一人暮らしで残った油の保存方法は?油の量を節約する方法も紹介!

生活

一人暮らしで揚げ物料理をした時、残った油をどうしようか迷ったことはありませんか?

揚げ物は一度に大量の油を使いますが、一度使ってすぐに捨てるのはもったいないですよね。

油はナマモノと違って腐ることはないので、オイルポットなど専用の保存容器に入れて冷暗所に保管すれば3,4回は使うことができます。

ですが一人暮らしでキッチンも狭く、頻繁に揚げ物をしない場合はオイルポットをわざわざ買うのも面倒です。

できれば身近にあるもので保存容器の代用ができたら節約にもなるので嬉しいですよね?

そこでこの記事では一人暮らしで揚げ油を上手に保存するコツについてまとめてみました。

油の処分の仕方や油の量を節約して使う方法などもご紹介してあります!

一人暮らしで残った油の保存のコツは?

一人暮らしで残った油の保存のコツは、油が酸化しないよう「光・高温・空気」を遮断することです。

酸化とは油が空気中の酸素に触れることで起こる反応で、酸化した油は料理の出来栄えだけでなく健康面から見ても体にとって良くありません。

「酸化した油」を食べると気分が悪くなったり胸焼けを起こしたり、酷い場合は嘔吐や下痢など食中毒に似た症状が出ることがあります。

また酸化した油の中に含まれる酸化コレステロールは動脈硬化の原因になると言われています。

油に含まれる不飽和脂肪酸は、高温で加熱され続けると悪玉コレステロールを増やす「トランス脂肪酸」に変化するんです!

酸化した油が体に悪いのは分かりますが、一人暮らしで大量の油で1回使ってすぐ捨てるのは家計の負担になりますよね?

油は酸化しないよう上手く保存すれば3〜4回ぐらいは使用が可能です。

これからご紹介する油の保存のコツを是非参考にして試してみてください!

使い終わった油の保存方法は?

使い終わった油の保存方法は、冷めないうちに揚げカスを取り除き、キッチンペーパーなどで油をこして光に当たらない冷暗所などで保存することです。

使い終わった油にはパン粉などの揚げカスが含まれているため、そのまま容器に移して保存するのはNGです。

揚げカスをきちんと取り除いて適切に処理をして保存すれば、油も長持ちしますし、次に使う時も美味しく揚げ物を作ることができます。

そこで油を保存するのに必要な道具をまとめてみました。

<道具>
・目の細かい網じゃくし
・保存容器
・油こし器
・油こし紙

油こし紙がない場合、キッチンペーパーやティッシュペーパーも代用できます!

ティッシュペーパーは通常2枚重ねになっていますが、揚げ油をこす際は、2枚重ねを1枚で使用すると綺麗にこせます。

油こし器もわざわざ買わなくても、ペットボトルを横半分にカットし、中にキッチンペーパーをセットして「じょうご」のように使えば代用できます。

わざわざ道具を買わなくても、身近なもので代用できます!

次に使い終わった油の保存方法についてまとめてみました!

ポイントは「油が冷めないうちに処理する」ことです。

<使い終わった油の保存方法>
  • step.1
    揚げ油を使用後、油が熱いうちに揚げカスを「網じゃくし」ですくう
  • step.2
    保存容器に油こし器と油こし紙をセットする
  • step.3
    油が温かいうちにこし器で濾過(ろか)する
  • step.4
    油が完全に冷めたら容器に蓋をして冷蔵庫や冷暗所で保存する

