賃貸のダニ対策は除湿と駆除剤が有効!場所別の駆除方法もご紹介

住まい

賃貸アパートのダニ対策は、除湿器や天日干しで湿気を除去することや、お部屋に合った市販のダニ駆除剤の使用が重要です。

高温多湿になる6月~9月にダニが多く発生し、特に寝具・畳・押し入れなどを好みます。

換気や除湿器などで湿気を逃がし、ダニを繁殖させない環境にしましょう。

でもうちの賃貸アパートは風通しが悪く、ベランダもなくて天日干しもできない!

そんなあなたには市販の駆除剤がおすすめです♪

賃貸の集合住宅では注意が必要なものもありますが、適した駆除剤を使えば手軽にダニ対策ができます。

市販の駆除剤の種類や、ダニの発生場所に合わせた対策方法も紹介していますので、環境にあった方法を見つけられます。

また賃貸住宅でダニ被害にあった場合、駆除費用は賃貸人と借主のどちらが負担するのかも解説しています。

賃貸のダニ対策は除湿と市販の駆除剤が効果的!

ダニ対策には、除湿器などを使って湿気を除去することや、くん煙剤などの市販のダニ駆除剤が効果的です。

しかし、賃貸アパートなどの集合住宅では、煙が出るタイプのくん煙剤は近隣への影響が心配になることもありますよね。

部屋全体に効き目が広がるので便利ですが、くん煙剤に抵抗がある場合は、スプレータイプなどのダニ駆除剤を使用しましょう。

  1. くん煙剤・くん蒸剤
  2. ダニ対策スプレー
  3. ダニ取りシート

市販のダニ駆除剤にはいろいろな種類があり、賃貸住宅でも手軽に使用できるものも多いです。

乾燥機や天日干しで簡単にできる布製品のダニ対策

特に高温多湿の環境だとダニが繁殖・活発化するので、除湿器や乾燥機、天日干しなどで除湿してダニ対策しましょう。

ダニは以下のような環境を好みます。

  • 温度:20℃~30℃
  • 湿度:55%~80%

高温多湿になる6月~9月にダニが多く発生し、特に好む場所は、寝具などの布製品・畳・押し入れなどです。

除湿器を使えば部屋全体の湿度を下げることができ、ダニの発生や繁殖を最小限にできます。

また、ダニを発生させない・繁殖させないためには、家の中をキレイな状態にしておくことも大切です。

食べかす・フケ・皮脂汚れ・ペットや人の毛・ほこり・カビなどがダニのエサになるので、こまめに掃除をして、清潔な環境を保っておきましょう。

ダニ駆除剤も手軽だけど、布製品なら洗濯や天日干しでダニ対策ができるのでは?

洗濯機はダニを洗い落としてくれるイメージで、布団などは天日干しすることでダニ対策になるイメージがありますね。

まずは、洗濯をすることでダニ対策に効果があるのか説明します。

結論から言うと、洗濯をしてもダニを死滅させることはできません。

たしかに、洗濯や天日干しはダニの死骸や排泄物を落とせるので、ハウスダストの対策にはなります。

しかし、洗濯機で洗うだけでは、ダニが繊維の間にしっかりとしがみついて離れず、強い水流にも耐えられてしまいます。

生きているダニは水に強く、熱に弱い性質を持っているので、洗濯機より乾燥機の方が効果的です。

50℃以上の熱の中では10分~30分で死滅し、さらに60℃以上の熱になると、一瞬でダニを死滅させることができます。

シーツや枕などを衣類乾燥機で駆除する方法や、大きい寝具には布団乾燥機で熱を与える方法が有効でしょう。

ダニを死滅させても、死骸や排泄物が残っているとアレルギー症状の原因になるので、しっかり除去することが大切です。

生きているダニは洗濯しただけでは除去できませんが、ダニの死骸や排泄物は水に溶ける性質なので、洗濯機で除去できます。

大きい寝具など、洗濯することが難しい場合は、掃除機や布団クリーナーを使って除去する方法もおすすめです。

また、天日干しをして布団を叩くことでもハウスダストを落とせます。

つぎは天日干しの効果を説明しますね。

こちらも残念ながら、生きているダニは日の当たらない裏側へと逃げてしまうだけで、死滅の効果はありません。

しかし、天日干しにはハウスダストを除去する効果の他に、湿気を除去してダニの好む環境をつくらないといった効果もあります。

ダニを死滅させるにはダニ駆除剤や乾燥機の熱を利用し、ダニを死滅させた後に天日干しをするのが効果的です。

↓こちらの記事では、漂白剤を使ったダニ対策方法を紹介しています。

ダニは漂白剤で死滅させられない!寄せ付けない予防対策には効果的!

