レモンのはちみつ漬けを作ったんですが、苦味が気になって食べられないんです…。
そんなあなたにおすすめの、苦味を緩和させる方法があります。
苦いレモンのはちみつ漬けは、砂糖やみりんを足して苦味を緩和させると食べやすくなりますよ。
レモンが苦いのは、皮や種に含まれる「リモノイド」という苦味成分や、皮に塗られたワックス、防カビ剤などが原因として考えられます。
レモンのはちみつ漬けを作る際は、完熟レモンの皮や種を処理することで苦味を抑えることができるんです。
今回は苦いレモンのはちみつ漬けを食べやすくする方法や、苦味を抑えた作り方をご紹介していきます。
レモンのはちみつ漬けは健康や美容にもプラスの効果が期待できますよ。
美味しく食べ切るためにぜひ参考にしてみてください♪
レモンのはちみつ漬けが苦いなら砂糖やみりんを足そう
レモンのはちみつ漬けを作ったけど、苦くて食べ進められません…。
せっかく作ったのに食べられないのは残念ですよね。何とかして苦味を緩和したい!というあなたにおすすめの食べ方があるんです。
レモンの苦味が強いときは、砂糖で甘さを足す食べ方がおすすめ。また、みりんを少し足しても苦味を緩和させることができますよ。
苦いレモンのはちみつ漬けは砂糖やみりんを足そう
作ったレモンのはちみつ漬けが苦くて食べられないというときは、砂糖で甘さを足したり、みりんを少量入れたりすることで苦味を緩和することができます。
みりんを入れる際には、入れすぎると風味が変わってしまうため少しずつ加えて味見をしてみましょう。
それでも苦いという場合はヨーグルトと一緒に食べたり、ソーダで割って飲んだりするのがおすすめです。
ローストビーフや魚のソテーなどに使って臭みを抑えたり、香りをつけたりするのに使うこともできますよ。
せっかく作ったはちみつ漬けなので、食べ方を工夫して美味しく食べられるといいですね♪
レモンの苦味は皮や種の苦味成分やワックスなどが原因
そもそも、レモンが苦いのは何が原因なんでしょうか?
レモンが苦いのは、柑橘類の皮や種に含まれる苦味や香りの成分「リモノイド」が原因です。また、レモンに塗られたワックスや防カビ剤でも苦味が生じます。
リモノイドは果実が熟していくにつれて苦味を失っていくため、レモンのはちみつ漬けを作るときには黄色い完熟レモンを使うと苦味を抑えられますよ。
ただ、リモノイドはただ苦味があるだけではなく、摂取することで期待できるうれしい効果もあるんです。
リモノイドには、抗がん作用や抗腫瘍形成作用、抗肥満作用、血糖低下作用などが期待できるとされています。
リモノイドは苦味の原因でもあるため、食べる際には取り除きたくなってしまいますが、健康のためには少しでも摂取したいところですね。
リモノイドを摂取するなら、柑橘類を丸ごとすり潰したペーストなどの商品もおすすめです♪
また、レモンに塗られたワックスや防カビ剤などが苦味の原因となる場合もあります。皮ごと食べる場合はできるだけ取り除きたいところですね。
ワックスは少量の水を含ませた塩でレモンを丸ごと揉み洗いし、流水でしっかり流しましょう。
防カビ剤は熱湯を耐熱容器に入れ、薄切りレモンを1分間浸けたあとに流水で洗います。
レモンにワックスや防カビ剤が使用されている場合は、以上の方法で減らすことができるのでぜひお試しください♪
家にあるものですぐできるのがうれしいですね。
レモンのはちみつ漬けのレシピ!種皮処理で苦味軽減
ここまで作ったレモンのはちみつ漬けが苦かった場合の食べ方をご紹介しましたが、そもそも苦味を抑えて作るにはどうしたらいいのでしょうか。
レモンの苦味は、「完熟レモンのワックスや防カビ剤を取り、皮や種を取り除いてはちみつに漬けること」で抑えられます。
ワックスや防カビ剤、苦味成分のリモノイドを含む皮や種を取り除くことで、かなり苦味を抑えることができますよ。
それではさっそく、苦味を抑えたレモンのはちみつ漬けのレシピを見てみましょう!
