ハッカ油スプレーはエタノールなしで作れる!作り方や使い方を紹介!

生活

ハッカ油スプレーは天然素材を原料にしていながら虫除けや消臭効果が期待できるので、自作していろいろな用途で使えると嬉しいですよね!

キャンプが好きな私自身も、虫除けとして愛用中です。

ハッカ油スプレーを自作しようと思って材料を調べたけど、無水エタノールって何?エタノールなしでは作れないの?

私もハッカ油スプレーを手作りしようと思って無水エタノールを買いにいったところ、思ったよりも値段が高くてびっくり!二の足を踏んでしまいました。

エタノールなしでハッカ油スプレーを作れたら手軽だしコスパもいいですよね。

エタノールなしではハッカ油スプレーは作れないのでしょうか?

いいえ、ハッカ油スプレーはエタノールなしで作れます!

これから作り方やいろいろな使い方について詳しく解説していきます。

ハッカ油スプレーはエタノールなしで作れる!材料は?

最初にお伝えしましたが、ハッカ油スプレーはエタノールなしで作れます。

ハッカ油スプレーを自作するときによく使われる無水エタノールですが、相場が500mlあたり約1,000〜1,500円とちょっと高めです。

そんなにいっぱい作るかどうか最初はわからないし、できればコストは抑えたいなあ。

いろいろな使い方ができるハッカ油スプレーですが、原材料費がかさむのではなかなか手を出しづらいですよね。

また、無水エタノールは高濃度のアルコールです。

引火性があるため、家庭で保管する際の保管場所などにも注意する必要があります。

そんな無水エタノールなしでもハッカ油スプレーが作れるのなら、あなたも作ってみたいと思いませんか?

エタノールなしで作れるならハードルが下がるし作ってみたい!

では実際に、ハッカ油スプレーをエタノールなしで作るのに必要な材料と作り方について解説します。

エタノールなしハッカ油スプレーの材料と作り方

エタノールなしハッカ油スプレーを作るのに必要な材料は以下です。

  • ハッカ油…10滴前後
  • 精製水or水道水…50ml
  • 計量カップ(5〜10ml単位の目盛りのもの)
  • スプレーボトル(ポリスチレン製ではないことを確認)

材料がそろったらいよいよハッカ油スプレーの作り方ですね。

とは言っても何も難しいことはなく、基本的には材料を混ぜるだけで作れるので、ハッカ油スプレーの作り方はとっても簡単です!

  1. スプレーボトルに精製水or水道水50mlを入れる
  2. ハッカ油を10滴前後たらす(お好みで調整可です)
  3. ふたを閉めてよく振って混ぜる

たったの3ステップで出来上がりです。とっても簡単ですよね!

ハッカ油スプレーは便利って聞くけれど、ハッカ油にはどんな効果があるんだろう?

ハッカ油にはさまざまな効果があるので、ハッカ油スプレーを1本作ればいろいろなシーンで使えてとても便利です。

ハッカ油の効果と特徴について以下にまとめます。

<ハッカ油とは?>

ハッカ油には以下のような効果があります。

  • 清涼感
  • リラックス効果
  • 抗菌効果
  • 防臭効果
  • 防虫効果

ハッカ油は、ミントの一種であるハッカ草から抽出された精油で、主成分はメントールです。

メントールの効果はとても万能で、それ自体に血行促進や鎮静、鎮痛、抗うつなどの作用があります。

そのほかに、皮膚の冷たさを感じる受容体を刺激するため、身体を冷やさないのに冷たく感じる独特の清涼感もハッカ油の特徴ですね。

またメントールの香りにはリラックス効果、抗菌消臭効果があるうえに、害虫が嫌う臭いであることから防虫効果も期待できます。

それだけでなく、薬局などで売られているハッカ油は「食品添加物」として使えるものが多く、たとえ口に入ったとしても安心安全な天然素材です。

ハッカ油は国が定めた医薬品の規格基準書である「日本薬局方」で薬効を認められたものでありながら、ドラッグストアなどで手に入るのも嬉しいですよね。

ですが、ハッカ油はポリスチレンという素材を溶かしてしまうという注意点があります。

詳しい注意事項については、ハッカ油スプレーの使い方のところで説明していきます。

精製水と水道水の違いを解説!メリットやデメリットは

エタノールなしハッカ油スプレーの材料で、「精製水or水道水」が必要とお伝えしました。

精製水って何?水道水とはどう違うの?

