キッチンを掃除した時に、ステンレスの汚れが落ちなくて、大変な思いをしたことはありませんか。
私は年末の大掃除で、茶色くなったステンレスの汚れを落とすのに大苦戦したので、よくわかります。
このステンレスの汚れを簡単に落とす方法を知りたいですよね。
ステンレスの茶色い汚れは、重曹+クエン酸、メラミンスポンジ、漂白剤など、家にあるもので落とせます。
正しい方法を知らないと、ステンレスに傷がつき、茶色汚れを悪化させてしまうかも。
茶色汚れの落とし方や対策方法を知っていれば、ステンレスの汚れと無縁な生活が送れますよ!
この記事では落とし方や対策方法などを詳しく解説していますので、最後まで読んでみてくださいね!
※なお、この記事において、ステンレスは主に台所などのステンレス製のシンクをさします。
ステンレスが汚れて茶色になったときの落とし方
できてしまったステンレスの茶色汚れ、もう落とせないの?
そんなことはありません!ここでは、皆さん気になっているステンレス汚れの落とし方を紹介します。
ステンレスの茶色い落とし方は主に3つあります。
- 重曹ペースト+クエン酸スプレー
- 百円均一のメラミンスポンジ
- 漂白剤
以下、一つずつ解説していきます!
重曹ペーストとクエン酸スプレー
重曹ペーストを汚れに塗り、上からクエン酸スプレーをかける方法です。
用意するもの:重曹、水、器、大さじスプーン市販の掃除用重曹に少しずつ水を混ぜ、スプーンに付くくらいの固さにします。目安は重曹:水が【2:1】くらいです。なので、重曹大さじ2+水大さじ1を混ぜて作ります。
用意するもの:クエン酸、水、スプレーボトルスプレーボトルに【水200ml】と【クエン酸小さじ1】を入れてできます。
重曹ペーストとクエン酸スプレーを使った掃除方法
- 重曹ペーストを、ステンレス汚れを落としたい場所にぬります。
- クエン酸スプレーを1に吹き付ける
※注)作ったクエン酸スプレーは基本的に長期間保存すると効果が薄れてしまいます。
他の場所の水垢汚れ落としに使い、なるべく作ったスプレーを使い切りましょう。
クエン酸スプレーは、ドラッグストアや100円均一のショップでも販売されています。
詰め替えも売っており、家にあると様々な場所の掃除にも活用できるので、おすすめです。
ステンレス汚れが気になる場所に塗った重曹ペーストに、このクエン酸スプレーを吹きかけます。
はじめのうちは泡立ち、それが汚れを浮かせる役目も果たします。
私もステンレスの汚れが気になったら、まずは重曹ペーストを塗り、クエン酸をかけて泡を作ります。
茶色汚れが付着して間もない時はこの方法を使えば、スポンジで強くこすらなくても、きれいに落とせましたよ。
汚れが頑固な時は「重曹+お酢」も効果的!
クエン酸スプレーよりも、酸性のお酢と重曹の組み合わせはより泡立ち、汚れを浮かす効果が期待できます。
もし重曹ペースト+クエン酸スプレーでも落ちない時に、試してみてください。
★重曹とクエン酸についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も↓
100均のメラミンスポンジ
水をつけて擦るだけで、ピカピカにできるというあの商品。
重曹+クエン酸では汚れ落ちが不十分な時、次に気軽に試せるおすすめの方法です。
使い方は簡単!水で濡らし、絞ったメラミンスポンジで、汚れている部分を優しくクルクルなでるようにこすります。
ただし、メラミンスポンジにも研磨作用があります。
卵をつぶさないくらいの優しい力で、くるくる回すように動かして使いましょう。
また、メラミンスポンジは茶色汚れだけでなく、水垢など軽い汚れ落としにも使えます。
安価で手に入りやすく、他の場所の掃除にも使える便利なアイテムですよ。
水垢落としにも使えるので、家に常備してあります。
重曹ペースト+クエン酸で汚れを浮かせた後、メラミンスポンジでこすると、より落としやすくなるので、おすすめです。
漂白剤を使ってみる
カビ由来のステンレス汚れで茶色に変色している場合、漂白剤の使用もおすすめです。
カビには胞子や菌が含まれています。
漂白剤で菌を除去し、カビが繁殖したり再発するのを防止する効果も期待できるのです。
漂白剤では、泡スプレータイプのものならば、汚れ部分に付着してくれるのでおすすめです。
ドラッグストアやホームセンターなどで手に入れることができますよ。
使い方は簡単です。
- 漂白剤は手に付着すると、皮膚を傷めてしまうのでビニール手袋を装着。
- 泡スプレーを汚れに吹き付け、5分ほど放置。
- しっかり水で洗剤を洗い流す。
漂白剤は長時間のつけ置きをしたからといって、汚れ落ちが上がるわけではありません。
むしろステンレスの表面を傷めてしまう可能性があるので、規定時間は守るようにしましょう。
私も数ヶ月に一度、重曹ペースト+クエン酸スプレーやスポンジで落ちなかった時に、泡スプレーの漂白剤を使います。
漂白剤を使えば、こすらずにピカピカに落とせました。
一家に一つ漂白剤を用意しておけば、万が一ステンレス汚れで茶色になってしまっても心強い掃除の味方ですね。
ステンレスの汚れ3種類と原因を解説!
