業務スーパーの天然酵母食パンは、売り場に「一日一万本売れるヒット商品」と書いている程の人気です。
ですが、工場で作られる食パンは添加物が入っていて体に悪いのかも?と少し気になるところ。
業務スーパーの天然酵母食パンには、小麦粉・糖類・ショートニング・マーガリン・甘味料・天然酵母など18種類の原材料が含まれています。
業務スーパーの天然酵母食パンに添加物は入っていますが、添加物=体に悪いというわけではなさそうです。
むしろ天然酵母を使っているので風味豊かでふわふわ。さらにコスパがいいのが魅力です。
今回は、業務スーパーの天然酵母食パンに含まれる添加物の安全性や添加物をデトックスするアレンジレシピをご紹介します。
業務スーパーの天然酵母食パンの添加物は?
業務スーパーの天然酵母食パンは人気ですが、どんな添加物が含まれているのでしょうか?
業務スーパーの天然酵母食パンには、マーガリン・甘味料・天然酵母などの他18種類の原材料が含まれています。
厚生省は添加物を食品衛生法で厳しく規定し、科学的にもその安全性が試験されており、食品衛生上のリスクは少ないものと公表しています。
また、食べたその時だけではなく、人が一生に渡って摂取しても、安全である必要があります。
つまり、添加物は適量であれば長年食べても安全であると認めているということですね。
天然酵母食パンの原材料
業務スーパー天然酵母の食パンには、他の市販の食パンと比べて添加物は同じくらいです。
業務スーパーの天然酵母食パンの原材料を一覧にまとめました。
一覧で見ると、「こんなに入っているの?」と少し多いように感じますね。
ですが、これはどの加工食品にも言えるのですが、添加物は加工後に減少している場合も多く、なくなっていることもあります。
そのため、その加工食品を摂取しても、食品添加物が添加された時点の量よりかは少なくなっていることが多いです。
調べている中このことを知り、添加物に疑問を持っている私はとても安心しました。
では、業務スーパーの天然酵母食パンの添加物の内容を見ていきましょう。
上記の原材料は左から添加量の多い順番に書かれています。
私が独自に調べた結果、添加物の中でマーガリンに関する良くないニュースが多かったのです。
業務スーパーの天然酵母食パンに含まれる添加物の中で、マーガリンは真ん中より後ろ辺りですね。
業務スーパーの天然酵母食パンのマーガリンの量は、そんなに多くないようです。
私は、普段から食品の添加物にとても気を遣っています。
正直、業務スーパーの天然酵母食パンについて調べる前までは、添加物が含まれているから買わないかなと思っていました。
調べていく内に適量であれば意外と安心して食べれそうだと、少し気持ちが変わりました。
添加物が含まれていても安全性は高いので、野菜を多めに摂りデトックスを心掛ければ、問題ないなと思えました。
天然酵母食パンはどんな味?
業務スーパーの食パンは天然酵母のおかげか、生地がふわふわで旨味があり、小麦の香りも良いという口コミがあります。
天然酵母のパネトーネ種を使っているからかもしれません。パントーネ種はイタリアの至宝ともいわれています。
天然酵母のパネトーネ種には、タンパク質をアミノ酸にまで分解しうまみを引き出す強力な酵素が含まれています。だから、奥深い旨味を感じるのですね。
購入者の中には、お子さんが好んで食べるという声も!
正直工場で作ったパンは買いたくないけど、子供たちの食いつきがいいのがこのパンです。
小倉トーストにも良く合うので、うちの子もとても気に入っていました。
これはリピ決定。
なるほど、旨味を感じられて、品質もいいから「天然酵母食パン」はよく売れるのですね。
天然酵母の食パンの値段
天然酵母食パンを作っているのは岐阜県にある、株式会社株式会社麦パン工房です。
天然酵母パンは1.8斤で税抜き228円です。1斤あたり約126円なので、天然酵母を使っている点を考えると割安です。
業務スーパーで手軽に買える食パンの中ではコスパ高めです。少し添加物は他の一般的な食パンと同じくらいですが、日持ちがいいのが魅力です。
ここまで業務スーパーの天然酵母食パンに含まれる添加物や味、値段についてお話ししました。
食パンに含まれる添加物は安全性が高く、天然酵母を使っているので風味豊かで、コスパがいいということが分かりました。
ただし、業務スーパーの天然酵母食パンの食べすぎは体に良くないようです。次の項で具体的に説明しますね。
業務スーパーの天然酵母食パンは体に悪い?NO!
業務スーパーの天然酵母食パンは体に悪いのでしょうか?口コミを調べていると、こんな声がありました。
業務用スーパーの食パンは何週間たってもカビが発生しません。どれだけ添加物を使っているんだろう。
といっても安さに惹かれて買ってしまうな。長い目で見たら体に悪いのかな?
