場所では、インスタントコーヒーの風味を落としやすくなってしまいます。
冷蔵庫や低い戸棚の中など、冷暗所で保管するようにしましょう。
また金属製やプラスチック製のキャニスターに比べガラス製は割れやすく重量があるので、落とすと大変危険です。
以下の表に、各社で販売している保存容器の重量をまとめてみました。
<メーカー・ブランド> | <商品名> | <材質> | <重量> |
HARIO | 珈琲キャニスター | ガラス製 | 300g |
KALDI | キャニスター缶 | 金属製 | 135g |
TAKEYA | フレッシュロック コーヒー | プラスチック製 | 145g |
ニトリ | Easyレバーキャニスター(M-800) | プラスチック製 | 230g |
無印良品 | ソーダガラス密閉瓶 | ガラス製 | 640g |
ガラス製の保存容器はプラスチックや金属の物に比べ、はるかに重いことが分かりますよね。
しかも容器300gに対し、インスタントコーヒー100gを移し替えるため非常に重くなってしまいます。
ただ水洗いできないKALDIのキャニスター缶と違い、食洗機も熱湯も使用可能なのでお手入れしやすい点が良いところだと思います。
ちなみに耐熱温度の視点で各社の保存容器を比較したものを以下の表にまとめます。
<メーカー・ブランド> | <商品名> | <耐熱温度> | <食洗機> |
HARIO | 珈琲キャニスター | 熱湯OK | 可 |
KALDI | キャニスター缶 | 不明 | 不可 |
TAKEYA | フレッシュロック コーヒー | 60℃ | 不可 |
ニトリ | Easyレバーキャニスター(M-460) | 本体90℃ パッキン220℃ | 不明 |
無印良品 | ソーダガラス密閉瓶 | 不明 | 不可 |
プラスチック製や金属製の保存容器では耐熱温度が低い場合やサビの原因になるため、使用できないことが多いです。
HARIOなら定期的にお手入れできるので、清潔な状態で長い期間使い続けたい場合にぴったりですよ。
TAKEYAフレッシュロックは軽量で利便性と気密性が高い
軽くて丈夫なうえに、気密性が高くワンタッチで開けられるTAKEYAのフレッシュロックもおすすめです。
TAKEYAのフレッシュロックでは、なんと計量スプーンも付属しています。
例えばニトリや無印良品の保存容器はパッキンが乳白色なので、コーヒーが挟まると汚れが目立ってしまいます。
TAKEYAのフレッシュロックなら、黒のパッキンなので汚れが気になりにくいでしょう。
もちろんパッキンや容器は洗浄することができるので、きれいな状態で長く使い続けられます。
ただ耐熱温度が60度と低く、食洗機や熱湯での消毒はできません。
熱に弱いためコンロの周りや日当たりが良い場所は避け、冷蔵庫や戸棚の中などに入れるといいと思います。
TAKETAはさまざまなサイズ展開があり、コーヒー以外の調味料や粉類の保管にも向いています。
フレッシュロックについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ見てくださいね。
まとめ
- インスタントコーヒーは湿度や光、空気に触れないように保管すると、香りや味の劣化を最小限にしてくれる
- 保存容器を使うデメリットは、袋からの移し替えや保存容器の洗浄などお手入れに手間がかかってしまうこと
- 長持ちさせたいのであればパッキンで密閉でき、紫外線からも守ることのできる金属製の保存容器がおすすめ
- 陶器製やホーロー製、ガラス製の保存容器はにおい移りが少なく洗浄可能だが、重くて割れやすいというデメリットがある
- ガラス製やプラスチック製の保存容器は紫外線など光を通してしまうので、インスタントコーヒーの風味が落ちてしまう可能性がある
- 金属製ならワンコインで手軽に購入でき、使い勝手の良さとおしゃれなデザインを兼ね備えているKALDIキャニスター缶がおすすめ
- HARIOの珈琲キャニスターは、におい移りの少ないガラス製の保存容器を探しているあなたにおすすめ
- TAKEYAのフレッシュロックは軽く丈夫で気密性が高く、ワンタッチ開閉や黒色パッキンで汚れが目立たないのでおすすめ
インスタントコーヒーは湿気、酸素、光、高温に弱く、豆を挽いた時点からどんどん酸化し風味が落ちていきます。
それを防ぐためには密閉と遮光ができる保存容器の使用が欠かせません。
ぜひお気に入りの保存容器を見つけ、おいしさを長持ちさせて楽しんでくださいね。
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