ここ数年グラノーラが流行り、その主原料であるオートミールが注目されています。
テレビなどでも紹介され試してみた方も多いのではないでしょうか?
グラノーラはそのままでもおいしいですが、オートミールは米化して食べてはみたもののまずいという声も多いようです。
まずいのは米化に向かない種類を選んでいたり、調理方法が違ったりすることが原因かもしれません。
ダイエットには毎日食べるのがおすすめなので、まずいと思うものよりおいしく食べられると嬉しいですよね。
オートミールは食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミンB1など健康や美容にうれしい栄養素が豊富でいろいろな料理にアレンジもできる食材です。
オートミールを米化するとまずい原因は?
今回はグラノーラもオートミールも利用している私が、オートミールを米化しておいしく食べるコツとレシピを3つご紹介します。
オートミールを米化するとまずいと感じてしまう原因は、以下の2つが考えられます。
- 米化に合ったオートミールの種類を選んでいないこと
- 米化するときの水の量を間違っていること
グラノーラは初めから果物と一緒になっていたり、甘い味でコーティングされていたりして食べやすく加工されています。
そのため加熱調理の必要はなく、そのまま食べることができます。
グラノーラと違ってオートミールは余分な甘味や脂質を含まない分カロリーが低く、ダイエットに効果的です。
しかし、それが理由で米化をするという一手間がかかり、上手にできないとまずいと感じてしまいます。
低カロリーで美容にも健康にも効果的なオートミール。お米の代わりに食べたり、お米に混ぜて食べたりするのがおすすめです。
この食べ方に必要なのがオートミールの米化。オートミールの種類を知って正しい方法で調理すると上手に米化でき、まずいと感じないと思います。
オートミールの米化がおいしくなるおすすめの種類
オートミールの米化をおいしく食べるには、米化に適したオートミールを選ぶことが大切です。
米化におすすめなオートミールはロールドオーツです。
ロールドオーツを正しい調理方法で米化することでおいしく食べることができるはずなので、選び方と調理方法をご紹介していきます。
米化におすすめな種類と選び方
オートミールには加工の仕方によって4つの種類にわかれ、種類によって調理時間や調理方法、食感が違います。
それぞれの種類の特徴を活かすことでおいしく色々な食べ方ができ、食感や味にもバリエーションが出ます。
スーパーで購入しやすいオートミールはロールドオーツ、クイックオーツ、インスタントオーツの3つです。
オートグローツはお米でいうと玄米にあたります。
加工をしていないので栄養価は高いですが、調理にはとても時間がかかります。
<ロールドオーツ>
オートグローツを蒸して平らに伸ばし乾燥させたもので一度加熱しているので調理時間は短くて済みます。お米のような甘さとパンのような香ばしさを感じる気がします。
米化にすることでおいしく食べられるのでおすすめです。
<クイックオーツ>
オールドオーツを細かく砕いたものです。細かく砕いてあるので調理時間も短くなり、とろみや粘りがでやすいです。
そのためお粥におすすめです。お好み焼きやクッキーなど小麦粉の代わりやハンバーグのつなぎに使ってもおいしいです。
クッキーなどに入れてもおいしいのですが、膨らみにくいので注意が必要です。
<インスタントオーツ>
ロールドオーツを加熱して味付けしたもの。糖分でコーティングされていて食べやすいですが、ダイエットには向いていないと思います。
ヨーグルトや牛乳をかけるだけで食べられるので手軽に食べたいときにはおすすめです。
クイックオーツやインスタントオーツを米化するとべちゃべちゃになってまずいと感じてしまうかもしれません。
ちなみにもう1種類はスティールカットオーツといい、ネット通販で購入できます。