精製水と水道水の違いで重要なのは主に以下の2つです。

  • 不純物が含まれているかどうか
  • 不純物の中でも特に、「塩素」が含まれているかどうか

精製水と水道水それぞれの特徴について説明していきます。

<精製水とは>

精製水とは、蒸留やろ過などの方法を用いて水道水から不純物やミネラルを取り除き、純度を高めた水のことです。

余計なものが入っていないので、医療用に、化粧品の材料として、また工業用などに使われます。

水道水と違って不純物が入っていないので、肌が敏感な人に対して刺激が少なく、安心して使うことができます。

一方で、精製水には塩素が入っていないので、雑菌が繁殖しやすく長持ちしないというデメリットがあります。

精製水はドラッグストアなどで約100〜200円程度で購入できます。

<水道水とは>

水といえばみなさんになじみの深いのはこの「水道水」でしょう。

水道水は人が飲んでも大丈夫なように、浄水処理場に集められた水から不純物を取り除いた後で、塩素を注入することで殺菌消毒をしたものです。

精製水との大きな違いは塩素が入っているところです。

ハッカ油スプレーは水道水でも作ることができます。

ですが、若干の不純物も残っているので、肌が敏感な方は精製水で作ったものの方が刺激が少なくて安心して使えるかもしれません。

精製水と水道水の違いについて以下の表にまとめます。

性質特徴保存期間
精製水不純物をほとんど含まない肌への刺激が少ない冷蔵庫で1週間
水道水塩素やミネラルなどの不純物を含む塩素などが肌へに刺激になることがある常温で3日
冷蔵庫で1週間

精製水も水道水もどちらにもメリットとデメリットがあるので、あなたの使い方に合わせてどちらを使うか選んでくださいね。

ハッカ油スプレーの作り方でエタノールありの場合

ハッカ油スプレーがエタノールなしで作れるってことはわかった!じゃあ、エタノールを入れたらどんな効果があるの?

ここまで、とても便利なハッカ油スプレーをエタノールなしでより手軽に作る方法について説明してきました。

ですがそもそも、エタノールなしで作ったハッカ油スプレーとエタノールありのものとではどのような違いがあるのでしょうか。

エタノールを入れると、ハッカ油が水に溶けやすくなる効果があります。

せっかく作ったハッカ油スプレーでも、分離してしまうから使うのが面倒になって、結局使わない…なんてことになったら残念ですよね。

もしあなたが、混ぜる手間なしで手軽に使いたいと思うなら、エタノールありのハッカ油スプレーがおすすめです!

エタノールありハッカ油スプレーの作り方や特徴について詳しく解説していきます。

エタノールありハッカ油スプレーの材料と作り方

エタノールありハッカ油スプレーを作るのに必要な材料は以下です。

  • ハッカ油…10滴前後
  • 無水エタノールor消毒用エタノール…5ml
  • 精製水or水道水…50ml
  • 計量カップ(5〜10ml単位の目盛りのもの)
  • スプレーボトル(ポリスチレン製ではないことを確認)

エタノールありでも作り方の基本はエタノールなしハッカ油スプレーと同じです。

エタノールを使ったハッカ油スプレーも試してみたいという方は次の作り方を参考にして下さいね。

エタノールありハッカ油スプレーの作り方です。

  1. スプレーボトルに無水エタノールor消毒用エタノール5mlを入れる
  2. ハッカ油を10滴前後たらす(お好みで調整可です)
  3. 精製水or水道水50mlを入れる
  4. ふたを閉めてよく振って混ぜる