くん煙剤とくん蒸剤で広範囲のダニを駆除

くん煙剤・くん蒸剤は、殺虫成分を含む煙や霧が部屋の隅々まで行き届き、広範囲のダニ対策ができます。

  • くん煙剤…煙が出る
  • くん蒸剤…霧が出る

部屋の扉を締めきって密室空間をつくることで、本来の効果が得られます。

昔からあるのは、火を起こして煙を焚くタイプです。

しかし、人のいない部屋で火を使うのは不安が大きいですよね。

火を使うのは怖いと思う場合は、水を使って煙を発生させるタイプもあるので、そちらのくん煙剤を使うといいでしょう。

くん煙剤を使用する際は、火災報知器にカバーを付けないと煙を感知して警報が鳴ってしまうので、注意が必要です。

火災報知器カバーが付いているくん煙剤があるので、そちらを購入するのがおすすめです。

カバーがあっても不安に思う場合は、煙が出ない「くん蒸剤」を使用しましょう。

火災報知器が反応しないので、最近では、霧で殺虫成分を拡散してくれるくん蒸剤の方が主流になっています。

しかし、火災報知器には反応しないのですが、ガス警報器には反応してしまうので、注意事項をよく読んでから使用しましょう。

くん蒸剤の使用前にガス警報器を切っていても、霧の散布後にしっかり換気できていないと警報器の電源を入れたとたんに鳴ってしまうことがあるようです。

火災報知器やガス警報器に反応してしまうとどうなるの?

賃貸アパートやマンションでは、火災報知器が反応すると、管理会社や警備会社、建物全体に警報が鳴ってしまいます。

ガス警報器も、通報装置が付いているものであれば、管理会社や警備会社に通報が行くようになっているようです。

警報機によって手動で止められるものと、管理会社に電話して止めてもらうものがありますが、賃貸住宅の場合は管理会社に止めてもらう方が多いでしょう。

管理会社に警報を止めてもらっても、煙を感知し続けていれば、また警報が鳴ってしまいますので、しっかり換気をしてください。

警報機は機種によって、自動で止まる・消防に通報が行く・手動で止められるものなどがあるので、取扱説明書を確認しておきましょう!

くん煙剤・くん蒸剤で拡散される殺虫成分は、人やペットに悪影響を及ぼすので、使用する際は非難させる必要があります。

賃貸アパートの造りによっては、隣の部屋まで煙の成分が届いてしまうこともあり、お隣さんのペットを傷つける心配があるので、事前に大家さんに相談しましょう。

くん煙剤・くん蒸剤はダニを一網打尽にできますが、こういった注意点から考えると不安要素が多く、賃貸アパートなどの集合住宅での使用は避けたいですね。

ダニ対策スプレーは場所や環境に合わせて選べる

  • ダニ退治スプレー…殺虫成分あり
  • ダニ除けスプレー…殺虫成分なし

ダニ退治スプレーには、ダニを死滅させる効果や、寄せ付けないようにしてくれる効果があります。

スプレータイプは、ファブリーズのようにシュシュっとするだけなので、賃貸アパートでも近隣の心配をすることもありません。

また、畳やじゅうたん用のスプレー缶タイプもあり、針を畳に刺して噴射することで、中に入り込んだダニにも効果的です。

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畳やじゅうたん、カーペットの表面に、そのままスプレーしても駆除できます。

ダニ退治後は、掃除機や洗濯で死骸を落とすだけなので、気になったときにすぐ対策できますね♪

でも、うちには小さい子供やペットがいるので、殺虫成分を含むものは使いたくない!