苦味を抑えたレモンのはちみつ漬けのレシピ
用意するものは保存容器と完熟レモン、はちみつだけです。保存容器はビンやタッパーなどお好きなものでOK。
ただし、漬けたあと数日間保存する場合はレモンをひっくり返して混ぜることができるよう、余裕がある大きめの保存容器を選びましょう。
はちみつと水が分離したり、はちみつの成分が沈澱したりすることがあるためです。
はちみつの量はレモンの個数や保存容器の大きさなどにもよりますが、今回はレモン1個に対してはちみつを180mlほど使いました。
はちみつには殺菌効果があるため、日持ちさせるためにもレモンがしっかり浸かる量のはちみつを入れましょう。
今回私が作ったはちみつレモンのレシピはこちらです。
- 1レモンを洗う
レモンを水洗いします。
レモンにワックスや防カビ剤が使われている場合は、塩で揉み洗いしてから流水で洗い流しましょう。
- 2レモンの両端を切り落として薄切りにする
皮やワタの多い両端を切り落とし、薄い輪切りにします。このとき種も取り除きましょう。
ワックスや防カビ剤を使用しているレモンは、輪切りにしたあと耐熱容器に入れ1分ほど熱湯に浸けてからまた流水で洗います。
- 3保存容器にレモンとはちみつを入れる
カビ予防のためレモンについた水気をしっかり取ってから、容器にレモンとはちみつを入れます。
容器の中でレモンが重なる場合は、レモンとはちみつを交互に入れて、はちみつが行き渡るようにしましょう。
レモンがしっかり浸かるよう、はちみつはたっぷり入れます。
- 4フタをして冷蔵庫で寝かせる
しっかりフタをしたら冷蔵庫に入れ、一晩寝かせて完成です。
苦みをできるだけ抑えたいというあなたは、手順1のあとピーラーか包丁で皮とワタを取り除き、手順2の熱湯に浸ける工程は省きましょう。
今回はスーパーで市販されている、ひまわり80%とニンジンボク20%のはちみつを使いましたが、クセがなく美味しく食べられました。
はちみつは花の種類によって味が違うため、はちみつにこだわって味の違いを楽しむのもいいかもしれません♪
皮の有無で苦味は変わる!3種類を1週間で食べ比べ
今回は皮の有無による苦味の違いを確かめるため、3種類のはちみつ漬けを作りました。
左から皮やワタを取り除いた薄切り、皮付きの薄切り、皮とワタの部分をはちみつに漬けたものです。
レモンの違いにより苦味に差が出ないよう、1個のレモンで3種類作っています。
3種類を漬けてから1日後、3日後、1週間後で食べ比べた結果は次のようになりました。
予想通り、皮やワタを取り除いたものが1番苦味を抑えられて食べやすかったです。
しかし、今回完熟レモンを使用したためか皮とワタだけを漬けたものでもそれほど強い苦味は感じませんでした。
実は今回苦味よりも気になったのが、皮付きの薄切りを漬けたものの酸味です。
皮やワタが付いていても苦味はそれほど気にならないのですが、3種類の中で1番酸っぱくて思わず唇をすぼめました…。
苦味に関しては、3種類とも3日寝かせることでかなり苦味を抑えられましたが、それ以降は大きな変化なし。
一方酸味に関しては、3日より1週間寝かせたほうが明らかに酸っぱさはなくなり、皮付きのものでも食べやすくなりました。
皮付きのまま食べたいけど苦味や酸味が気になるというあなたは、1週間ほど寝かせておくと食べやすくなると思います♪
レモンのはちみつ漬けは冷凍で3ヶ月以上日持ちする
レモンのはちみつ漬けはレモンと保存容器を煮沸消毒することで、冷蔵庫でも3ヶ月ほど保存が可能です。また、冷凍すれば3ヶ月以上日持ちしますよ。
レモンのはちみつ漬けはそのまま食べるほか、飲み物で割ったり料理に使ったりとさまざまな使い方ができるので、多めに作って保存しておくのもいいですね。
こまめに作るのも面倒なので、まとめて作ってストックしておけると便利です。
冷蔵庫で長期保存する方法
今回私は保存容器やレモンの煮沸消毒は行わず、タッパーに入れて冷蔵庫で保管していたのですが、1週間は問題なく保存することができました。
食べるペースにもよりますが、レモン1〜2個分であれば熱湯消毒をしなくても食べ切れそうですね。
レモンのはちみつ漬けをたくさん作って長期保存したいという場合は、レモンと保存容器を煮沸消毒してからはちみつ漬けを作りましょう。
レモンなどの柑橘類は茹でる時間が長くなると苦味が増してしまうため、30秒ほどがおすすめ。皮のワックスを落としてから丸ごと茹でます。
レモンと容器を煮沸消毒してはちみつ漬けにすれば、ときどき容器を振ってレモンとはちみつをなじませることで冷蔵庫でも3ヶ月ほど保存できますよ。
3ヶ月以内でもカビが生えた場合は、カビの部分だけ取り除くのではなくすべて捨てるようにしましょう。
冷凍庫で長期保存する方法