オートグローツを1粒2~3個に砕いたもので、栄養価はオートグローツとかわりません。
熱加工されていないので、しっかりと煮込む必要があり調理に時間がかかります。かなり上級者向けかもしれません。
☆オートミールをご飯と混ぜる方法もありますよ↓
オートミールはご飯と混ぜる食べ方も!ダイエット法やレシピも紹介
オートミールの正しい調理方法
オートミールを米化するときには、少し面倒ですがきっちり水の量を量るようにしてください。
必ず守ってほしいのが、ロールドオーツ30gに対して水50mlです。
水の量を間違えるとべちゃべちゃになったりぼそぼそ食感になったりしておいしく米化ができません。
正しい水の分量と調理方法でもちもちした食感になりおいしくなるはずです。
<オートミール米化の調理方法>
- 耐熱容器にロールドオーツ30gと水50mlを入れる
- 電子レンジ500Wで1分半、または、600Wで1分加熱してからほぐす。
調理といっても、電子レンジを使ってできるのでとっても簡単ですよね。
それにお米を炊いたり冷凍ごはんを電子レンジで温めるより早くできてダイエットにもなるのもうれしいポイントです。
水の量を目分量でしてしまうとおいしく米化ができないので、面倒くさくてもぜひ守ってくださいね。
以下に私の経験から水の分量以外においしく米化するポイントをあげるので参考にしてみてください。
- ロールドオーツと水を混ぜ合わせてから加熱する前に30秒~1分ほどおいて、ロールドオーツと水をよくなじませるとよりやわらかくなる
- ロールドオーツに加える水を出汁にしたり、お茶漬けの素を加えてから加熱するとおいしく食べられる
- かたいところが残るようなら、2,3回に分けて水を入れ電子レンジの時間も分けて加熱し混ぜる
お茶漬けの素を入れるときは、水の量をお茶漬けの袋に書いてあるお湯の量に合わせて、水の量に合わせてオートミールの量も変更してください。
ただ、お茶漬けの素を使う時には水は入れすぎても、お茶漬けのようになるのでおいしく食べられます。
もちもちした食感ではなくさらさらになってしまいまうので米化とは違う食感になります。
2,3回に分けて混ぜる場合、混ぜるたびにもちもち感が増すのでお米のつぶつぶ感を残したい場合は混ぜすぎに注意してください。
オートミールを米化して作るアレンジレシピ3つ
米化したオートミールを食べるメリットはお腹がすきにくくなることだと思います。
セカンドミール効果といいます
米化したオートミールはお米の代わりに置き換えたり混ぜたりするだけでなく、いろいろな料理にアレンジできます。
私は出産後1年間オートミールを愛用していました。
育児中は時間があるようでありませんでした。
体形も気になりダイエットもできさっと食べられるものがよかったのでアレンジもできるオートミールを気に入って使っていました。
電子レンジ1分で完成し食物繊維が豊富なので野菜を食べられていないということもカバーしてくれます。
さらに、30gしか食べないのに本当にお腹がすくまでの時間が長くなるんです。だから、間食が減りダイエットにもぴったりでした。
私は朝ごはんとお昼ごはんにお米の代わりに食べることが多かったのですが、特に運動などせずにダイエットできました。
お米の代わりだけでなくおかずも米化したオートミールを使って作ることができるのでアレンジレシピとして3つご紹介します。
2つのポイントを押さえてぜひ作ってみてください
<米化したオートミールを料理にアレンジする時の注意するポイント>
- オートミールを米化するときの水の分量は量る
- 電子レンジで加熱してすぐにひき肉などと混ぜるとお肉に火が通ってしまうので、冷ましてから混ぜる
ヘルシーに食べられる!しゅうまい
しゅうまいは作るのが面倒くさそうというイメージがあるかもしれませんが、混ぜて包むだけなので意外と簡単に作れます。
オートミールの感じはなく、でも、ヘルシーに食べられます。