死滅効果のあるダニ退治スプレーは、安全性が気になりますよね。

ダニ退治スプレーにはピレスロイド系・オキサジアゾール系・アミドフルメの殺虫作用を含む成分が入っています。

安全性を重視したいあなたには、殺虫成分を含まないダニ除けスプレーがおすすめです。

ダニ除けスプレーは、死滅させる効果はありませんが、ダニが嫌う香りや成分で寄せ付けなくしてくれます。

ミントの香りでダニ対策ができるものなどが多く、予防効果も期待できるのでおすすめです。

ハーブなどの天然由来成分が使われているものが主流ですが、ダニ除けスプレーの中には、効果を高めるために殺虫成分が含まれている場合があります。

殺虫成分を含まない製品は、わかりやすく書いてあることが多いですが、殺虫成分が入っているのかわからない場合は、成分表示を見て確認してください。

ダニ取りシートは大きい家具にもおすすめ!

ダニ取りシートは、ダニが好む香りで寄せ付けて、粘着シートで捕獲・捕殺してくれます。

布製品の間などに置いて使うもので、ソファやマットレスにも効果的です。

捕獲したダニは、シートごと捨てるだけなので、簡単に駆除できます。

こちらもダニ対策スプレーと同様に手軽なので、賃貸アパートにおすすめです。

薬剤不使用で、天然由来成分のみを使ったダニ取りシートもありますので、殺虫成分が気になる家庭でも安心して使用できますね♪

賃貸住宅はダニが畳で繁殖しやすい!発生場所と対策方法

和室では、よく換気をして畳の湿気を逃がすことでダニの繁殖を抑えられます。

畳や押し入れは、家の中でも特に湿気のたまりやすい場所です。

湿度が55%以上になるとダニは活発に動き始めるので、大量発生してしまう恐れがあります。

梅雨時期の湿度が70%~80%くらいなので、6月~9月はダニ対策が欠かせません!

和室以外の場所でもしっかりと換気をして湿気を除去しないと、ダニが繁殖してしまうので対策が必要です。

除湿器が一番簡単に湿気を除去できる方法ですが、窓を開けて換気をするだけでも効果はあります。

布製品なら天日干しで湿気を除去する方法も有効ですが、賃貸アパートでは日当たりが悪い・風通しが悪いといった場合もあるでしょう。

さらに梅雨時期になると、外の湿度も高くて換気の意味がない、天日干しができない、ということもありますよね。

そういった環境ではどんな方法が効果的なのか、ダニが発生しやすい場所と対策方法をご紹介します。

畳は湿気を吸いやすい!除湿が一番のダニ対策になる

畳に使われているイ草という素材は、湿気を吸収する性質を持っています。

この性質によって部屋の湿度を調整してくれるのですが、畳に湿気がたまることで、畳の中はダニが好む環境となってしまうのです。

畳のダニ対策は、湿気の除去で繁殖させないことや、ダニ駆除剤で死滅させることが有効です。

  1. 除湿器
    • 部屋の湿度を調整する
  2. 天日干し
    • 畳を外して天日干しすることで、湿気を除去する
  3. 畳用ダニ退治スプレー
    • 畳用の駆除剤でダニを死滅させ、掃除機で死骸を除去する

除湿器では、部屋の湿度が下がっても畳の中の湿度まで下がっていなければ、ダニに効果はありません。

長時間除湿器を使い続けていれば畳の湿度も下がりますが、かなり時間がかかるようです。

また、布団を敷いて寝ると、汗などの湿気を畳がまた吸収してしまうため、除湿器のみでは対策が難しいのです。

除湿器を使いながら、定期的に畳を天日干しする、またはダニ駆除剤を使うといったように、併用して対策すれば、効果は上がるでしょう。

天日干しは、畳を外してベランダなどで乾かして湿気を取り除く方法で、お金がかかりません。

しかし、天日干しができるベランダがない、日当たりが悪いなどの賃貸アパートもあると思います。

畳の天日干しが難しい場合、畳を上げることに抵抗がある場合は、ダニ駆除剤の畳用を使いましょう!

畳やじゅうたん用のダニ退治スプレーは、針を畳に刺して噴射すればダニを死滅できるというものです。

私なら、畳を上げるのも大変なので、このダニ退治スプレーを使います♪

力が必要ないので、一人暮らしでも定期的に対策ができて便利です。

ダニを死滅させた後は、掃除機で死骸や排泄物を除去してください。

和室のダニ対策には、日ごろから部屋の通気性を良くして、湿気をこもらせないこと・湿度を上げないことが重要になります。

以下の行為は湿度を上げてしまうのでやめましょう!