熱を持った揚げカスの油は酸素に触れると発熱する性質があります。

すくった揚げカスを一箇所にまとめて置いておくと、中心部にこもった熱が逃げられず自然発火することがありますので注意してください。

また冷めた油より熱い油の方がサラサラしていますので、こす時は粗熱が取れた段階で処理した方がすムーズにできます。

油の保存容器には遮光性が必要

油の保存容器は、光を遮断し間口が狭くて空気に触れる面が少ない容器がおすすめです。

油を保存するには専用のオイルポットを使うのが便利ですが、一人暮らしで保管場所もないようでしたらペットボトルや瓶などでも代用できます。

その場合は酸化を防ぐためにできるだけ容器の間口狭いものを選び、容器に光が入らないようアルミホイルで巻いてください。

瓶は耐熱性がありますが、ペットボトルは耐熱性がありませんので、よく冷ましてから油を入れるようにしてください。

また牛乳パックも使えるのでは?と思いがちですが、油が染みてしまうのと容器を密封できないため油の保存容器には不向きです。

油の保存期間と使用回数の目安

油の保存期間は、開封後12ヶ月以内、使用回数は3〜4回が目安です。

一言で「油」とは言っても、原料の種類や保存容器によって賞味期限は違います。

ですが一度開封してしまうと酸化が進んでしまいますので、開封後は油の種類や容器に関わらず1〜2ヶ月以内に使い切ってしまうのがおすすめです。

一度に揚げる量が多いとそれだけ油の寿命も短くなりますが、使う際にその都度新しい油を継ぎ足すと若干長持ちします。

牡蠣や魚を揚げた後の油の臭いもどうにかならないかしら?

素材によっては成分が油に溶け出しやすいものもあるので、油を使う順番を工夫することで油の寿命を長くすることができます!

油を使う順番
  1. 野菜の素揚げ
  2. 天ぷら(野菜→魚介順)
  3. フライ
  4. 唐揚げなど下味のついたもの
  5. 炒め物

味の付いたものやパン粉など油が汚れやすいものは、後半に回した方が油が汚れず効率良く油を使うことができます!

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一人暮らしで使った油の捨て方は?

一人暮らしで使った油の捨て方は、凝固剤を使用したり、新聞紙に油を染み込ませたりして燃えるゴミに出してください。

一人暮らしで揚げ物料理をした後、残った大量の油はどのようにして捨てていますか?

揚げ物油をキッチンの排水溝に流してしまうのはNGです。排水管の中で油が冷えて石のように固まり、詰まりの原因になることがあります。

また上手く流せたとしても排水に混じった油が海や川に流れ、最終的に環境が汚染され私たちの生活に悪影響を及ぼしてしまいます。

そうならないためにも、油を適切に処理して捨てていただきたいと思います。

使った油の捨て方は5通り!

使用後の揚げ油の捨て方には、主に5つの方法があります。

使った後の油は、基本的に「可燃ごみ」として処分をします。

自治体によっては「資源ごみ」として回収する場合がありますので、まずはお住まいの地域のゴミのルールを確認してください。

そしてこれからご紹介する油の捨て方にはいくつかありますので、一人暮らしのあなたの生活に合った方法を選んで処分してください。

  • 凝固剤で固める
  • 牛乳パックを使用する
  • ポリ袋を使う
  • 新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませる
  • 片栗粉を使う

捨てる油の量によって処分方法を工夫するといいですよ!

凝固剤で固める

一番簡単な方法は、市販の油の凝固剤で固めて捨てることです。

熱い油に凝固剤を入れて混ぜ、しばらく置いておくと油が冷めて固まります。

後はそれをフライ返しなどですくって、他の生ごみと一緒にポリ袋に入れて捨ててください。

牛乳パックを使用する

ご自宅に空の牛乳パックがあれば、その中に新聞紙やキッチンペーパーなどを詰め込み、その中に冷えた油を入れる方法もあります。

念の為、発火しないよう水を染み込ませ、最後に紙パックの口をガムテープでしっかり塞いで捨てます。

ポリ袋を使用する>

牛乳パックがない場合、ポリ袋を代わり使う方法もあります。

中に入れる新聞紙ができるだけ油を吸ってくれるよう、一度くしゃくしゃに丸めてから使用してください。

漏れるのが心配な時は、ポリ袋を二重にすると良いですよ!

<新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませる

少量の油を捨てるのであれば、フライパンや鍋に残った油を新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませてください。

しっかり油を染み込ませることで、フライパンや鍋を洗うのが楽になりますよ!

<片栗粉を使う>

油の量が少ない場合は、油と同量の片栗粉を使って固める方法があります。

油がまだ温かいうちに混ぜて冷ますとドロっとしたペースト状になりますので、ポリ袋などに入れて捨ててください。

小麦粉も代用できますので、フライなどで余った小麦粉を使うのもおすすめですね♪

油をきちんと適切に処理することで使用した調理器具の片付けもはかどりますし、洗剤や水道代の節約にもなります!

使った油を捨てる目安は?

