初めての一人暮らしで、家具など最初に準備しなければいけないものへの費用は把握、準備できたあなた。
ですが一人暮らしを始めてから、日用品の費用など、毎月の生活費は実際いくらかかるのかと不安になっていませんか?
2021年の総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの1ヶ月にかかる生活費は約15万5千円、そのうち日用品の費用は約5千円。
もちろん性別によって必需品も異なるため、費用も異なってきます。
消耗品もありますが、だからといって際限なく費用を投じると生活費を圧迫してしまいます。
本記事では一人暮らしにかかる日用品の平均額や、必需品のリスト、予算の立て方を紹介していますので参考にしてくださいね。
一人暮らしの日用品に費用は約5千円!地域や男女差も!?
一人暮らしには、実際にどのような費用がいくら必要になってくるか想像できますか?
全国平均からは、一人暮らしに必要な生活費は約15万5千円、日用品は5千円が必要なことがわかります。
新しい生活にわくわくして、意外と考えつかない費用もあると思います。
私もそうでした!
好きなブランドのテーブルやベッドの費用、電子レンジやテレビなどの家電にかかる費用のリサーチばっちりでした。あと食費はもちろん(笑)
でも、実際に一人暮らしを始めてから、気づいた出費もたくさんあります。
特に、生活するのに必要な日用品って意外と多いなと思いました。
では、一人暮らしには、どのような費用が必要になってくるのか、一か月の生活費の内訳と全国平均額を見てみましょう。
一人暮らしの生活費は平均約15万円!日用品は5千円必要
全国平均からは、一人暮らしに必要な生活費は約15万5千円、日用品には5千円が必要なことがわかります。
以下は総務省統計局が行った家計調査からわかりやすくまとめたものです。
食費(食料、飲料、酒、外食も含む) | 38,140円 |
住居費(家賃など) | 22,116円 |
光熱・水道費(水道代、ガス代、電気代など) | 11,383円 |
家具・家事用品費 (家電、家具、家事雑貨、家事消耗品、家事サービスなど) |
5,687円 |
被服費 (洋服、下着、靴下、靴、帽子など) |
4,606円 |
保険・医療費 (病院代、薬代、コンタクトレンズ代など) |
7,625円 |
交通・通信費 (スマホ代、インターネット代、電車・バス代など) |
18,856円 |
教養・娯楽費 (映画代、コンサート代、文房具代、旅行代、趣味にかかる費用など) |
17,106円 |
その他 (理美容品、交際費など) |
29,251円 |
住居費が約2万円と安いなと思いませんでしたか?
それは、持ち家や親戚から借りている家、寮の費用などが入っているからです。
家賃がかかる方は、住居費を少し多めに考えておく必要があります。
次に日用品の項目には、どのようなものが含まれると思いますか?
日用品とは生活していくために必要なもののことですが、細々としているため挙げるときりがないでしょう。
必要なものは個人差があるため、どのようなものかと明確に定義するのは難しいです。
ここでは日用品の費用の求め方を以下のように考えます。
【家事雑貨+家事用消耗品+理美容用品=日用品】
総務省統計局の家計調査での分類をもとに、各項目には以下のようなアイテムが該当します。
- 「家事雑貨」は、食器、調理器具、タオルなど
- 「家事用消耗品」は、ペーパー類、洗剤、ラップ、ゴミ袋など
- 「理美容品」は、歯ブラシ、シャンプー、コンディショナー、化粧品など
上記の表から一人暮らしの日用品の費用は、1ヶ月約5千円かかることがわかります。
私は意外と安いと思いましたね。
なぜなら、毎日使う化粧水や乳液などのスキンケア用品や化粧品代を考えると、5千円でおさまるかなと不安になりました。
もちろん地域や年齢・男女によっても変わってきますので、次の項目で見てみましょう。
一人暮らしの日用品の費用は?地域別と男女年齢別
収入が多くなれば、一人暮らしの生活費や日用品の費用も多くなります。
ですが、地域や年齢・性別によっても、かかる日用品費の平均も異なります。
一人暮らしをする地域が九州・沖縄地方での日用品費が最も高く、また女性が男性よりも高いのです。
一人暮らしをするには、平均でどのくらいの生活費や日用品の費用がかかるのか、気になるところですよね。
この項目では地域や年齢・男女別で一人暮らしの生活費や日用品費の平均を比較してみます。
地域別の一人暮らしの生活費と日用品の費用の平均
生活費 | 日用品費 | |
北海道・ 東北地方 |
144,000円 | 4,500円 |
関東地方 | 166,000円 | 5,400円 |
北陸・ 東海地方 |
156,000円 | 5,400円 |
近畿地方 | 152,000円 | 5,000円 |
中国・ 四国地方 |
141,000円 | 5,200円 |
九州・ 沖縄地方 |
144,000円 | 5,600円 |
住む地域によって、生活費も日用品の費用も変わってくることがわかりますね!