  • 洗濯ものを部屋干しする
  • 畳の上にカーペットを敷く
  • 布団を敷いたまま

押し入れはダニが繁殖しやすい環境になっている

押し入れは、布団などの湿気を吸い込んでいる布製品があり湿気がたまりやすく、ほこりもたまりやすい場所です。

よって、ダニが繁殖しやすい環境となっています。

押し入れは閉め切っていることが多いですが、定期的に風を通して湿気を除去することが必要です。

繁殖させない環境をつくるには、湿気やエサとなる汚れを除去しましょう。

  1. 天日干し
    • 押し入れにしまっている布製品を天日干して湿気を除去する
  2. 掃除
    • 押し入れ内のほこりを取り除いて、エサとなるものを残さない
  3. 換気
    • 押し入れの中の湿気を逃がす

以上の3点は、定期的に行うことが理想的です。

換気ができていないと、押し入れ内にカビが発生することもあります。

私が昔住んでいた古い賃貸アパートでも、押し入れの中が湿っぽく、カビ臭くなることが多々ありました。

このカビもまた、ダニのエサとなってしまいますので、カビ対策にも湿気を除去することは大切です。

【湿気対策=カビ対策=ダニ対策】ということですね!

さらにプラスして対策することで、ダニを繁殖させないようにしましょう!

  1. 防虫剤
    • タンスや衣装ケース用、押し入れ用の防虫剤でダニ除けができる
  2. ダニ取りシート
    • 押し入れ内のダニを寄せ付けて捕獲する
  3. すのこ
    • 押し入れ内の通気性を良くするため、布団をしまう場所にすのこを敷く
  4. 除湿剤
    • 押し入れ内の湿気を取って、除湿剤に水がたまって行くので定期的に取り換える

押し入れ以外に、クローゼットやタンスでも同じ方法で対策ができます。

私の家では、日当たり・風通しが悪い部屋のクローゼットには、除湿剤をたくさん置いて湿気対策をしています♪

カーペットはダニ対策スプレーや熱を使って駆除できる

カーペットは、ダニのエサになる食べかすやほこり、皮脂などがたまりやすい場所です。

こまめに掃除をしていないとすぐに繁殖してしまうので、一番の対策は掃除機とコロコロする粘着シートをかけることです。

発生してしまったダニは以下の方法で退治しましょう。

  1. ダニ退治スプレー
    • ダニを死滅させた後、掃除機をかける
  2. ダニ除けスプレー
    • 殺虫成分なしの場合は、ダニが逃げるのでダニ取りシートを置くのも◎
    • 予防効果があるものなら、他の方法で駆除した後にもスプレーしておく
  3. スチームクリーナー
    • 100℃程度の蒸気が出るので、カーペット全体に熱を与えることで死滅できる
    • 熱で溶けてしまうような汚れや食べかすは取り除いてから行う
    • 掃除機で死骸を除去する
  4. スチームアイロン
    • スチームクリーナー同様、カーペット全体に蒸気を当てる
    • カーペットから浮かせた状態で、アイロンの熱くなる部分は直接当たらないようにする
    • 熱で溶けてしまうような汚れや食べかすは取り除いてから行う
    • 掃除機で死骸を除去する

熱を与えてダニを駆除する際には、素材の耐熱温度を確認しておくことが必要です。

耐熱温度によって対策方法を選びましょう!

スチームクリーナーの温度に耐えられない素材のカーペットの場合は、コインランドリーで対策するのもありですよ♪

カーペットが洗える洗濯乾燥機を設置しているコインランドリーであれば、洗濯で汚れを落とし、乾燥でダニの駆除ができるのでおすすめです。

ソファやマットレスには熱とダニ対策スプレーが有効

ソファなどの布製品にはダニが発生しやすく、汚れもたまりやすい場所です。

ソファやマットレスについているカバーを外して50℃以上の熱湯に浸しダニを死滅させ、洗濯機で洗って除去しましょう。

↓こちらの記事で、熱湯を使ってダニ対策をする方法や、熱に弱く熱湯駆除に不向きな素材を紹介しています。

ダニを熱湯で駆除する方法は?適した温度や素材に注意して正しく退治!