ハッカ油スプレーを作るときに使うエタノールには主に、無水エタノールと消毒用エタノールの2種類があります。

それぞれの材料について説明します。

<無水エタノールとは>

エタノールには水にも油にも溶けやすいという性質があります。

無水エタノールはハッカ油スプレーを作るときに最もよく使われるエタノールです。

無水エタノールとはその名の通り水を(ほとんど)含まないエタノールのことです。

ハッカ油スプレーを作る際の無水エタノールの役割は、水に溶けないハッカ油を水に溶けやすくすることです。

薬局などでは無水エタノールの他に消毒用エタノールも売っていて、消毒用エタノールの方が安く入手することができます。

<消毒用エタノールとは>

消毒用エタノールも無水エタノールと同様に、ハッカ油スプレーを作る際にはハッカ油を水に溶けやすくする作用があります。

無水エタノールとの違いは水分量で、消毒用エタノールのエタノール濃度は約80%と若干低くなります。

ですが、ハッカ油スプレーは消毒用エタノールでも作ることができます。

消毒用エタノールの方が少しお安く手に入れられるみたいですね。

無水エタノールと消毒用エタノールの違いを以下の表にまとめます。

特徴エタノール濃度価格相場
無水エタノールハッカ油を水に溶けやすくする99.5%500ml当たり約1,000〜1,500円
消毒用エタノールハッカ油を水に溶けやすくする76.9〜81.4%500ml当たり約500〜1,000円

無水エタノールor消毒用エタノールも、精製水or水道水と同様に、あなたの使い方に合わせてどちらを使うか選んでみて下さいね!

ハッカ油スプレーの使い方おすすめ4選と注意事項

ハッカ油の効果には、清涼感・リラックス効果・抗菌効果・防臭効果・防虫効果があるとお伝えしました。

これらの効果を活かしたハッカ油スプレーの使い方おすすめ4選をご紹介し、ハッカ油スプレーを使うときの注意事項についても説明していきます。

ハッカ油スプレーの使い方おすすめ4選

<虫よけスプレーとして>

ハッカ油の香りは人間には清涼感を感じさせますが、多くの害虫にとっては苦手な香りであり、ハッカ油の香りを感じると害虫はその場を離れるようになります。

この性質を利用して、ハッカ油スプレーは虫よけスプレーとして使うことができます。

ハッカ油は化学物質が含まれておらず、天然成分からなるものなので、直接肌にスプレーするときでも安心して使うことができます。

私は初めてキャンプをしたときに虫対策が甘くブヨにたくさん噛まれてしまったのですが、ハッカ油スプレーを使うようになってからは全くと言っていいほど噛まれなくなりました!

天然素材でできていて安心ですし、動き回る子どもにもササッと使えてとっても便利です。

私が使っていた市販のハッカ油スプレーは10mlで1,000円ほどでした。自作してコストダウンできたらとっても嬉しいです!

また、直接肌に吹きかけるだけでなく、キッチンやゴミ箱周囲にスプレーしておくことでコバエなどの害虫が寄ってくるのを防ぐことができます。

玄関や窓付近、さらに夏場であれば網戸にスプレーしておけば、屋外から部屋の中に害虫が入ってくるのを防ぐことができますね。

ハッカ油はポリスチレン製のものを溶かす性質があるので、網戸などにスプレーする際には使用前に素材を確認するようにして下さい。

虫よけとして万能なハッカ油スプレーですが、ハッカ油スプレーに殺虫効果はないので、あくまで虫よけのために使うよう注意して下さい。

<防臭スプレーとして>

ハッカ油には他の香りを感じにくくさせる効果があり、嫌なにおいを抑えることができます。

靴やかばん、衣類などの布製品はもちろん、キッチンの三角コーナーや排水溝、下駄箱、玄関、トイレなどの空間に対しても使えます。

衣類などにスプレーする場合は、生地や素材などによって変色を起こす場合があります。

気になる方は目立たない場所に少量スプレーし大丈夫であることを確認してから使いましょう。

<除菌スプレーとして>

さまざまな効果をあわせ持つハッカ油スプレーは、1つの使い方でいくつもの効果を発揮してくれる、まさに万能スプレーです。

キッチンでハッカ油スプレーを使うと防臭スプレーとして使えるだけでなく、除菌・防カビ効果も期待することができます。

例えば、キッチンで出た生ごみがにサッとスプレーしておくだけでにおい対策、除菌効果だけでなく虫よけとしても使えて、1つで3役の幅広い効果を発揮してくれます。

除菌スプレーとして使うときも使い方はとっても簡単!気になるところにサッとスプレーするだけでOKです。

テーブルや床などのお掃除の仕上げに、ハッカ油スプレーをひと吹きして拭き取れば、あっという間に除菌までできちゃいます。

ハッカの爽やかな香りがお部屋に広がるので、気分もスッキリしそうですね!