ステンレスの汚れには、茶色以外にどんな種類があるのか知りたいですよね。
ステンレスにつく汚れは3種類あり、それぞれ原因も異なります。
- 水垢による白い汚れ
- カビによる黒や茶色の汚れ
- サビが原因の汚れ
それぞれ、詳しく解説していきましょう。
水垢による白い汚れ
水垢がたまり、ステンレスの表面が白っぽく見えることがあります。
濡れたステンレスをそのまま放置すると、やがて汚れが蓄積し、落ちにくくなってしまうのです。
水道水には塩素やマグネシウムを含むミネラルが含まれており、これが水垢の原因となっています。
ミネラルウォーターにもミネラルが含まれ、蓄積すれば白くくもったような汚れが生じてしまいます。
この水垢汚れは、アルカリ性の性質を持っています。
それに対し有効な酸性の性質を持つクエン酸は、水垢汚れを落とす有効な方法です。
白く曇った水垢汚れは、クエン酸単体あるいは重曹ペースト+クエン酸スプレーで掃除することをおすすめします。
カビによる黒や茶色の汚れ
カビの原因とされるのは、シンクでは洗い物をしたときに付着する食べかすや油汚れがはねたりこびりついてしまうためです。
このこびりついた汚れが放置されたり、上からさらなる汚れが蓄積します。
すると、溜まった汚れでカビが発生・増殖してしまうのです。
そして、水道の周りは湿気も多いですよね。カビにとっては増殖しやすい絶好の環境なのです。
汚れが溜まったり、濡れたままなど湿気の多い環境では、黒カビや茶カビが発生しやすいのです。
カビに含まれる菌を取り除き、黒や茶色汚れの予防にもなるため、塩素系漂白剤の使用をおすすめします。
サビが原因の汚れ
サビの原因は、ステンレス同士が触れ合うことによって、サビがうつってしまうためです。
空き缶やヘアピンなどの金属を、ステンレスのシンクに置いてしまっていた経験はありませんか。
私も仕事から帰ってきたあと、外したヘアピンが流しに落ちてしまい、乾くまでと隅に置いていました。
ところが数日後、拾い上げると、ステンレスに茶色のサビが!
金属のサビがステンレスにうつってしまい、汚れが茶色にみえてしまうのです。
ちなみにステンレスにうつったサビは、金属が水と反応し、酸化したもの。
表面に付着しているため、重曹ペースト+クエン酸やメラミンスポンジでの掃除方法がおすすめです。
キッチン掃除のやりすぎも注意!?
これは種類とは少し異なりますが、掃除もカビやサビになることがあります。
まず前提として、掃除そのものが悪い行動ではないのです!
しかし、汚れを落としたくて一生懸命ゴシゴシ擦ってしまう気持ち、よくわかります。
ですが、ちょっと待って!タワシや研磨剤の入ったスポンジ等でゴシゴシと強く擦っている方、注意が必要ですよ。
擦ってできた細かい傷にも、サビの原因となる汚れが溜まります。
細かい傷だからこそ、入ってしまった汚れの除去が難しいです。
ですから、掃除の際はステンレスを傷つけない方法で掃除しましょう。
ステンレスの汚れを防止しよう!
この項目を読み飛ばすと、ステンレス汚れで茶色にしてしまうことを繰り返してしまうかもしれません。
そもそもこのステンレス汚れで茶色になってしまう前に、発生を防止したいと思いませんか?
ステンレス汚れの防止法3つを教えます!
ステンレスの上や付近にものを置かない!