カバーのダニ対策は熱湯以外にも、50℃以上の温度になる衣類乾燥機やダニ対策スプレーが有効です。

カバーを外した後と、カバーが外せない場合の本体には、ダニ対策スプレーなどを使いましょう。

  1. ダニ対策スプレー
    • 殺虫成分入りは、ダニを死滅させた後に掃除機・布団クリーナーをかける
    • 殺虫成分なしは、ソファの下にダニ取りシートを置く
  2. ダニ取りシート
    • 直接肌に触れない場所に置く
    • マットレスの場合は敷布団または敷パッドの間に置く

私はダニ取りシートを捨てる際、触るのが怖いので、マットレスにはダニ除けスプレーと布団クリーナーを使って対策しています♪

布団や枕は布団乾燥機と布団クリーナーがおすすめ!

家庭用布団乾燥機は、50℃以上の温風が出るので家で簡単にダニ対策ができます。

ダニモードが付いた布団乾燥機も多くあり、素材によってはマットレスにも使えます。

家庭用の布団乾燥機は、値段も5,000円~10,000円程度で買えますので、クリーニングに持って行く手間と料金を考えるとお得ですね。

家庭用の布団乾燥機では、熱でダニを死滅させた後に掃除機や布団クリーナー、天日干しで死骸を除去します。

  1. 布団乾燥機
    • 50℃以上の熱でダニを死滅できる
  2. 布団クリーナー
    • 掃除機よりもダニの死骸を除去することに優れている
    • ソファやマットレスなどにも使用できる
  3. コインランドリー
    • コインランドリーに設置されている乾燥機は、ハウスダストの吸引もしてくれる

布団クリーナーは、中に入り込んでしまった死骸や排泄物をきれいに除去してくれるのでおすすめです。

布団を叩きながら吸引してくれる機能や、紫外線で殺菌してくれる機能が付いているものがあり、ハウスダストの除去に優れています。

吸引力が強いのに、布に吸い付かないので掃除機より便利です♪

私はマットレスや座布団、ぬいぐるみに布団クリーナーを使用しています。

家庭に布団乾燥機と布団クリーナーがない場合は、両方の機能を兼ね備えているコインランドリーの乾燥機を利用しましょう。

一般家庭の衣類乾燥機とは違い、コインランドリーの布団乾燥機では掃除機のように吸引してくれるので、熱で死滅させたダニの死骸も除去してくれます。

もちろん、布団洗いコースを利用するのもOKです♪

最後に、ふとん・枕用のダニ除けスプレーもあるので、そちらで予防しておくのもいいでしょう。

ぬいぐるみやベビーベッドには天然成分のスプレー

天然由来成分でできているダニ除けスプレーなら、ぬいぐるみやベビーベッドなど、小さい子供が触れる場所にも安心して使用できます。

  1. ダニ除けスプレー
    • 子供の肌に触れる場所には天然成分100%のものを使う
  2. ダニ取りシート
    • 天然成分100%のシートはベビーベッドの下にも使える

殺虫成分の入っていないダニ除けスプレーは、ダニを死滅させるほどの効果はありませんが、ダニを寄せ付けなくし、さらに除菌もしてくれるのです。

ダニ除けスプレーをすると、ダニが逃げて他の場所に移動するので、ダニ取りシートを近くに置いて捕獲しましょう。

シートは捨てるだけなので、簡単に交換できます♪

また、ダニ取りシートにも、ベビーベッドで安全に使用できる天然由来成分を使っているものがありますので、そちらを選びましょう。

ダニ除けスプレーもダニ取りシートも、無香料で除菌ができるものがおすすめです。

私が使っているダニ除けスプレーも天然成分100%なので、除菌スプレー感覚であらゆる布製品にかけています。

ですが、部屋中に使用したあと、少し鼻にツンとくる臭いがしたので、ファブリーズのようにシュッシュしすぎないように気を付けてください。

ベッドのそばに置いてあるぬいぐるみにも、このスプレーをかけて天日干しでバンバン叩いています♪

賃貸でダニ被害の責任は大家さんと借主どちらにある?

賃貸住宅で、これまでのダニ駆除方法では手に負えないほど大量発生している場合などのダニ被害は、大家さんと借主のどちらに責任があるのでしょうか?

結論から言うと、ダニ被害はどちらにも責任はありません。

明らかに借主が不清潔な環境をつくっている場合や、引っ越し前からダニが大量発生している状況を大家さんが無視していた場合を除いて、加害者はいないと言えます。

では、ダニの駆除を業者に依頼した場合、費用は誰が負担するの?