こういった添加物に関する不安の声は少なからずあるようです。
日本で広く認められている添加物が、海外ではその添加物の使用に上限を設けている国があります。
その添加物の一つはトランス脂肪酸です。昔はトランス脂肪酸はマーガリンに多く含まれていました。
業務スーパーの天然酵母食パンにマーガリンが含まれていますが、適量摂取であれば体に悪いわけありません。
現在、日本では食品事業者による自主的な努力により、トランス脂肪酸がこれまでよりも低い食品が販売されるようになっています。
業務スーパーの天然酵母食パンにはトランス脂肪酸を含むマーガリンが使用されています。
マーガリン200gに含まれるトランス脂肪酸は2gです。これは上限量であり安全域です。
そのことを踏まえると、業務スーパーの天然酵母食パンは適量摂取であれば体に悪いわけではないと言えます。
それでは、マーガリンの安全性について詳しく解説します。
マーガリンは適量なら比較的安全
なぜマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は体に悪いのでしょうか?
マーガリンは、加工の過程で多量のトランス脂肪酸が生じます。
トランス脂肪酸が悪玉コレステロールを増やし、狭心症や心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めるというWHOの報告があります。
そのため、マーガリンは体に悪いという事実が広く知られるようになりました。
ですが、朗報があります。マーガリンのトランス脂肪酸は、本当に危険かと言われると答えはNOです。
WHOが世界に向けてトランス脂肪酸のリスクを勧告したためか、世界中のマーガリンを製造している会社は、加工技術に改良を加えるようになったのです。
農林水産省は、マーガリンの加工工程でできるトランス脂肪酸は、新たな技術を利用することで減らすことができると公表しています。
さらに日本では食品事業者による自主的な努力により、トランス脂肪酸がこれまでよりも低い食品が販売されるようになり、安全性が高まりました。
ですが、いくらマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が減ったとはいえ、食べすぎは良くありません。
1日にどのくらいまでの量なら安全なのでしょうか?
結論から言うとマーガリンのトランス脂肪酸だけに着目すれば、マーガリンは1日200g前後食べても安全です。
理由は、トランス脂肪酸の摂取量を、1日当たりのトランス脂肪酸摂取量は2g未満に抑えればいいからです。
農林水産省が示す、マーガリン10g当りに含まれるトランス脂肪酸は、わずか約0.1gですよ。
ですから、毎日およそ1箱分の約200gのマーガリンを食べなければ、WHOや農林水産省が注意を促す摂取量には達しません。
業務スーパーの天然酵母食パンにマーガリンは使われていますが、1日に何十枚も食パンを食べなければトランス脂肪酸を特に気にする必要はなさそうです。
ちなみにバターにもトランス脂肪酸が含まれていますが、マーガリンよりもバターに含まれるトランス脂肪酸の含有量の方が多いのです。
トランス脂肪酸に注目して選ぶなら、バターよりもマーガリンをセレクトした方が賢明でしょう。
もし「トランス脂肪酸を含むマーガリンは体に悪い」と思う方はどうぞご参考になさってください。
甘味料の危険性は低い
甘味料は砂糖の代替品として、多くの食品に含まれています。
しかし、人工甘味料は化学的に作られたものであることから健康被害が起きた歴史もあります。サッカリン、アスパルテームがその一例です。
ですが、一概に全ての人工甘味料が危険というわけではなく、危険性が示唆されている甘味料はごく一部です。
業務スーパーの天然酵母食パンに含まれる甘味料はソルビトールです。
ソルビトールは特にバラ科の果物や昆布に多く含まれており、毒性は報告はなく、国際的にも安全性は評価されてます。
ソルビトールは甘みをつける甘味料として、また細菌を抑える保存料として使われています。
しかし、ソルビトールを1日に50g以上摂取すると、お腹が緩くなる、下痢、腹痛症状が出ることがあります。
これらの症状は、ソルビトールが小腸では吸収されないために起こりやすい現象です。
ですので、業務スーパーの天然酵母食パンは甘味料が含まれていますが、多量に食べなければ安全と言えそうです。
天然酵母は食べると健康的に
業務スーパー天然酵母の食パンが美味しいのは、天然酵母が含まれているからと言われています。
天然酵母は、500年以上前から自然界に存在する微生物です。
天然酵母が持っている力を十分に活かして、じっくり時間をかけて、パンを発酵させると小麦本来のおいしさを引き出すことができます。
天然酵母食パンを食べると、その天然酵母は人間の小腸まで行き、腸内環境を整え、栄養素の吸収を助けます。
さらに天然酵母は善玉菌として免疫力も高め、自律神経系や内分泌系の機能を補助します。
天然酵母食パンを摂ることで、健康な体の維持に役立つでしょう。
業務スーパーで売られている天然酵母食パンは、工場で丁寧に作られた天然酵母の食パンです。
きちんと体のことも考えて作られた食パンなのですね。
業務スーパーの天然酵母食パンをアレンジ!
ここまで、業務スーパーの天然酵母食パンに含まれる添加物を体に取り込んでも健康への影響は少ないことをお伝えしました。
ですが、添加物はなるべく避けたいですよね。何かいい方法はないのでしょうか?