<材料(2人分)>
- 豚ひき肉 200g
- ☆生姜すりおろし 小さじ1
- ☆鶏ガラスープの素 大さじ1/2
- ☆オイスターソース 大さじ1/2
- ☆砂糖 小さじ1/2
- ☆ごま油 小さじ1/2
- オートミール 30g
- 水 50ml
- 玉ねぎ 小さめ1個
- 片栗粉 大さじ1.5
- シュウマイの皮 20枚
<作り方>
- オートミールと水を耐熱容器に入れ電子レンジで600W1分加熱しほぐす
- 玉ねぎをみじん切りにし、片栗粉と混ぜておく
- ひき肉をボウルに入れ米化したオートミールを入れて粘りが出るまで混ぜ合わせる(半分ずつ入れて混ぜると混ざりやすい)
- 調味料(☆マーク)を加え混ぜる
- 玉ねぎを加えよく混ぜる
- シュウマイの皮で包む
- 10分ほど蒸して完成(蒸し器でもフライパンでもできます)
オートミールでぱらぱらチャーハン
白ごはんの代わりとしてオートミールを食べるのは、なんだかイマイチというあなたにおすすめです。
チャーハンにすればオートミール自体に味がつくのでオートミールということが気にならないと思います。
また、べちょべちょにならずパラパラのチャーハンになりやすかったです。
<材料(1人分)>
- オートミール 60g
- 水 100ml
- ねぎ お好みで
- 卵 1個
- 鶏ガラスープの素 小さじ1/3
- しょうゆ 大さじ1/2
- 塩こしょう 適量
- サラダ油 適量
<作り方>
- オートミールと水と鶏ガラスープの素を耐熱容器に入れ電子レンジで600W1分加熱しほぐす
- フライパンにサラダ油をひき、米化したオートミールとねぎを炒める
- 2をフライパンの奥に寄せ、割りほぐした卵をフライパンに入れ半熟の状態になってから混ぜ合わせる
- 塩こしょうで味付けをし、最後にしょうゆを回し入れて完成
子どももおいしく食べるオートミールハンバーグ
オートミールを入れる以外は普通にハンバーグの作り方と一緒です。
オートミールの感じはないので、お子さんも旦那さんもおいしく食べられると思います。
<材料(2人分)>
- オートミール 60g
- 水 100cc
- 合い挽き肉 200g
- 卵 1個
- 玉ねぎ 1/4個
- 塩こしょう 少々
- サラダ油 大さじ1/2
<作り方>
- オートミールと水を耐熱容器に入れ電子レンジで600W1分加熱しほぐす
- 玉ねぎをみじん切りにする
- ひき肉をボウルに入れ、米化したオートミールと卵、塩こしょう、玉ねぎを入れて粘りが出るまで混ぜる
- 小判型に成形する
- フライパンにサラダ油をひき、焼く。焼き色がついたらひっくり返し、蓋を閉めて蒸し焼きにする
- ハンバーグを取り出しケチャップとウスターソース、バターでソースをつくりできあがり
混ぜ込むといろいろな料理に使いやすく食べやすくなるので、ひき肉を使う料理と合わせやすいかもしれないですね。
まとめ
- オートミールを米化しまずいと感じる原因として、「米化向けのオートミールを選べていない」、「米化するときの水の量が正しくない」の2つが考えられる
- 米化するときにはロールドオーツを使用する
- ロールドオーツ30gに対して水50mlを入れ電子レンジ600W1分
- 米化したオートミールはお米の代わりやお米に混ぜて食べる以外にも、しゅうまいやチャーハンにも利用できる
- 米化するという一手間は必要だが、美容と健康のために必要な栄養素が豊富でセカンドミール効果でダイエットにもぴったり
オートミールは種類によって米化や料理の種類に向き不向きがあります。そのため、選ぶものを間違えるとまずいと感じてしまうことも。
米化したオートミールは使いやすく取り入れやすいので、オートミールの米化がまずいと感じていたあなたにも、おいしく取り入れる手助けになれば嬉しいです。
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