賃貸住宅でも自分でダニの駆除業者に依頼するものなのか、費用は自腹なのか、気になりますよね。

ダニの大量発生に困ったら、まずは管理会社に相談してみましょう。

大家さんの責任でダニが発生したわけではなくても、大家さんには入居者が快適に住める環境を提供しなくてはならない義務があります。

このことから、状況にもよりますが、害虫駆除を業者に依頼する際に大家さんが費用を負担してくれることが多いようです。

借主に責任がある場合は駆除費用を自腹で負担する

明らかに借主がダニの繁殖する環境をつくっている場合は、借主に責任があります。

賃貸住宅では、借主には現状を維持する義務がありますので、入居後にダニが発生する原因を持ち込んだ場合には、駆除費用を自腹で支払うしかないでしょう。

また、借主が原因で環境を悪化させた場合は、改善させる義務があるので、放置してはいけません。

故意ではなくても、ダニを大量発生させてしまった場合、退居する際にかかる駆除費用が借主に請求されてしまいます。

駆除業者の費用を請求されるより、市販のダニ駆除剤で対策している方がお金もかかりませんので、日ごろから清潔な環境づくりを心がけましょう。

大家さんに責任がある場合は賠償金請求ができることも

入居してすぐ、生活に支障をきたすほどのダニ被害にあった場合は、大家さんに責任があります。

前の住人の退去後、クリーニングをしっかり行っていないということになりますので、管理会社に相談すれば、すぐに対応してくれるでしょう。

もちろんダニの駆除費用は大家さんが負担してくれます。

賃貸住宅に住んでいると、大抵のことは管理会社に連絡をすれば対応してくれることが多いと思います。

最近では、私の家のベランダに蜂が巣をつくってしまい、管理会社に連絡をしたところ、無償で駆除してくれました。

蜂の巣がつくられてしまうことは、大家さんの責任ではありませんが、「入居者が快適に住める環境」のために対応してくれるということですね。

しかし、ダニが大量発生を無視しているような賃貸住宅には、住つづけたくないですよね。

ダニ被害が大きくて、住み続けることが難しい場合は転居することも考えましょう。

人の住めない環境を住居として貸し出すのは賃貸人(大家さん)の債務不履行ということになります。

債務不履行とは契約した義務を果たさないことで、ここに入居したせいで健康被害にあった場合、大家さんに通院費用を賠償金として請求できることもあります。

「人の住めない環境」や「生活に支障をきたす」という判断は難しく、必ずしも請求できるわけではありませんが、転居する際の費用も請求できる場合があるようです。

まとめ

  • 賃貸アパートのダニ対策は、除湿器や天日干しで湿気を除去することや、お部屋に合った市販のダニ駆除剤を使用することが効果的
  • 洗濯や天日干しでダニは死滅できないが、死骸や排泄物などハウスダストの除去には効果的
  • 賃貸アパートでダニを発生・繁殖させないためには、ダニのエサとなるほこりや食べかすを除去し、家の中をキレイな状態にしておく
  • 賃貸アパートでダニが発生してしまったときは、市販のくん煙剤やダニ対策スプレー、ダニ取りシートを使って対処しよう
  • ダニ退治スプレーやダニ取りシートは賃貸アパートでも手軽に駆除・予防ができるが、くん煙剤・くん蒸剤は火災報知機・ガス警報器に注意
  • 畳や押し入れのダニ対策は湿気の除去が重要なので、換気や除湿剤、除湿器が有効
  • カーペットや、ソファ・マットレスについているカバーは熱でダニを駆除でき、熱に弱い部分にはダニ対策スプレーを使う
  • 布団などの寝具は布団乾燥機と布団クリーナー、家庭にない場合はコインランドリーの乾燥機が便利
  • ぬいぐるみやベビーベッドなど、小さい子供が触れる場所には天然成分100%でできているダニ除けスプレーがおすすめ
  • ダニ被害の責任が大家さんになくても駆除費用を負担してくれるが、明らかに借主に責任がある場合は自己負担で駆除する必要がある

ダニの好む環境をつくらないよう、掃除や換気、除湿を心がけることがダニ対策に重要なことです。

発生してしまったダニの駆除には、市販のダニ駆除剤でも効果が得られますので、場所に合わせて使用しやすいタイプを選ぶといいですよ♪

賃貸アパートでのダニ対策は、近隣への影響を考えて行わなくてはいけないため、煙や臭いのあるものは避ける方が安心です。

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