業務スーパーの天然酵母食パンを、野菜を使ってアレンジすると、添加物や腸内クレンジングに効果的です。
厚労省は日本人の添加物の摂取量は1日に約2.8g、年間では約1.2㎏と公表しています。
しかし調査では含まれていない添加物もあるそうで、実際には1日約20g、年間約8kg程度摂取しているとも言われています。
添加物は摂取しても、健康被害は起こりにくいとされていますが、長期間摂取することはリスクかもしれません。
体に入れてしまった添加物は、解毒したり体の外へ排出したりすることがとても大事です。
食生活の改善は、グリーンサラダから。緑の濃い葉野菜は、腸内の汚れを排出する体内クレンジングにとても効果的です。
今すぐ、身近なもので簡単にでき、生活にすぐ取り入れられる、業務スーパーの天然酵母食パンを使ったサンドイッチのアレンジレシピをご紹介します。
野菜たっぷりフレッシュネスサンドイッチのレシピ
業務スーパーの天然酵母食パンを使ったサンドイッチのアレンジバリエーションは無限大です。
ベースは緑の濃い野菜ですが、トッピングするものによって、バリエーションは無限にあり、味を変えていくと飽きる暇がありません。
ぱっと思いつくだけでも、モッツァレラチーズ、砕いたナッツ、トマト、パプリカ、アボカド、玉ねぎ、パセリなどのフレッシュハーブなど。
業務スーパーの天然酵母食パンを使って、あなた好みにアレンジしたサンドイッチを作ってみて下さい。
- 天然酵母の食パン2枚
- 玉ねぎ薄くスライス1枚
- きゅうり1/2本
- ブロッコリー1房
- トマト1/2個
- マヨネーズ
- 塩少々
- パンをトーストする間に野菜を薄くスライスする
- パンにマヨネーズを塗る
- きゅうり・玉ねぎ・ブロッコリー・トマトの順に乗せて出来上がり
トマトに少しだけ岩塩をかけると美味しいですよ。
ブロッコリーは火を通すものと思われているようですが、抗がん作用のあるスルフォラファンなどの成分を丸ごと摂るには、生で食べるのがおすすめです。
蕾の部分をざくざく切って、そのままサンドイッチに加えましょう。
アボカドたっぷり野菜サンドイッチのレシピ
ワンプレートの大きめのお皿を用意して、緑の濃い野菜をたっぷり挟んだサンドイッチを作りましょう。
- 天然酵母の食パン2枚
- パプリカ1/4個
- アボカド1/2個
- きゅうり1/2本
- キャベツ2枚
- レモンペースト小さじ1
- マスタード小さじ1
- パンをトーストする間に野菜をスライスする
- レモンペーストとマスタードを混ぜトーストに塗る
- パプリカ・アボカド・きゅうり・キャベツの順にトッピングして出来上がり
レモンペーストやマスタードはスーパーで手に入りやすいですよ。アレンジレシピの幅がうんと広がるので、キッチンに常備しておくといいでしょう。
紹介した材料のアブラナ科の野菜は、添加物を代謝させる肝臓の機能を高め、その排出をサポートします。
アブラナ科の野菜はキャベツ、ブロッコリー、小松菜、カリフラワー、芽キャベツ、大根、コマツナ、チンゲンサイなどです。
また、緑黄色野菜には、美容ビタミンとも呼ばれるビタミンCを豊富に含みます。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す・抗酸化作用などの効果があります。
中でもパプリカは、カロテノイドと呼ばれる色素が多く含まれており、アンチエイジングが期待できます。
サンドウイッチに岩塩をふり、エキストラバージンオリーブオイル、ごま油、ヒマワリ油などのいい油をたっぷりかけてアレンジするとGOOD。
あなたのカラダを構成する細胞は、とても速いスピードでターンオーバーします。
野菜から生きた酵素をどんどん取り、栄養を補給しながら、摂ってしまった添加物をデトックスしましょう。
まとめ
- 業務スーパーの天然酵母食パンの原材料は小麦粉・マーガリン・甘味料・天然酵母の他14種類ある
- 厚生省は添加物を食品衛生上のリスクは少ないものと公表しており、添加物は比較的安全
- 業務スーパーの天然酵母食パンに添加物のマーガリンは使われているが適量であれば安全
- 添加物のソルビトールは毒性は報告はなく、国際的にも安全性は評価されている
- 添加物の天然酵母は免疫力を高め、自律神経系や内分泌系の機能を補助し健康的になれる
- 業務スーパーの天然酵母食パンを、野菜を使ってアレンジすると、添加物や腸内クレンジングに効果的
食べることは、おいしさだけでなく安全であってほしいですよね。
今回調べた結果、業務スーパー天然酵母の食パンに含まれる添加物は比較的安全だということが分かりました。
野菜と一緒に摂りながら、心身ともに美しく年を重ねていきましょう。
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