<マスクスプレーとして>

マスクをつけているときに、マスクの中が暑い、蒸れて不快と感じることってありませんか?

そんなときにマスクの内側にハッカ油スプレーをひと吹きすると、ひんやり感じられて蒸れ防止になります。

マスク内の嫌なにおいも消臭でき、気分もリフレッシュできますよ!

また、ハッカ油の主成分であるメントールには鼻づまりを和らげてくれる効果もあります。

風邪をひいたときや花粉症などで鼻がつまってつらいときにも、ぜひマスクスプレーとしてハッカ油スプレーを使ってみて下さい。

ハッカ油スプレーを使うときの注意事項

いろいろな用途に手軽に使えてとても便利なハッカ油スプレーですが、使うときにいくつか注意すべきことがあります。

  • 1週間〜10日以内を目安に使いきる
  • よく振ってから使う
  • ポリスチレン製のものには使えない
  • 目や鼻などの粘膜には直接スプレーしない
  • 火気厳禁
  • ペットへの使用には注意が必要

1.1週間〜10日以内を目安に使いきる

時間がたつにつれてハッカ油の効果は落ちていくので、1週間〜10日以内を目安に使い切りましょう。

材料に精製水を使用している場合は、冷蔵保存が基本となります。

2.よく振ってから使う

ハッカ油スプレーを使うときは、スプレー内のハッカ油が均一に混ざるように使用前によく振ってから使います。

特に、エタノールなしハッカ油スプレーはハッカ油が分離しやすいので、よく振って混ぜてから使うことをおすすめします。

3.ポリスチレン製のものには使えない

ハッカ油はポリスチレンの素材を溶かしてしまう性質があるため、ハッカ油スプレーを自作するときの容器はポリスチレン以外の素材のものを選びましょう。

ハッカ油スプレーを使用する場所にもポリスチレン製のものがないかどうか注意する必要があります。

網戸などのサッシや冷蔵庫のトレーなどは特に注意しましょう。

4.目や鼻などの粘膜には直接スプレーしない

天然素材からなるハッカ油ですが、目や鼻などの粘膜に成分が付くと痛みを感じるので、直接スプレーしないよう注意しましょう。

5.火気厳禁

ハッカ油はその名の通り油なので引火性があります。

エタノールもアルコールなので、エタノールありでハッカ油スプレーを自作した場合はもちろんですが、エタノールなしで自作した場合も火気厳禁となります。

6.ペットへの使用には注意が必要

動物の中にはハッカ油を体内で分解できずに中毒症状を起こしてしまうものがいます。

犬には使えますが、猫には使えません。

以上のことに気をつけて、とっても便利で万能なハッカ油スプレーを使って快適な生活を手に入れましょう♪

まとめ

  • ハッカ油スプレーはエタノールなしで作れる
  • ハッカ油スプレーをエタノールなしで作るときに必要な材料はハッカ油と水(精製水or水道水)のみで、3ステップで簡単に作れる
  • エタノールにはハッカ油を水に溶けやすくする性質がある
  • ハッカ油スプレーの保存期間は約1週間
  • 原材料のハッカ油には清涼感・リラックス効果・抗菌効果・防臭効果・防虫効果などがある

ハッカ油スプレーは、エタノールなしで、ハッカ油と水を混ぜるだけで作ることができて、なおかついろいろな用途に使える万能アイテムです。

私も今回、虫よけとして使う以外にこんなにいろいろなシーンでハッカ油スプレーが活躍することを知ってとても驚きました!

これからハッカ油スプレーを自作して家に何本か置いておこうと計画中です。

簡単に自作できてとても便利なハッカ油スプレーを、あなたもぜひ作ってみて下さい!

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