サビやカビの原因になりやすい、缶や食器はすぐ片付けるように習慣化しましょう。
長時間同じ場所に置いておくと、ステンレス汚れが溜まり、茶色になってしまいます。
洗い終わって乾燥する時も、乾いたらなるべく食器棚に戻す、ラックも乾かすようにしましょう。
可能ならばステンレスの調理器具などは、洗ったらすぐに拭くと水垢汚れを防止しやすいです。
我が家では、つけ置き洗いの際も1時間以内に洗うようにしています。
時間が許せば、フライパンや缶詰などの金属類は、食事の前に洗っていますよ。
この長時間置かない防止法を取るようになってからは、ステンレスに茶色汚れはできていません。
水滴を残さない
水滴を残したままでは、やがて落ちにくい水垢汚れとして、ステンレスを白く曇らせてしまいます。
それを防ぐ方法は簡単!一日の一番最後に洗い物をしたあと、乾いた布巾でひと拭い。
これだけで変わりますよ。
ちなみに我が家では使い捨てクロスを用いています。
食器拭き→テーブル→コンロ→シンク、の順で使用し、最後に破棄すれば毎日ピカピカにできます。
60度のお湯でシンクを流す
余裕があれば、毎食後の洗い物のあとに、さっとシンク全体を60度くらいのお湯で流しておくと良いでしょう。
50度から60度くらいのお湯であれば、カビの原因になるたんぱく質を分解できるためです。
逆に35度以下の冷水では、カビを繁殖させやすい環境を作ってしまいます。
ステンレスは使用後に、60度くらいのお湯で、少しでも汚れを流しておくとカビ予防になります。
揚げ物や炒め物など油の多い調理をしたり、ステンレスの調理器具に多量の油が付着時は、我が家も60度のお湯をかけてカビ対策をしています。
油汚れも簡単に落とせるので、メリットが多いですよ。
ステンレスで汚れが落ちにくいアイテム
ステンレス=シンクと定義し、解説してきました。
しかし、日々の暮らしの中ではシンク以外にも、ステンレス製のものは多く存在しています。
この項目では、ステンレス製のもので、汚れがたまりやすいものや汚れが落ちにくいものを解説します。
風呂場の蛇口や鏡
お風呂場の蛇口や鏡は、特に汚れがたまりやすい場所になっています。
毎日使うため水垢がたまりやすく、また湿度の高い空間のため、カビも発生しやすい環境のためです。
皮脂やシャンプーなどの洗剤類もまた、汚れの原因となります。
水垢はアルカリ性、皮脂やシャンプーは酸性の傾向があるため、重曹ペースト+クエン酸スプレーで掃除がおすすめ!
重曹ペースト+クエン酸スプレーを蛇口や鏡にかけ、上からキッチンペーパーとラップで覆い、30分ほど置きます。
その後シャワーで流すと、白く曇った汚れがこすらなくても、ピカピカになります。
電気ケトルや電気ポット
ケトルの底面はステンレスでできています。
水を温めるために使用するのですが、使うたびに汚れがたまります。
水垢汚れがベースのため、定期的にクエン酸単体での掃除がおすすめですよ!
<電気ケトルやポットの掃除方法>
- ケトルやポットの満水位置まで水を入れる
- クエン酸を大さじ1入れ、沸騰させる
- そのまま1~2時間放置する
- クエン酸水を破棄し、数回すすぐ
すすいでも汚れが落ちない際は、もう一度1~4を繰り返してみましょう。
鍋やフライパン
ステンレス製の鍋やフライパンでは、特に持ち手とのつなぎ目部分や縁、底面に汚れが発生しやすいです。
つなぎ目の部分は、小さなすき間に汚れがたまりやすく、細いすき間のため落ちにくい箇所です。
縁や底面は調理器具やコンロとの接触により、傷が入りやすいため、サビの原因にもなるのです。
また保管時に他のさびやすいアイテムと触れていた場合にも、サビの原因となります。
保管の場合は長時間接触した状態のため、より汚れが落ちにくい可能性が高いでしょう。
サビが原因で落ちにくい茶色汚れには、重曹ペースト+クエン酸スプレーやメラミンスポンジの使用がおすすめです。
まとめ
- ステンレスが汚れて茶色くなった時は、重曹ペースト+クエン酸スプレー、メラミンスポンジ、漂白剤が効果的
- ステンレスの汚れは主に水垢による白い汚れ、カビによる茶色や黒の汚れ、サビによる汚れの3種類
- 汚れの原因によって効果的な掃除方法を使い分ける
- 濡れたり汚れたりしたまま長時間放置するとステンレスに落ちにくい汚れが発生する
- ステンレスに細かい傷が付くと、それもサビやカビの原因になる
- ステンレス汚れの防止方法は、長時間ものを置かない、こまめに水滴を拭く、洗い終わったら熱いお湯をさっと流す
身の回りには、たくさんのステンレス製のものがあります。
日常的に使うものだからこそ、正しい掃除方法を知る必要があります。
そしてステンレス汚れは放置し、茶色になるほど落ちにくくなります。
こまめに手入れをし、ステンレスに汚れが発生しないように心掛けましょう。
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