3ヶ月以上保存したい場合は、レモン自体と密閉容器を熱湯消毒し、冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍する際にはレモン同士が重ならないようにしておくと、食べたいときに必要な分だけ取り出して解凍できますよ。
1枚ずつ取り出せるように冷凍庫でストックしておけば、短い時間で解凍できます。料理や飲み物など思い立ったときにサッと使えるのは便利ですね♪
作る量や食べるペースに合わせて保存方法を選びましょう。
レモンのはちみつ漬けの効果は健康や美容にも
さわやかな甘味と酸味が美味しいレモンのはちみつ漬け。実は美味しいだけでなく、私たちにうれしい効果が期待できると注目されています。
レモンやはちみつに含まれる成分が免疫機能向上や新陳代謝を促進し、健康や美容にもプラスの効果が期待できるんです。
実際にどんな効果があるのか、詳しく見ていきましょう。
ビタミンCをはじめ豊富な栄養成分で免疫機能向上
レモンに豊富なビタミンCは、細菌やウイルスと戦う白血球やリンパ球に多く含まれています。また、抗ストレスホルモンの生成にもビタミンCは不可欠です。
ビタミンCを摂取することで免疫機能を向上する効果や、ストレスへの抵抗力をつける効果が期待できるということですね。
また、はちみつにもビタミンCやミネラル、ポリフェノールなど身体にうれしい栄養成分が150種類以上含まれており、風邪の予防や整腸効果が期待できます。
レモンとはちみつの相乗効果で、風邪やストレスなどに負けない身体作りを目指しましょう♪
ビタミンCやクエン酸による美容効果も
ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠なほか、メラニンの生成を抑制するためシミやくすみに効果があるとされています。
また、レモンに含まれるクエン酸は新陳代謝を促すため、肌のターンオーバーを促進させる効果が期待できるんです。
美味しいだけでなく美容効果も期待できるのはうれしいですね。
クエン酸や糖類などによる疲労回復効果
レモンに含まれるクエン酸や、はちみつに含まれる糖類やビタミン、ミネラルなどはエネルギー代謝を促進し、疲れを取る効果が期待できるとされています。
スポーツ後の疲れを取るために食べるのもいいですし、素早くエネルギー補給ができるので夏バテ対策として食べるのもおすすめです。
さわやかな甘味と酸味で気分もすっきりしそうですね。
ストレスを和らげるリラックス効果
レモンに含まれるリモノイドの一種「リモネン」や、はちみつに含まれるトリプトファンなどはストレスを和らげリラックスさせる効果があるとされています。
寝る前にレモンのはちみつ漬けをお湯で割ったホットはちみつレモンを飲めば、身体も温まり快眠効果が期待できますよ。
身体の老廃物を排出し整腸することでダイエット効果も
レモンのクエン酸が新陳代謝を促し、はちみつのグルコン酸が腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整えることでデトックス効果が期待できます。
便秘が解消したり老廃物を排出したりすることで、ダイエットにつながることが期待できるんです。
はちみつは砂糖よりカロリーが低いのもうれしいポイント。
ただし、砂糖よりは少しカロリーが低いものの、はちみつも食べすぎると太る原因になるため食べる量は少量にしておきましょう。
レモンのはちみつ漬けを食べて、美容と健康にうれしい効果が表れるといいですね♪
まとめ
- 苦いレモンのはちみつ漬けは、砂糖やみりんを足すことで苦味を緩和できる
- レモンが苦いのは、皮や種に苦味成分の「リモノイド」が含まれていることや、ワックスや防カビ剤が塗られていることが原因
- リモノイドには抗がん作用や血糖低下作用などが期待できるため、皮なども食べるのがおすすめ
- 完熟レモンのワックスや防カビ剤、皮や種を取り除くことで、苦味を抑えたレモンのはちみつ漬けを作ることができる
- どうしても苦味が気になる場合は、ヨーグルトやソーダに混ぜたり、料理の風味付けに使ったりするのがおすすめ
- レモンのはちみつ漬けは一晩おけば完成するが、苦味を抑えるなら3日、酸味を抑えるなら1週間程度寝かせるのがおすすめ
- レモンと保存容器を煮沸消毒することで冷蔵庫でも3ヶ月程度、冷凍庫なら3ヶ月以上保存可能
- レモンのはちみつ漬けは、食べることで免疫機能向上や美容効果、リラックス効果などが期待できる
今回は苦いレモンのはちみつ漬けを食べやすくする方法や、苦味を抑えた作り方などをご紹介しました。
レモンとはちみつの相乗効果で健康や美容にもプラスの効果が期待できるので、ぜひ美味しく食べることができるといいですね♪
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