関東地方は、住居費や食費がほかの地域よりも高いので、他の地域よりも生活費が高くなっているようです。
ところが日用品費は関東地方より、九州・沖縄地方の方が高いことには驚きました。
北海道・東北地方と、九州・沖縄地方とでは日用品費に千円以上の差がある事実も意外ですよね。
年齢・男女別の一人暮らしの生活費と日用品の費用の平均
生活費 | 日用品費 | |
34歳までの男性 | 153,000円 | 2,800円 |
35歳~59歳までの男性 | 190,000円 | 3,400円 |
34歳までの女性 | 164,000円 | 8,800円 |
35歳~59歳までの女性 | 165,000円 | 8,600円 |
35歳から59歳の男性は、特にお酒にかける費用が高いので生活費が高くなっていると考えられます。
収入も増えるため、必然的に生活費や日用品費も上昇していきます。
一人暮らしの一か月の日用品は、平均で男性は約3千円、女性は約9千円かかることがわかります。
特に女性ではスキンケアや化粧品など、美容品にかける費用が高くなっているからだと私は考えます。
もちろん生理用品など、女性ならではの日用品も含まれますし。
あなたが一人暮らしするには、どのくらいの生活費や日用品費がかかるのかイメージできたかと思います。
では具体的に費用のイメージができたところで、最低限必要な日用品を確認してみましょう。
一人暮らしの日用品のリストを紹介!必要な日用品とは?
一人暮らしの日用品にかかる費用は、ライフスタイルによっても大きく増減します。
では一人暮らしの日用品には、最低限どのようなものがあれば良いのでしょうか?
場所別に必要な日用品をリストアップしていきます。
☆ウェットティッシュ
☆キッチンペーパー
☆ラップ
☆アルミホイル
☆ゴミ袋
☆食器洗い用洗剤
☆スポンジ
食器
カトラリー
調理器具
布巾
照明
電池
ゴミ箱 など
☆コンディショナー
☆ボディソープ
スポンジ
タオル など
☆ハンドソープ
☆歯ブラシ
☆歯磨き粉
☆生理用品 など
☆掃除用洗剤
掃除用スポンジ・ブラシ
雑巾
物干しハンガー
洗濯バサミ など
☆乳液
ハンドクリーム
ファンデーション
リップ
ヘアワックス など
☆印は、毎月買う必要性が高いものです。
今までは実家などで家族が用意していてくれたものを、一人暮らしでは自分で用意する必要があります。
こんなに必要なものがあったのか、と改めてリストアップしてみると多さにびっくり。
日用品は細々としたものが多いのですが、生活していくために必要なもの。
☆で挙げたものは消耗品がほとんどで、毎月用意する必要があるのです。
また必要な日用品は、季節や行事、流行などによっても変わってきます。
例えば、夏になると虫よけや日焼け止めが必要になったり、大掃除の時には必要な掃除用品が増えたりしますね。
このリストを参考に、自分専用の必需品リストを作ってみましょう♪
余裕があれば、もしものときの救急セットや防災グッズもリストに加えるといいでしょう。
私は最近、マスクや消毒グッズを日用品リストに入れるようになりました。
あなたにとって必要な日用品リストを作成し、買い物の際に役立ててくださいね。
一人暮らしで日用品の予算の立て方や節約方法を解説
一人暮らしに必要な日用品や平均額と比較し、あなたは実際にいくらまで日用品の費用に当てられますか。
一人暮らしに必要な日用品は1ヶ月使える生活費の2%〜3%以内で予算を立て、家計簿・使いまわし・在庫管理で節約しましょう。
節約することで、自分の趣味に使えたり、貯蓄に回したりすることもできますよ。
この項目では予算の立て方や節約方法を詳しく解説します。
一人暮らしの日用品の予算の立て方は?