油を捨てる目安は、油の匂いや色に変化があり、粘りや泡が出るようになった時です。

揚げ物油でよく使用されるサラダ油の賞味期限は、プラスチック容器に入っているものは未開封で1年あります。

しかし容器を開封してしまうと油の酸化が進んでしまうため、たとえ1回しか使っていなくても油の状態によってはそれきり使えなくなる場合もあります。

開封した油を使う際は、油の色・匂い・状態を確認し、これからご紹介する特徴に思い当たるところがあれば新しいものに変えてください。

見た目の色などはすぐ分かる変化ですので、油がくたびれてきたなと思ったら新しい油に交換してくださいね!

<油の色>

新しい油は透き通った色をしていますが、何度か使っていると段々茶色っぽくなるなります。

これは油の中に含まれる遊離脂肪酸が酸化することで起こる現象です。

油自体が酸化して色が濃くなったり、細かい焦げた揚げカスが残っていたりすると揚げ物の仕上がりも悪くなります。

<油の臭い>

新しい油はほぼ無臭ですが、古くなってきた油には揚げたものの匂いがつくなどして不快な臭いがします。

塗料のような臭いだったり枯れた草のような臭いだったり、表現は様々ですが鼻につく嫌な臭いがする場合は注意してください。

加熱すると臭いがよく分かりますが、冷えた油は分かりにくいため、臭いが気になる前に早めに交換した方が良さそうです。

<油の状態>

油が劣化してくると、粘り気や細かい泡が目立つようになってきます。

また加熱して煙が出るようだとかなり劣化が進んでいますので、使用は中止して新しい油に取り替えてください。

一人暮らしで油の量を節約する方法

一人暮らしで油量を節約して使方法は、小さめのフライパンで揚げ焼きなどにするのがおすすめです。

スーパーで販売されている油は1リットル以上の大容量なものから、炒め物などに使う少量サイズのものまであります。

揚げ物をする場合、一度に大量の油を使用するため大容量のものを買ってしまいがちですが、一人暮らしで使うには少し多いですよね?

無駄なく節約しながら揚げ物を食べたい時は、調理器具のサイズや調理法を工夫するのがおすすめです。

油をたくさん使うと片付けも大変だから、少量の油で揚げ物ができたら嬉しいですよね♪

調理器具

揚げ物料理をする際、揚げるものが十分浸かるように油を使う必要があります。

一人暮らしであれば直径20㎝程度の深型フライパンを使うと、少ない油でも素材がしっかり浸るのでおすすめです。

深型のフライパンは焼いたり揚げたりすることもできるので一人暮らしの家に1つあるといろいろ使えて便利ですよ!

<調理法>

油を節約して揚げ物を作る場合は「揚げ焼き」するのがおすすめです。

通常揚げ物を作る際には、完全に食材が浸かるくらいの油を使います。

一方、揚げ焼きの場合は食材の下半分が浸かるくらいの油の量でOKです。

ポイントは素材の厚さを薄めにしておかないと中まで火がしっかり入りません。

私も良く揚げ焼きをしますが、油の加熱時間も短いので調理時間も短くなりますし、後片付けも簡単です!

あらかじめ油が汚れそうなアジフライは揚げ焼きにしますし、唐揚げも鶏から出る油もあるので出来上がりは普通に揚げたものと変わらないのでおすすめです!

まとめ

  • 一人暮らしで残った油の保存のコツは、酸化しないよう光を遮断しできるだけ空気に触れないよう冷暗所に保存すること
  • 使い終わった油の保存方法は、油が熱いうちに揚げカスを取り除き濾過(ろか)するのがおすすめ
  • 油の保存容器はオイルポットの他に、アルミホイルを巻いた瓶やペットボトルも使える
  • 油の保存期間は開封後1〜2ヶ月、使用回数は3〜4回が目安
  • 油を捨てる目安は、油の色が茶色くなったり、不快な臭いがしたり、粘り気が出るなどした時
  • 油を捨てる方法は、凝固剤で固めたり、牛乳パックを使ったり自分にあった方法を選ぶと良い
  • 一人暮らしで油の量を節約する方法は、小さめの深型フライパンで揚げたり、揚げ焼きをしたりするのがおすすめ

唐揚げやフライなど油を使う料理は、大人から子供まで人気のメニューが豊富です。

一人暮らしだと自炊で作るのは手間もかかるし後片付けも大変ですが、その分、出来たての美味しさを楽しめるメリットもあります。

油の保存方法や処理の仕方についてコツを掴めば、一人暮らしの食卓もより楽しいものになります。

是非ご自宅で油料理をする際の参考にしてみてください!

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