理想とされている一人暮らしの日用品の予算は、1ヶ月使える金額の2%〜3%以内と言われています。
例えば、20万円使えるとすると、4千円〜6千円までが理想の予算額となります。
今のあなたの日用品費はいくらでしょうか。
特に女性は、美容品にかける費用が高くなってしまいます。
高額なものは日用品ではなく、例えば、教養・娯楽費など別の予算から出すという考え方もできますよ。
家計簿などで分類に分けて予算を立てた際に、使わない項目から予算を出してみましょう。
最終的には全体の生活費がマイナスにならなければいいのですから。
もちろん他の予算を圧迫するなら、日用品の費用全般を見直してみましょう。
一人暮らしの日用品の節約方法は?
・家計簿をつける
家計簿をつけることで、いくら支出しているか振り返りができます。
使いすぎを防ぎ、また来月の予算を立てる際の参考にも役立ちますよ。
毎月の家計簿管理が難しいなら、一か月の日用品費の予算をしっかり立てて、予算以内で買い物するようにしましょう。
・使いまわしする
例えば洗剤などは、それぞれの場所用の洗剤を買う必要はありません。
場所を問わず使える洗剤などもあります。
油汚れに強い重曹や水垢に強いクエン酸など、使い方次第でさまざまな用途に使えるものを買えば節約になりますよ。
重曹やクエン酸を用いた掃除・美容に役立つ以下の記事も参考に、購入を検討してみてくださいね。
・在庫管理をする
あなたのライフスタイルに合わせた日用品のリストを作り、在庫管理をしましょう。
在庫管理すると、家にたくさんあるのに買ってしまったという失敗を防げます。
私も「そろそろなくなるはず」と買ったら、ストックがあったという経験を何度も…(笑)
またお店で特売になっていると、ついつい買ってしまいませんか。
ですが安いからといって、大量に買いだめしすぎないこと!
これもまた、大量にストックを持ってしまうためおすすめできません。
無駄に買わないことが、最大の節約方法だと思います。
まとめ
- 一人暮らしの生活費は、全国平均で約15万5千円、日用品の費用は約5千円かかる
- 地域、年齢、性別などによって、一人暮らしの生活費、日用品の費用の平均額は変わる
- 一人暮らしの日用品の費用は、平均で男性は約3千円、女性は約9千円かかる
- 日用品とは生活していくために必要なもので、毎月買い足す必要があるものは、ほとんどが消耗品
- 理想とされている一人暮らしの日用品の予算は、1ヶ月使える額の2%〜3%以内
- 一人暮らしの日用品の費用は、家計簿や使いまわし、在庫管理など工夫次第で節約することも可能
一人暮らしの生活費や日用品の費用の平均額、内訳、そして、一人暮らしの日用品リストや日用品の予算などについて紹介しました。
ライフスタイルによって、日用品として必要なものや費用も大きく増減します。
一人暮らしの生活費や日用品の費用の平均や内訳をあらかじめ知っておくことで、計画的に準備ができ、一人暮らしを始めてからも、安心して毎月のお金の管理ができそうですね!
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